昨日は、待ちに待った巨木がオープンしましたね。でも、豪雨や強風で波乱なスタートとなってしまいました。

　昨日のニュースやワイドショーを観ていると、この時とばかりに手ぐすね引いて取材の準備をしていたマスコミ各社も肩すかしだったのが可愛そうです。面白かったのが、エレベータを降りたワイドショーのレポーターの第一声、「あ、外は真っ白で何も見えません」って言葉だったよ。

　あの状況じゃ、高所恐怖症の方でも窓に寄りかかれたかも（笑）

　一夜明けた今日は、一転して好天の展望を楽しめるでしょうね。

　夕べは、ツリーの点灯式も行われたんだけど、予定の午後６時５０分になっても点こうとしませんでした。テレビを点けると、照明をデザインした方がまだ来ていないのでとか弁解してましたね。

　予定の７分遅れの６時５７分に薄青色の「粋」が点りましたが、７時ちょっと過ぎに突然消えてしまいましたが、１分後に今度は江戸紫と白の「雅」と呼ばれる照明が点きました。きっと、会場でカウントダウンのようなことでもしていたのでしょうね。

　我が家の居間で、照明に照らされた東京スカイツリーを観ながらの夕食。良くこんな素晴らしい場所に住むようになったね・・・。女房がしみじみと呟いたのが印象的でしたよ。

　点灯遅れのハプニングなんかよりも、強風で、午後５時４５分に第１展望台から第２展望台へのエレベーターが停止、その後に第１展望台への輸送も停止するというハプニングが起こっていたようです。遠くから眺めているだけじゃ内部でそんなことが起こっているなんて解らなかったよ。

　それと、今までは見られなかった光景にも気付きましたよ。展望台内部からのフラッシュの光ですよ。それも照明の演出であるかのようにも見えてましたよ。

　運営会社によると、東京スカイツリー初日の入場者は約９千人で、「東京スカイツリータウン」と合わせると約２１万９千人だったことが発表されました。「このお天気でこれだけ集まるということは、単純に考えても年間で８０００万人の来場・・・」、テレビでバカ言う呆れたタレントも居たようですね。

　東京スカイツリーのお膝元の墨田区では、この集客で地元への波及効果も期待しているようです。しかし、スカイツリーの下には３００店以上を収容する巨大な商業施設が併設され、飲食も買い物も、すべて完結してしまうのです。果たして、期待していたほど周囲にお金が落ちるのかな・・・。

　スカイツリーという巨木は自然界同様で、自分が生きるための栄養を吸い上げることで、周囲を枯らしてしまうんだって。