新しい放置自転車対策の提案

・自転車の持つ特徴と利便性を活かすために、利用者のモラルを信頼して、
誰でも、いつでも、リサイクル自転車を利用できるようにする。

 台東区は、放置自転車対策として、駐輪場の設置、違法駐車の取り締り、公報活動
などを積極的に行ってきたが、必ずしも、十分な効果を上げているとはいえない。 
したがって、今までの放置自転車対策の視点を変え、自転車の特徴を十分踏まえ、自
転車の持つ健康性や、自動車の排気ガス等環境汚染を無くす点から、むしろ積極的に
自転車を活用するような思いきった施策を実行してみたらどうかと考える。そこで、
仮称『幸せの黄色い自転車』と題し、自転車の持つ機能、利便性、長所を徹底的に追
及して活用を図ってみてはどうかと思います。今までは、多額な資金で駐輪場建設、
あるいは、放置自転車を取り締まる等、利用者を束縛する施策をせざるを得なかった
が、逆発想の展開で、区が所有権を取得した放置自転車を有効に活用して、区民にモ
ラルの重要性を徹底的に理解していただくことに努め、自由に乗り降りしてもらうよ
うにすることである。つまり、区の所有するリサイクル自転車は、台東区内ならどこ
へ乗っていっても良いこととし、利用者のモラルを信頼し、利用者自ら迷惑のかから
ない場所に放置させることである。すなわち、自転車の持つ特徴と利便性を奪い取る
のではなく自転車の持つ長所を追及することによって、その自転車の乗車時間が増し
、放置の時間が減少し、放置自転車と自動車の使用が減少するものと思われる。

二                                   

 今までの行政は、法律、条例、規則を順守することのみを最優先させてきた。その
ことは、法治国家である以上、公務員として、当然であり、正しく立派なことではあ
る。しかし、法規万能主義が過剰になると、人間を束縛する施策に知らず知らずにつ
ながり、行政マンにとって逆発想の施策は取りにくく、世間から愚行と言われやすい
体質になっていくと思います。角度を変えた視点での、人間の信頼を最優先させた施
策を試行して、時として寛大な行政運営も必要ではないかと思います。      

『幸せな黄色い自転車』の実施は、自転車の持つ特徴と利便性を追及することによっ
て、台東区民と来街者にモラルの高揚を求め、便利さを提供することによって来街者
が増え、観光客の利便を作ることによって回遊性が生まれ、台東区の商業活動にも、
寄与し、自動車の潜在需要を抑え環境問題にも期待される。