2002年3月15日 金曜日       

今朝の写真 
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 24-85 F3.5-4.5
撮影枚数70枚

雨の朝のドッキリ!
 久しぶりの雨になった。”雨の日は、猫の顔も
緩む”って言葉があるくらいで、昨日より更に暖
かくなった。おかげであほまろが観察している桜
の標本木もようやく蕾が開いてきた。午後から雨
もあがり、更に暖かくなるとの予報で、太陽が顔
を出したとたん、一気に開花してしまいそうな勢
いなのだ。ここ浅草寺の境内には、鐘楼の弁天山
に寒桜が数本と、浅草神社境内に2本の染井吉野
が有るだけで、この時期はちょっと寂しいのだ。
しかし、それを補うかのように仮設の桜茶屋には
、造花の桜がイロを添える。      
 浅草神社の境内で、桜の撮影をしていると、老
夫婦が、写真を写してくださいといってきた。あ
ほまろはご覧の通り、カメラを提げ、モモちゃん
を曳き、通い袋を持ち、更に傘をさしている。こ
んな状況で頼まれても困るのだが、境内には誰も
いない。内心どうすればいいんだ!って叫びたく
なるのだが、ここは笑顔で快く撮してあげること
にした。老人がバックから取り出したカメラは、
な・なんと!ライカのゴールドバージョン!それ
も、コレクター垂涎の的であるM2型なのだ。そ
んなカメラを持たされた日にゃ、内心も外心も吹
っ飛んでしまった。聞いてみると、名古屋で中古
カメラ屋を営んでいたが、今は息子に代を譲り、
のんびりと夫婦で旅行を楽しんでいるという。ま
た、彼は30年以上もライカのコレクター。せっ
かく集めたカメラなので、棚に飾っておくだけで
はもったいないと、旅行のたびに、想いでのライ
カを一台づつ持って出るという。今回の旅行には
この金ピカのM2型なのだとか。あほまろも安い
カメラだが、ゴールドバージョを持っている。し
かし、素手でなんか絶対の触ったことがないし、
使ったことも無い。おまけに飾るのももったいな
く、箱に入れたまま鍵をかけて戸棚の奧に仕舞わ
れている。こんな貴重なカメラを、堂々と素手で
触っておまけにシャッターまで切らせてもらった
感激に、モモちゃんだ、傘だ・・なんて窮屈な煩
わしさが、かえって心を引き締める結果になった
ようだ。今も手の中で、あのズシリと重たい感触
と、貴重なカメラを触らせてもらった感動が残っ
ている。                  
 昨日も書いた通り、浅草寺示現会は今月の30
日〜31日。神輿蔵内では、三社神輿の飾り付け
が行われていた。お祭りの時には、飾りを外して
布を巻くのだが、今回はお祝いの行事なので、本
来の飾りが施される。例年通りに挙行されると、
堂下げの日には、宝蔵門前に三基の神輿が半日間
飾られる。有名な三社神輿と一緒に写真を撮りた
い方は、良いチャンスなのだよ。使い捨てカメラ
なんてのは止めて、立派なカメラを持ってきてね
。あほまろが撮してあげるからね。