あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成20年9月30日(火) 旧暦9月2日仏滅
- ついつい回想・・・
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日記写真
『今朝の浅草』   

 雨なので外はまだ真っ暗。こんな朝はモモちゃんを連れて出ることができません。それを知ってか、玄関ではナナちゃんがリードの側であほまろを待っているのですよ。犬だって、ちゃんと外の様子を確かめているんですよね・・・。

 今日で9月も終わりですね。振り返ってみると、今年のあほまろはというより、映画を創ろうと決心した昨年の秋から頭の中は映画のことばっかりでしたね。今年の年賀状で仲間たちに12年ぶりに映画を創ることを宣言をしてしまったのではありますが、実は、その時点ではまだ物語の骨子は漠然としていたのです。そんな中でも、舞台は浅草、それも六区に十二階が有った頃。そこだけは決まっており、とりあえず正月明けから大正時代の浅草六区の模型を造形作家の山本君に発注し、あほまろは物語を考える日々でした。それの手助けとなったのは、あほまろが集めている明治末期から昭和初期の絵はがきなのです。毎日、毎日、絵はがきのアルバムと睨めっこは続いていたのですが、物語の内容が全く浮かばず、正月も過ぎ2月に入り、ひょんなことから、千束通りの喫茶店「デンキヤホール」さんで、十二階下の「銘酒屋(めいしや)」の話題に出会った瞬間、それまでもやもやとしていた物語の内容が一気に解決に向かうことになったのでした。

 今回の映画は、ジオラマ、いわゆる模型です。それも大きい物で1/25、小さい物は1/150と、想像を絶するような舞台です。模型ですから、当然、正面から見えるところだけで作られていることで、普通のドラマのような切り返しは不可能で、カメラポジションは一方向だけ、それをどのように表現したら良いのでしょう。せっかく物語の骨子が固まって来たというのに、ジオラマとの睨めっこで、またまた悩んでしまったのです。

 でもね、今までもそうでしたが、あほまろが悩んでいる時には、決まって力強い助け船が現れるんですよね。それも、毎日のように通っている喫茶店「アロマ」で、お茶飲み友達、舞台演出家小国先生との出会いでした。狭い間口のジオラマは、舞台そのものなのです。舞台で演じる方々はみなさん客席に向かって演技をし、客は舞台の後ろからの演技を見ることが出来なくても、ちゃんと物語が成立してしまうのです。これだ!その時まさにぴ〜んと来ましたね・・・。

 それまであほまろが調べて来た事柄と、大まかな筋立て(シノプシス)を、総て小国先生に託したことで気が楽になったのではありますが、映画はそれで終わる訳はありません。スタッフの選定やスタジオ探し、また、模型創りは山本氏だけでは手に負えず、優秀な美術スタッフも探さなければいけません。何やかにやで、スタッフが揃い、最初の打ち合わせが行えるようになるまで、3ヶ月を要してしまったのです。

 4月末に小国先生の脚本が上がって来たのは良かったのですが、それは完全に舞台用の脚本、今回の映画では絶対に表現のしようが無いような深い内容でした。そこからがまたまた悩む日々が続いたのです。小国先生には申し訳無いのですが、その脚本を原作とさせて頂き、物語の書き換え作業が延々と続いたのでした。その間に現場では、スタジオの手配、機材の手配などが着々と行われ、仮の台本で5月の末にテスト撮影を行い、現像所で映画の大スクリーンに映し出されて小さなジオラマのクオリティにスタッフ全員の驚き。そうです、小さいからそれで良いとはいかないってことが判明したのでした。特に、出演者の人形は繊細な絵付けを行わないと見るに堪えないのです。それからが美術部は戦場でした。手抜きは出来ないと合い言葉に、人形制作を一からやり直す作業に取りかかったのです。あほまろはといえば、まだまだ脚本との睨めっこが続いているのでした・・・。


 今朝の日記、ついつい映画の話題だけになってしまってごめんなさい。実は、昨日でアフレコの録音を終え、これからもまだまだ作業は続くのですけど、ちょっとほっとしているので短くても長かった月日を振り返ってしまったんですね。長くなってしまったので、この続きは、後ほど書くこととしましょうね。

 実は、今回の映画「ゆめまち観音」、合成部分や、映像の微調整が思ったよりも時間がかかり、当初の予定10月末の完成予定を大きくずれ込んで、11月10日前後になりそうなのですよ。でも、初公開の「したまちコメディ映画祭」の前夜祭が11月21日なので、ぎりぎりセーフ・・・、となってくれると良いのですが、まだまだ予断を許せない状況なのですよ。

 肝心の映画の制作が続いているというのに、それとは関係の無いところで、「ゆめまち観音」の映画があたかも完成したかのようなイベントが開催されます。以前にもお知らせした、テプコ浅草館で本日から開催される「再現!浅草六区の賑わい」展です。昨日は、山本君を中心に数名のお手伝いで展示作業を終えてくれたのですが、あほまろはまだどんな展示になったのかを見ておりません。とりあえず初日なので、後ほど見にいってみます。その様子は、明日の日記でご覧にいれましょうね。
 「第1回 したまちコメディ映画祭in台東」開催記念展示会
 「再現!浅草六区の賑わい」展
 会期:2008年9月30日(火)〜11月16日(日) (月曜休館)

『今朝の雷門』


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『今朝の宝蔵門』

  
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『今朝の本堂』 

 
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『本堂から宝蔵門』
 
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『本堂から宝蔵門の大提灯』

 
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『今朝の境内』
 
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『今朝の浅草神社』   
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『今朝のワンちゃん』

 明日から本堂の開門が30分遅くなります。メグちゃんはゆっくりお休みできますかね。
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 体内時計を直すことが出来ないので、きっと起きて退屈してしまうんでしょうね。チェス君のおとうさんがつぶやいてましたよ。
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 どんな雨の日でもお外に出ないと用を足してくれないんです。ジャム君のおかあさんも雨の日の常連になってしまいましたね。今までは、雨でも絶対にやって来るのは、モモちゃん(時々ナナちゃん)とココアちゃんだけだったんですよ。
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 これからも僕をよろしくね。ジャム君は立ち上がってナナちゃんにご挨拶です。やっぱ、犬でも会話はお互いの目を見るんですよね。最近は、目を見て挨拶出来ないバカも多いようです。そんな奴って、犬にも劣るっていうんでしょうね。あほまろの周辺にもいますよ、そんなバカが。
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 カッパを纏ったココアちゃんですね。上蓮の滝のような激しい雨であっても、絶対にやって来る定連なんです。
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 変な洒落言わないでよね。それでなくても今朝は寒いんだから・・・。
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 ね、おとうさん。今朝のココアちゃん、ハスに構えたお帽子が可愛いこと・・・。
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 ハスって、ココアのこと?それって、蓮葉女(はすっぱおんな)ってことを言ってる訳じゃ無いでしょうね・・・、全く。
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 珍しいですね。ボブちゃん雨でもお散歩ですか。出かける時には降っていなかったそうです。確か、あほまろもそうだったかな・・・。
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 ボブちゃんはジャム君がとってもお気に入りなんですよ。あちこちぺろぺろなめられてもじ〜っとしているんですよね。
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 今朝の集団はこれだけ。
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 そうだ、ナナちゃんを忘れていましたね。
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 さてさて、今日はこれで帰りましょう。
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『今朝の町並』

 昨日は、この「おまいりまち」の完成披露が行われたようですね。
あほまろは録音作業中で出席が出来ませんでした。写真00

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 でも、まだ絵の一部は完成してませんよ。
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 三年前には、ここ伝法院通りのシャッターも美しくなったんですよね。
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 浅草の街全体のシャッターに絵が入ったら、もっともっと楽しいかもね。
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今朝の写真
CANON EOS-50D,Canon EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS
Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
撮影枚数208枚
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