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2018年1月20日(土)大人の休日倶楽部パス・蕎麦三昧の旅 
          三日目・長野飯山富倉蕎麦

 ◎一日目18日(木)盛岡蕎麦会席 ◎三日目20日(土)長野飯山富倉蕎麦
 ◎二日目19日(金)十日町へぎ蕎麦 四日目21日(日)山形大石田清蕎麦
長野で善光寺などの寄り鉄写真はアルバムでご覧ください。
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 信州蕎麦は有名ですが、みなさんは飯山市富倉に伝わる幻の富倉蕎麦をご存じでしょうか。新潟で有名な「へぎそば」はつなぎに布海苔を使いますが、富倉蕎麦はアザミ科の植物でオヤマボクチと称する山ゴボウの繊維を手間ひまかけて取り出したものを使っているのです。植物の繊維をつなぎにするとは、以前から気になっていたので、蕎麦三昧の旅に最適な旅となるでしょう。さっそく飯山まで行ってみたのでした。
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 事前にネットで富倉蕎麦が食べられるお店を調べて来たのでしたが、駅の観光センターで再確認すると、富倉はここからず〜っと山の奥で上杉謙信が武田信玄と戦うために通ったとされる富倉峠、約30q先の集落まで行かなくてはいけないので、係のお姉さんが、駅の近所で富倉蕎麦が食べられるお店をいろいろ探してくれました。富倉蕎麦、飯山でも一般的じゃ無いようで、駅周辺には信州蕎麦屋が当たり前。
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 近場で食べられるお店をいろいろ探して貰って、タクシーで1500円ほどのお店に向かったのでありました。写真00
 富倉そば本店は、思ったより大きい構えのお店でした。
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 メニューも飾りも無くあっさり広い店内の小上がりでは家族連れ、カウンターにはタクシー運転手とその中に老店主がひとり。我々はカウンターの隅に座り、さっそく天麩羅とお蕎麦を頼んだところ天麩羅が食べたきゃ他所に行けと突っ慳貪に断られてしまったのでした。このお店は、「普通700円 大盛1000円」だけ。
 偏屈老店主のようなのでそれ以上余計なことは言わずに言われたままの蕎麦を二人前注文すると、目の前に漬け物を無造作に置いて時間がかかるよと一言。
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 その態度にちょっとむっと来たけど、出された大根の漬け物がめちゃくちゃ美味しかったので我慢をして待つこと約10分、茹で上がりで出されたのがこちらでした。
 打ち粉に片栗粉を使っているのとつなぎが植物繊維なので、そばの実の香ばしさは感じられず、歯ごたえ控えめでぬるりとした食感は信州そばとは一線を画しているのが、幻のそばと言われる由縁なのでしょうかね。あっという間の平らげてしまって、もういっぱいとは言えませんでした。

 せっかくここまで来たのですから、事前にネットで調べた通り、富倉部落まで行けば良かったですね。富倉には、「はしば食堂」と「かじか亭」が有名で、どちらも笹ずしと一緒に食べらる"おらっちのそば"だったのですから。
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 残念な結果に終わった富倉そばだったので、飯山から長野に戻って寄り鉄、善光寺観光を楽しむことにしたのでした。その様子はこちらのアルバムでご覧ください。

 長野駅から善光寺まで歩いて往復し、長野に行くと新幹線時間つぶしで必ず寄る駅前の蕎麦屋さんでそばの実の香ばしさを感じさせてくれる本物の信州そばを頂きました。やはりこれが蕎麦喰いの本筋ですよね。
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