議員 各位 
                            平成 9年 10月 6日
                                      
        放置自転車対策事業に対する要望について           

                                        

 今までの放置自転車対策は、行政側の立場に立ってみると、何年もの研究と検討を重ね、
現在の事業となっているもので(積み上げ方式)、それを更に、充実、発展させていくこ
とが、最善であると、担当者は認識しているのではないかと危惧致します。

 したがって、逆発想の新しい施策を、担当者が、実行しようとしてみても、今までの対
策が、否定されることに、つながる恐れもあると感じ、新しい施策は、極めて困難なこと
が想定され、心労を重ね苦労しても、評価はされるもの、実行には、そうとう長期の歳月
を必要とするのではないでしょうか。

 したがって、今般の、新しい発想の提案は、ある程度、理解はされるものの、実行に移
すことを拒むことは、至極あたり前のことであり、当然のことであると考えます。

 しかしながら、本区の関係理事者は、その意を解し、拠点配備等々、検討し努力してい
ることも事実であるが、それはすでに他都市(札幌市、船橋市、練馬区等)でも施行され
ているところで、台東区を発展させるためには、思いきった、独創性のもとに、台東区独
自の個性を、表現し積極果敢に立ち向かっていかなければ、ユニ−クな、まちづくりは程
遠いと考えます。

 大胆な発想が求められている現在、それを遂行していくには、区議会が理事者の苦悩を
十二分に理解を示し、そうとうの勇気と決断の必要性を理解して頂くことであり。それに
は、議会もまた、現下の状況を充分認識し、共に責任を感じ、真摯に理事者に協力するこ
とはもちろん、行政担当者に対し、寛容な心を持たなければならないと思います。

 台東区の行政担当者は、極めて優秀な能力をもっていると思います。しかしながら、議
会が、一人一人の職員を活かしきっていないと思います。

 地方分権が叫ばれている今日、台東区発展を考えるならば、これからは、他都市にない
独自性特殊性を展開させていくことこそ最重要と考えます。

 行政担当者はいつも、他都市の状況を気にしながら、はみ出さないよう、遅れないよう
、日々仕事をこなして行かなければならないという環境を、議会も含め、区全体が、是認
し、作り上げているようなような気が致します。議会も理事者も、はみ出した心を持たな
ければ、独創性、独自性、特殊性は、生まれ育ちません。議会も、そのことを見過ごして
いるように思います。

 台東区の発展が、他都市にない、独自性、特殊性が必要と考えるならば、他都市と同じ
ような条例でなくてもよいと思います。

 法律は、憲法の精神のもとに作られ、条例は法律の許される範囲に作られるのです。議
会は、条例を、改廃することも、制定することもできるのです。今一度、新しい提案が可
能となるような放置自転車条例を、見直してみては、いかがかと思います。

 議員各位に対し、釈迦に説法みたいなことを申し上げ。無礼を顧みず、大変恐縮に存じ
ますが今般の、放置自転車対策への提案は、議員各位の、強力なご賛同なくして、達成で
きることではありません。心よりご理解賜りますようお願い申し上げます。