久しぶりの晴天なので、きっと大勢のワンちゃんがいらっしゃることでしょう。モモちゃんと一緒にウキウキ気分、いつもは抱っこしなければ歩いてくれない仲見世商店街も今朝は喜んで歩いてくれたのです。爽やかな朝を自分の身体で感じていたいのでしょうね。
浅草寺では、本堂落慶50周年の大開帳の準備が着々と行われています。本堂の周りには観音旗が張り巡らされ開帳卒塔婆の設置も終え、境内の整地工事も少しずつ範囲が狭まってきました。14日(火)には、午前11時から開塔婆開眼法要が行われ、翌15日が御開帳開闢(かいびゃく)法要が始まりまるのです。大開帳では、秘仏としての観音様を拝顔することは出来ませんが、その厨子をお守りしている御前立観音様が一般公開されます。御前立観音様の手から本堂前に設置された三本の開帳塔婆にお手綱が結ばれ、塔婆に触れる事で観音様と間接的に、ご縁を結ぶ事が出来る。これって、滅多にお目にかかれない素晴らしいことですよね。期間中は、毎朝、観音様との触れあいが出来るのです。観音様にモモちゃんの健康を願うんだ、今からワクワクですよ。
あほまろの映画「ゆめまち観音」もそろそろ終わりが見えてきました。当初は、今月末に完成する予定でしたが、編集作業の遅れで、完成は来月12日と決まりました。当日は、五反田のイマジカにて完成試写を行い、いよいよ「したまちコメディ映画祭」で公開です。しかし、上映は前夜祭の一回だけ、これから宣伝広報活動を行って、一般公開は来年の夏以降になるようです。
それに先立ち、今月17日(金)、NHK「こんにちはいっと6けん」に、映画の模型を創った山本高樹氏が生出演し、今回の模型創りと映画にかねる想いを語ってきれますよ。しかし、午前11時5分から11時54分までの番組なので、きっとお仕事中ですよね。もし録画出来る環境をお持ちでしたら録ってください。あほまろは登場しませんけどね。
映画の完成が見えたところで、今月25日(土)には、映画に使用された観音立像の開眼と、成功祈願が浅草寺にて行われます。こちらはプライベートなので、もちろん公開はしませんが、関係者一堂、観音様に無事に完成出来たことを感謝してきますよ。
またまた日本人のノーベル賞が決まりましたね。ボストン大学名誉教授の下村脩氏が光るクラゲから緑色蛍光たんぱく質を発見したってことが評価されたのです。こちらは、先の三人のクオークが何個とかとは違って、研究の成果が一般人にも理解できますね。これで今年の受賞者は4名、日本人が化学を研究する能力が優れているってことを世界にアピールすることになりました。でも、今回の四名中二名がアメリカ在住で受賞の対象になった研究もアメリカ発ではあるのですけどね・・・。
ノーベル賞、今日は文学賞の発表があります。この賞は過去にも何度かノミネートされていた小説家の村上春樹氏、今年はなかり有力と囁かれています。村上春樹氏といえば、「ノルウェイの森」のベストセラーで村上春樹ブームが起き、以後は国民的支持を集めている小説家です。もちろんあほまろも大のフアンですが、小説よりも随筆を好んで読んでいます。その中で、今でも脳裏にの凝っている随筆が、1985年に出版された川本三郎氏と共著の「映画をめぐる冒険」です。全部で264本のアメリカ映画が取り上げられ、なおかつ名作でないものばかりが取り上げられ、この本のおかげでその後、再認識された映画も多かったのです。
まえがきの、「好むと好まざるとにかかわらず、我々はそのような時代を生きているし・・・(中略)。・・・我々は天候を選ぶことはできない。選ぶことができるのは傘とレインコートの柄だけだ。」
もっともなことをもっとも簡単な言葉で表現する、これが村上春樹氏の偉大なところなのでしょうね。
今回、あほまろが過去に例の無い手法で挑んでいる映画「ゆめまち観音」、いわば映画の冒険。この映画も村上春樹氏に観てもらいたいな・・・。それはそれとして、今日のノーベル文学賞の発表が待ち遠しいですね。
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