ナナちゃんおかえりなさい。ヒロちゃん待ってたよ。　

　突然の雨でナナちゃんちょっと濡れてしまったんだね。　　

　被爆したら困るから、ヤマト君は近寄らない。

　台風は南から吹いてくるんだから、被爆なんかするワケ無いでしょ。

　そうだよね、雨なのに本堂前も0.006μシーベルトに下がっていたんだって。

　台風で福島の放射能が全部吹き飛ばされてしまったら良いのにね。

　ナナちゃんの身体、ヒロちゃんペロペロ舐めてましたよ。

　ヒロちゃんって、ほんとにナナちゃんを愛しているんだな・・・。

　ヤマト君は、ナナちゃん嫌い。

　嫌われても構いませんよ。　

　ナナちゃんには、ヒロちゃんが居ますからね。

　え、ナナちゃん今、何て言った？

　ヒロちゃんの嬉しそうな顔、見てよ。　

　なんか、エッチっぽい。

　今朝の境内、三毛猫ちゃん出て来て何か言いたそうですよ。

　ミーちゃん、奥に入って行って、こっちを見てよとでも言ってるのかな。　

　ほら、上の方だよ。

　あ、子猫のテラちゃんだ。良かった、元気だったんだね。

　そんなところに上がって、何をやってるのかな・・・。

　低いとこなので、降りられなくなったワケじゃ無いでしょ。

　でも、いっこうに降りてこようとしないんだよ。

　下でミーちゃんが守っているから大丈夫なのでしょうけど、

　柵の中に入れないので、横に回って見ても、ず〜っと留まったままでした。

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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