布袋尊

出身地 中国
御利益 財宝授与・家庭円満
功徳 大量

 七福神の一つ。中国の明州奉化県(現浙江(セツコウ)省)出身の禅僧。腹が大きく膨れた肥大な体躯(タイク)であった。いつも大きな袋を持ち、杖(ツエ)をついて市中に喜捨(キシヤ)を求め、食物その他もらい物などいっさいを袋の中に入れて歩いたという。わが国には室町時代からこの奇僧のことが知られるようになり、その福徳円満な風貌(フウボウ)と、よく子供に取り囲まれていることが多くの人の話題となり、絵画や詩文に描かれるようになった。『守貞漫稿(モリサダマンコウ)』(1853序)には、布袋の土製人形を台所のかまどの上の棚に置いておく家がかなり多くみられると記してある。布袋がどうして七福神の一つとして加えられたかは明らかでない。中国の後梁(コウリヨウ)の貞明2年(916)に没したと伝えられ、弥勒菩薩(ミロクボサツ)の垂迹(スイジヤク)(化身)ともいわれている。

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