日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝夕の爽やかさは秋になってきましたね。今朝も暑くも無く快適な散歩が楽しかったよ。

　ただ、秋になると日の出が遅くなってしまうのは困ったもんだよね。とうとう今朝から日の出時間が散歩時間を追い抜いてしまいましたよ。　

　あほまろが雷門前に到着するのは、毎朝、だいたい午前５時２０分ですが、今朝の日の出は午前５時２１分で、これから毎日１分ずつ遅くなっていくのです。ちなみに、今月末は、午前５時３５分なので、雷門前も真っ暗になってしまうのですよ。

　しかし、１０月から浅草寺の開門が３０分遅くなるので、それに合わせ散歩の出発も３０分遅らせるので、最初の１週間ほどは明るさを取り戻せるんだけど、それ以降は真っ暗な朝の散歩になってしまうのですよ。

　最近のカメラは、感度を上げれば暗ければ暗いなりに写ってくれるのですが、困るのはフォーカス（ピント）ですね。いくらカメラのオートフォーカスが優秀であろうと、真っ暗な被写体にピントを合わせが大変になるのですよ。

　でもね、あほまろが毎朝撮っている写真のほとんどが、手動フォーカスで撮っているので、たとえ暗くても感で合わせてしまうんだよ。

　たとえば、こんな写真をオートフォーカスに任せると、ピントはナナちゃんに合わず、奥に行ってしまうんだよ。そんな状況を回避するため、常に手動でフォーカスを合わせているんだよ。

　あほまろが写真を始めた頃には、オートフォーカスなんて当然有りません。特に、今でも愛用する「ライカＭ型」には、オートフォーカスレンズなんて皆無、常に手動と感でピントを合わせなければいけないのです。それも４０年以上も使っているので、すっかり手に馴染んでしまって、たとえどんなに優秀なオートフォーカスカメラよりも、素早く合わせられる技を持ってしまったんだよ。そんなワケで、たとえオートフォーカスレンズを使っていても、常にピントは手動じゃ無いと、動き回るワンちゃんたちも、いわゆる当たりが来ないんだよな・・・。

　空いっぱいに秋の雲が広がっていました。

　あほまろは毎日の散歩で、季節によって変わる空と雲を眺めているのです。特に空の色は、梅雨の時期など湿度が高い日は薄い青、カラッと晴れた日は深い青、そこに雲が現れるとそのコントラストが豊かな表情を見せてくれるのです。

　今朝の雲は、高いところにできる巻積雲ですね。この雲は秋の雲で、さば雲、いわし雲、うろこ雲などと表現されているのです。

　巻積雲が風に流されて密度を高めると、１つ１つの雲が固まって高積雲となっていくのですよ。

　そんな状態の雲をひつじ雲とも言われますよね。このように毎日違う表情を見せてくれる空と雲と影と・・・、あほまろは、もう何年撮り続けているのでしょうね・・・。

　毎日、写真を撮っていったいどうするの。散歩中に、時々、そんな疑問を投げかけられることがあります。好きで撮ってるのに、余計なお世話だとは答えず、犬も空も自然も、常に違う表情を見せてくれるから。