2002年1月16日 水曜日       

今朝の写真
CANON EOS-D30
CANON ZOOM 17-35 F2.8
撮影枚数46枚

やりたいことは全部やれ

 成人式が過ぎると浅草寺には、修学旅行が大勢
で押し掛けてくる。今朝は今年最初であろう数百
名規模の修学旅行がやってきた。熊本の東海大学
付属高校から来たという。熊本と言えば、昨夜読
んだ「やりたいことは全部やれ」の著者、大前研
一氏の出身地だったような・・博多だったかな?
 大前研一氏は、1992年「平成維新の会」を
旗揚げし、生活者の視点で、世直しをしようと百
万人の会員を募ったが結果は数万人程度だったよ
うな気がする。それでも数万人集めたってのは凄
い。今思えば、バブルの終焉で揺れた熊本のお殿
様、細川政権の頃だった。しかし一時は「平成維
新の会」の推薦する議員が82人も衆議院選挙で
当選したって事もある。それを良いことに、自分
は東京都知事に落選して数億の借金をかかえたっ
て事もあったけどね。当時、あほまろは一番町で
、大前研一氏と同じマンションに住んでいたのだ
。まったく同じ間取りの部屋で、彼は5階、あほ
まろは7階。マンションのエレベーターや駐車場
で時々出遭うだけの関係だったんだけどね。でも
、あほまろは毎日、大前研一の頭上で暮らしてい
たのだ。それがどうしたって事も無いが、ただそ
れだけ。                  
 大前研一著「やりたいことは全部やれ」の巻頭
からの抜粋を記してみる。          
”私の人生観は、「いつ死んでもいいように悔い
のない生活を送る。」ということである。生き方
として何を基準にしているかというと、死ぬとき
に「これでよかったのだ」ということであり、そ
のための生き方を工夫しているのである。私の生
き方は、やりたいことを先延ばししない、やりた
いことがあったらまず実際にやってみる、である
。”と、彼の生きざまから始まるこの本の中で、
”私はいつもだめになったら電卓のAll Clearボタ
ンを押すように、すべてをチャラにすることを
考える。思いきってやりなおしをするために退路
を断つのである。”しかし、その記述を深く考え
てみると、自分がだめになった時に総てをリセッ
トするのは良いが、それに関わった廻りの連中ま
でリセットすることは不可能なのだ。自分だけが
勝手にリセットしたところで、周辺の連中から過
去がぶり返された時、自分だけリセットしたので
、忘れてしまったって逃れるのかな。そんな感じ
でこの本は大前研一の独りよがりの感があるのだ
が、”死ぬ時は貯蓄ゼロに、という考え方で生き
れば、人生すべて、いや日本の経済さえもうまく
いくのだ。少なくともお金が世間に出回るように
なる。死ぬ時に貯蓄をゼロにするということは、
65才の時の平均的蓄え2500万円を平均寿命
80才でゼロにするという生き方である。”って
とろこだけは結構気に入った。        
 人の生きざまを真似しようなんて思わないが、
あほまろも今まで”やりたいことは全部やってき
た”そんな気がする。            
 台東区が実施する月に一度の放置自転車クリー
ン作戦の日だ。この日だけは、写真でご覧の通り
放置自転車が一台も無くなってしまう。しかし、
それも一瞬だけ。見ていると放置自転車を積んだ
トラックが出ていくのを見計らったように、一台
ずつ自転車が増え始め、数分の間に数十台の放置
自転車が戻ってきた。”イタチごっこ”転じて、
双方が同じ事をくりかえすばかりで無益なことを
言うのだが、持って行かれて2500円で引き取
りに行く人は6割程度、それもそのはず、スーパ
ー等では新車が5〜6千円で買えるんだものね。