あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成22年8月18日(水)
- 小さな秋 -

日記写真

 連日の猛暑、昨日の東京都心では約3年ぶりに37度を上回る今年最高の37・2度まで上昇したようですね。昨日の午後、屋外の温度計を見ると43度を指していましたが、気象庁の発表と街中の温度は、どうしてこんなにも開があるのでしょう。現実的な温度、いわゆる体感温度の提示を行った方が、出掛ける前に熱中症の対策もしやすいのでは無いでしょうかね・・・。

 今朝も相変わらず暑いです。あほまろとナナちゃんが散歩に出掛けるのは、日の出前ですが、夜間も気温が下がらなかったためか、前日の暑さがそのまま残っているように蒸し暑い朝の散歩でしたよ。今日もこれからどんどん気温があがって、猛暑の一日になる予感がします。猛暑というより、酷暑って表現の方が正しいかもね。酷暑といえば、全く関係無いけど、昔のおニャン子クラブにも、酷暑さゆりとか、いったっけ。
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 「秋来ぬと目には彩かに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」
  (古今和歌集 藤原敏行)

 暑い暑いといいながら、季節はどんどん秋に向かって進んでいるようですね。あほまろが秋で思い浮かぶのが、古今和歌集のこの句です。秋になった兆しは、まだ目に見えないが、鳴る風の音の中にその気配を感じて驚いた・・・。そんな意味ですが、この句を知った頃は、「風の音におどろく」なんて、ちょっと大げさな表現だな・・・。とか思っていたのでした。

 しかし、浅草寺の朝を詣でるようになって11回目の秋を迎え、気付いてきたのはが、五重塔の軒にぶら下がっている風鐸(ふうたく)の音。目には見えないけれど、確実に秋風が吹き抜けているのを感じさせてくれているのですよね・・・。

 当時、空海とともに能書家とされていた藤原敏行、古来から「三絶の鐘」と呼ばれている神護寺の梵鐘(国宝)、その鐘銘を書きながら、風鐸の音で「風の音にぞ驚かれぬる」を感じながら詠んだのかもしれないよな・・・。

 あほまろとナナちゃんに、小さな秋を教えてくれる風鐸の音。境内の木々を見ると銀杏の葉先にも、小さな秋が訪れているようでした。
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 今朝のヤマト君。 
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 昨日から、猫じゃらしに夢中です。
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 女房に猫じゃらしを降らせ、写真を撮ろうとしたのですが、動きが機敏で、写真はブレブレでも、元気ですよ。
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Memo
Sony NEX-5D
E18-55m F3.5-5.6 OSS


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