五月二十日 宮出し(三社苑屋上)

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 午前4時助手からの電話で飛び起きる。そう言えば昨日4時に家を出ると約束して
いたのだったっけ。慌てて準備し家を飛び出したのは4時半を回っていた。今年の宮
出しは有名な撮影ポイントである、二天門の側の三社苑屋上に上がれる許可を頂いて
いるが、そこでも更に良いポイントを抑えなければならないのだ。街は早朝から宮出
しの担ぎ手で賑わう中、小走りで三社苑到着は4時45分。すでに最高のポイントは
新聞各社に抑えられていた。早起きは三文の徳とは良く言ったものだ。これでも充分
早起きだったんだい!最高のポイントをちょっとずれた場所でも眺めは最高。こうな
ったら何処も一緒だ。助手にビデオを任せ、あほまろはスチールに専任する。
 境内入場は午前5時、まだ担ぎ手の居ない境内は正に嵐の前の静けさ。何事も起こ
らないかの様な静かな佇まいを見せている。ただ、境内周辺に張り巡らされたバリケ
ードと大勢の警察官だけが無粋な影を晒しているのだった。
 ともあれ宮出しの写真は何の講釈も無しで、粋と鯔背な江戸っ子の姿を堪能して欲
しい。

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