ナナちゃんおかえりなさい。ヒロちゃん待ってたよ。
テーブルの下で、ヤマト君待って無い。
ナナちゃん、今日は「俳句の日」なんだよ。
ヒロちゃん俳句創ったよ。「手を上げて誰か止まってヒッチ俳句」。
そんなのは俳句じゃ無くて川柳っていうの。タマちゃんです。
俳句って季語を入れなければいけない決まりなんだよ。
今は、初秋だから、 残暑、秋めく、新涼、処暑とかね。
タマちゃんは、残暑はきついけど、朝晩どことなく爽やかになり秋の到来を告げているような俳句が好き。
「身にしみて 大根からし 秋の空」松尾芭蕉さんだよ。
ヤマト君は、「古池や 蛙飛び込む 水の音」ってのが好き。
へぇ、ヤマト君って結構、博学なんだね。
いやだナナちゃん、ヤマト君照れちゃうし・・・。
夏草や犬猫どもが夢の跡ってか。
ちょっと褒めたら調子に乗って・・・、われと来て、遊べや知恵の無いヤマト。
やせ猫め、負けるなヤマトこれにあり。
今朝の境内、三毛猫ミーちゃんと、
子猫のテラちゃん一緒に遊んでたよ。
近頃は、ナナちゃんが近づいても逃げなくなったんだよ。
でも、三毛猫ミーちゃんが怒るからあまり側に行けないの。
ほんとの親子みたいに可愛がっているのですからね。
でも、テラちゃんは猫風邪を引いているようなので、病院に連れていかなければいけないのです。ミーちゃんには申し訳無いんだけど、これからボランティアの方が来るので、病院に行きましょうね。治ったら、里親も探してくれるんだって。
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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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