ナナちゃんおかえりなさい。おや、今朝のヤマト君素直だね。　

　ヤマト君、いったいどうなってるの。ヒロちゃん不思議。

　ようやく心を入れ替えて素直になってくれたんだよ。タマちゃんです。　

　心を入れ替えるって、朝の誰かみたいに二日坊主にならなきゃ良いんだけどね。

　ハハハ・・・、ナナちゃんが笑ったよ。

　タマちゃんも笑ったね。

　でも、ヒロちゃんはなんとなく笑えないんだ。

　だって、ヤマト君が素直になったら、ヒロちゃんのスリスリ出来なくなってしまいそうで・・・、

　ちょっと嫉妬。

　でも、素直にみんなと遊べる方が楽しいかもね。　

　タマちゃんそうでしょ。

　ヤマト君、ヒロちゃん遠慮して離れているから、ナナちゃんに遊んでもらいなさい。

　ヒロちゃんが遊び方教えてあげるね。まず、こうして近寄って、

　ナナちゃんおはよとご挨拶。

　そして、お顔に擦り寄っていくんだよ。

　さ、ヤマト君もやってご覧。でも・・・、

　ヤマト君無理。あぁ、臆病なんだから・・・。

　今朝の境内、ナナちゃんを見付けドラちゃん来てくれたよ。

　ナナちゃんおはよ。でもナナちゃん無視してるし・・・、

　あ、シンドラだ。

　こいつも最近は大人しくなったのは良いけど、

　ドラちゃんの前に来ると、ひっくり返って妙なダンスを踊るんだよ。



　いったいドラちゃんに何を伝えているのかな・・・。

　これでお互い満足しているようで、猫の気持なんて判る訳ないよね。

　茶子ちゃんも見てたね。

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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