映画「ゆめまち観音」のゼロ号試写が無事終了しました。この後、フイルムのタイミングの調整と多少の色補正を行って完成です。今までは、フイルム巻数ごとのチェックや、気になった所を止めて何度も繰り返したりで、映画の全編を通してで観るのはこのゼロ号が始めだったのです。長く辛かった時期を乗り越えて、ようやく完成一歩前となった「ゆめまち観音」、試写室の大スクリーンに映し出された物語の展開を始めて冷静に鑑賞することが出来たのです。編集作業中に気になった箇所や台詞も繋がってしまえば取り越し苦労だったんですよね。それより、あほまろが作品にかけた強い想いが、観る人に伝わってくれているのか、それがこれから悩むところなのでしょうね。

　映画「ゆめまち観音」は、１２日には焼き直した初号試写を終えて完成します。そしていよいよ２１日から開催される「第１回　したまちコメディ映画祭in台東」の前夜祭で一般公開されるのです。想えば、浅草が好きで浅草に暮らして今月で満９年が過ぎ、これから浅草１０年目を迎えます。これまで浅草を研究し続けて来た成果をまとめてみたいというのがこの映画を創るきっかけでした。
　しかし、映画の舞台は浅草だけではありません。主人公が浅草生まれで、その会話ひとつひとつに浅草人の気質をも入れ込んでいるのです。きっと、いや、絶対に浅草の人たちはそれを理解してくれるはず。また、浅草以外の方々も単なる繁華街浅草だけじゃなく、そこに暮らした先人たちの努力と苦労も知ってもらえるのでは無いでしょうかね・・・。

　映画の出演者は総て動かない人形ではありますが、浅草生まれの女性記者の生き様を通して、戦後の日本が 国際化に向けて突き進んだ負の遺産を描いたのです。それも人形が演じていることで、どろどろとした感情も人間関係も見えません。ただ、淡々と事実だけを追いかけているのです。それによって、あほまろが描きたかった女性の生き様が色濃く見えてくるのではないでしょうか。

　この映画の上映は「コメディ映画祭」ですが、いわゆるお笑いを重視したコメディではありません。人それぞれ違った生き様、そこに本当のコメディが存在しているのです。それより、泣かせます、しかし、決して臭い演出ではありません。人間の生き様の爽やかさに涙して貰えるのです。それを演出するために、撮影を終えてからも、人形が喋っていないのが功を奏し、何度も何度も脚本の書き換えを行ったその結果なのです。

　あほまろにとって、浅草１０年目の記念すべき作品、来年は、海外の映画祭に出品する予定で動いています。その後、日本での公開を予定しているのですが、何処に出しても恥ずかしくない自信作、一人でも多くの方に観て欲しい、なにしろ、あほまろが自負できる作品に仕上がったのですからね。

　でも、２１日の「第１回　したまちコメディ映画祭in台東」前夜祭のチケットは完売してしまったようですが、当日売りも有るようです。「ゆめまち観音」をご覧になりたい方は早めに浅草公会堂にお越し下さい。もし、売り切れてしまったとしても、映画祭の期間中は、公会堂のロビーで映画に使用したジオラマが展示されております。そちらもお見逃し無く。

　今朝のあほまろ、外の天気とは裏腹に、今年最大の爽やかさでナナちゃんと散歩を済ませてきました。本当はモモちゃんと一緒に同じ気分を味わいたかったのですが、雨が降りそうだったもので・・・。

　





『本堂から宝蔵門』　

　



　

　

　

『今朝の浅草神社』　　　

　まだ暗い境内、カメラの感度を上げても動くワンちゃんには限界がありましたね。ボブちゃんが歩く雰囲気だけでも。

　写真では明るく写ってますが、見た目には薄暗い境内でした。そんな中でも、いつものようにお散歩を楽しむバビちゃんとナナちゃんです。

　ナナちゃんも他のワンちゃんたちと遊ぶのが大好きなんですよ。あまり近寄ったら、みんながレンズの視野から外れてしまうでしょ。写真の画角を考えながら距離を保っているのに、モモちゃんと違って元気なナナちゃんは、強引に引っ張るんですよ。

　ジン君はまだ３才なんですって。まだまだ大きくなるなっていってましたよ。

　相変わらずカメラ嫌いのメイちゃんですが、回り込んだり叫んだりしながら、なんとか捕らえることが出来ましたね。

　犬嫌いのバビちゃんですが、チェスちゃんだけにはご挨拶に寄って行くんです。

　ハナちゃん、怖がらずに大きなワンちゃんにもご挨拶が出来るようになりましたね。

　パピオンのボビーちゃん。

　クッキーちゃんとクレアちゃん。

　おとうさんだ！　違いますよ、女の子です。　

　レンゲちゃん、なかなかみんなの側に来てくれないんだよね。でも、興味は示しているようでした。

　いつも元気に走っているカイちゃんです。最近、ハッピーちゃんが来てませんけど、元気にしているのかな・・・。カイちゃんとハッピーちゃんは同じマンションにお住まいなんですよ。

　ダンディ君とシータちゃんに吠えるカイちゃん。さすがにドーベルマンの小型だけあって気が強いですね。

　わ〜ぃ、ココアちゃんのおかあさんだ！いつもおやつを貰えるので、ナナちゃんが飛びついていきました。ナナちゃんダメだよ、ココアのおやつなんだからね。

　何でも欲しがるナナちゃんなんて嫌いだよ。昨日は独りで寒ブリ食べたってのに、

　あぁ、犬生で、一度は食べたい料理はありますか？って聞かれたら、ココアも寒ブリの照り焼きって答えたいな・・・。

『テプコ浅草館』(ホームページ）
　一階ロビー企画展
「第１回　したまちコメディ映画祭in台東」開催記念展示会
「再現！浅草六区の賑わい」展　
　２００８年９月３０日（火）〜１１月１６日（日) 月曜休館　入場無料

　昨日は、ＮＨＫの「こんにちはいっと６けん」で「ゆめまち観音」のジオラマ作家の山本高樹氏が紹介されました。また、テプコ浅草館では、「たけしの誰でもピカソ」（１２チャンネル） の収録も行われました。この番組では、浅草の街の話題を特集するのだそうです。放送は、２１日(金）夜１０時から。その日はちょうど映画祭の前夜祭で、「ゆめまち観音」の発公開の日なんですよね。