ナナちゃんおかえりなさい。ヒロちゃん待ってたよ。
ヤマト君待って無い。そっぽ向いてた。
タマちゃんは待ってたよ。
今朝もまだ雪が残っていたので、ナナちゃん滑ってしまったんだよ。
ナナちゃん上を向いて歩こうって歌があるけど、この時期は、そんな歩き方してたら危ないよね。
下を見ながら自分の足取りをしっかり確認しながら歩かなくちゃ滑って危険なんだから。
でも、「上見ぬ鷲の浅ましさ」って言葉もあるよね。
蛙の鉢巻向こう見ず。
どっちも、自信過剰で傲慢なことを言ってるんだよ。
上に立つ者から小言を言われるうちが花なのだ。
誰が上に立つ者なんだよ。
動物に上下の差別なんか無いんだよね。
ヤマト君は先輩なのだ。
ヒロちゃんの方が年上なのだ。
そう、小言のいい手があるうちが花なのだ。
伝法院通り、今朝も光男君だけだったよ。
光男君は、お豆腐色のベッちゃんさんの餌を待っているのです。
ところで、小百合ちゃんどこに行ってしまったのかな・・・。
光男君、浮気するから逃げられてしまったのかな・・・。
もう食べちゃったの。
今日はこれでお終い。
明日も持って来てあげますからね。バイバイ。
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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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