五月二十日 宮入り(浅草神社境内)
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二之宮の蔵入りが終わり、境内前で待機していた三之宮が高張提灯を先頭に入って来
た。待機で疲れてしまったのか前の二基に比べ勢いが薄い。御幣の返納を済ませ、鳶頭
の木遣りが静かな境内に響き渡ると、これで祭りは完全に終わってしまう虚しさが見る
者全員に伝わってくる。桟敷ではハンカチを目にあてる者、泣き伏せてしまう者など、
来年まで戻って来ない祭りの郷愁が込み上げる中で、終焉を迎えたのだった。