雨が降り止みませんね。昨日は雨の中を無理して三本のレンズを駆使しての散歩でしたが、今朝はそんな轍を踏まぬように濡れても良い安物のレンズだけを付け、ナナちゃんと駆け足の散歩を済ませてしまいました。おかげで、今朝は高感度のノイズだらけの写真になってしまいましたよ。何もこんな日に悪いと知っているカメラを持って行かなくてもよかったのに、悔しがっても後の祭りでしたよね。

　普段、当たり前のように使っていたキャノンの一眼レフの数々、そこそこの安物レンズでも高感度ノイズに悩んだことはありませんが、使いこなすには慣れと技術が伴わなければいけないのです。やはり、そこはプロ用機材で磨きあげたノウハウが詰まっているからなのでしょう。そう考えると、昨日から試しているオリンパスのカメラ、操作はキャノンよりも簡単、様々な自動機能も至れり尽くせりで、たとえ、ノイズだらけでも「狙った被写体が写れば良いでしょ」ってことなのかもしれませんね。撮った写真がネットで見られればそれで満足、そんなご時世にはぴったりなのかも。こうなったら、なんとかこのカメラも使いこなしてみたい、チャレンジ精神も沸いてくるのですよね。それがエンジニア魂なのかも知れません。

　最近は、町をぶらりの散歩がブームですね。テレビでもタレントが町歩きをする番組が人気を呼んでいるようです。そんな中でも、あほまろが好きな町歩きは、毎日新聞で連載している作家の赤瀬川原平さんの「散歩の言い訳」です。それによると、『散歩をすると、町の表情が見えてくる。歩きやすい町は優しい。反対に緊張を迫るこわもての町もある。「霞が関」がその一つ。（中略）機能を優先した直線の町では、心穏やかに歩くことは難しいのだ。』とのこと、確かに町歩きは、銀座などをウインドウショッピングしながら歩くのとは違い、安らぎや感動、孤独感を静かに楽しめながら、かつて、自分が若かった頃をが忍べる風景を求めて歩き回る、それが好まれる散歩道なのでしょう。そんな風景を求めて、みなさん浅草にいらっしゃるのかも知れませんね。

　年末年始は休みも取れず、ようやく休暇が取れたと、おっしゃる埼玉からいらっしゃった年配のご夫婦、久しぶりに昨夜から浅草に泊まって下町散策にやって来たとか。せっかくの休暇ですが、この雨じゃね・・・。いいえ、「雨のおかげで、ガイドブックに載っていない、自分だけの発見を楽しんでいるんですよ」と、奥様がおっしゃってました。雨によって街の汚れも洗い流され、木々から滴り落ちる水滴だって美しく見えてしまう。歩きながらちょっと肌寒いと感じたら、主人の腕にしっかりつかまって歩くのです。若い頃を思い出しながらね・・・。それも「散歩の言い訳」かな。

　この雨じゃね・・・、なんて野暮でしたね。路地に息づく生活を感じながら、二人で築いて来た今の幸せを感じる、まるで、この雨が二人だけの世界を演出しているんでしょうね。とっても素敵なご夫婦でしたよ。ちょっと羨ましかったかもね・・・。

　日の出は６時４７分ですが、その時間はまだ、夜中のように’暗かったんですよね。

　感度を上げて撮ったので、なんとか写ってますが、肉眼ではこんな明るさでは無かったんだよね。



　

　



『本堂から宝蔵門』　

『本堂から宝蔵門の大提灯』　
　本堂からいつもの写真ですが、ISO感度２０００でこの荒れ方。いつものキャノンでは全く感じないのに・・・。

『今朝の浅草神社』　　　

　

　ナナちゃんの写真も高感度撮影なので、荒れ荒れですね。「龍」の変わりに「犬」が入ると、「金犬山（右から読んで）」かな。

　どんな日でもココアちゃんだけは来てくれる、それが約束なんですよね。今朝は、おとうさんがお勤め

　こんな雨の日は、おかあさんはカメラを持って来なかったのかな。これから雨が止んで暖かくなるとの予報なので、ココアのブログ
「まるごとココア」の写真は午後から撮っても間に合いますからね。　

　とりあえず、暗くてもあほまろはココアちゃんの表情を何枚か抑えてあげますね。やっぱり荒れ荒れだけど・・・。

　でも、なかなか顔を見せてくれないので、今朝は苦労しましたよ。

　ストロボを使えば問題ないのですが、あほまろはどうしても不自然になってしまうストロボ写真が嫌いなんだよね。

　おや、こんな日でもムギ君は散歩するんだね。

　ムギ君は男の子なのに、ナナちゃんを無視するんだよね。

　でも、ちょっとだけ気になっている様子もありましたけど・・・、今度、晴れている時にいっぱい遊びましょう。という訳で、今朝のワンちゃんは、ココアちゃんとムギ君だけでした。