あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成20年8月30日(土) 旧暦7月30日赤口
- さんばか -
日記写真
『今朝の浅草』   

 ゲリラ豪雨とは良く名付けたものですね・・・。最近では、予測不能な局地的大雨が急増しており、気象庁でもデータ解析システムや警報発令態勢を整えていても予測は不可能なのだとか。昨日も朝から関東地方で降った猛烈な豪雨は、台風並みの大きなつめ跡を残していきました。ニュースを見ると、幸い、人的被害はなかったものの家屋の浸水や土砂崩落などの爪痕を残していきました。とはいっても、まだ過去形じゃないようですね。太平洋側に停滞した前線の影響による大雨は、今日これからも広い範囲でゲリラ豪雨となる恐れがあると予想されています。でもね、気象庁でも予測不能な局地的大雨と発表しているほどの異変なので、その予想も信用できないのですよね。

 今日の浅草では、恒例にサンバカーニバルが開催されます。今朝早くからサンバを踊る道具を抱えた若者が大勢歩いていました。今、この日記を書いていると、秘密基地の下で大きな金属音が響いています。ベランダに出て見下ろすと、既に雨は上がり、係のみなさんが、カーニバルの観覧席にパイプ椅子を運び込んでいる音ですね。これを書き上げたら、事務局に開催を確かめよと思っていたのですが、これじゃ確かめなくても決行するってことなのでしょうね。

 あほまろには映画の編集作業が残っているのですが、今日は午前中だけの作業にして、午後からはサンバの記録写真を撮りに行ってきますよ。今年は、取材場所が二カ所に分けられ、取材ゼッケンの色で場所が決められてしまったので、今年は残念ながら出発セレモニーは撮ることができません。雷門前でパレードを待ちかまえることにします。ただ心配なのは雨ですね。こんな時こそ、気象庁の予報が外れて欲しい、なんて思ってしまったりするんですよね・・・。

 サンバカーニバルのコース一帯にバリケードが取り付けられました。大勢の観客なので、危険な箇所に立ち入らないようにとの配慮でしょうけど、いつも思うのは、何でこんな所にまでバリケードが必要なのでしょうね・・・・。

 近所の方と朝のご挨拶、サンバは浅草の「さんばか」のひとつになってしまったよね・・・。何ですか「さんばか」って、三社祭、花火大会、そしてサンバを総称して「さんばか」っていうんだよ。へぇ〜、それは知らなかった、なんとなく「さんばか」って響き、あほまろは、「サンバカーニバル」を縮めて言ってるように思っていたんですけどね・・・。
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 激しい雨の後なので、今朝はナナちゃんがお供でした。モモちゃんは、あほまろの書斎でお休みです。変なところで写真を撮ってしまったので、まるでモモちゃんがのんびりと酒を飲んでいるかのように見えてしまいますね・・・。昔風のとっくりは、以前に群馬県の「木枯し紋次郎」で見付けたおみやげなのです。買った時は当然、中にお酒が詰まっていましたけど・・・、今は酒を止めたあほまろには思い出したく無い出来事が有ったもので・・・、捨てられずにとっていたのです。
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 雨でも元気なナナちゃんでした。今朝も「おとうさん」って言われてしまいましたよ。失礼ね。
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『今朝の雷門』


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『今朝の宝蔵門』

  
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『今朝の本堂』 

 
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『本堂から宝蔵門』
 
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『本堂から宝蔵門の大提灯』

 
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『今朝の境内』
 
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 例年なら早朝から組み立て準備が成されている観音裏ですが、今朝は雨が降っているので、まだ誰もいらしてませんでした。
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 ブルーシートの中には情熱の極楽が詰まっているのでしょうね。
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 これが例のアメリカン航空の山車でしょうね。雰囲気が飛行機に似てるし、エンジンも付いているし・・・。いったいどんな格好になるのかな。
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『今朝の浅草神社』 
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『浅草な人』

 雨の中でもお散歩龍ちゃん。おじいちゃんが来ていたので早起きしたんですね。
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『今朝のワンちゃん』

 雨の朝は極端に少なくなるワンちゃんたちですが、どんな日でも散歩を欠かさないランディ君とおかあさん。猛スピードで仲見世を駈けてきました。
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 そしてナナちゃんとご挨拶。
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 ごめんね、今朝は寝坊してしまったんですよ・・・。ココアちゃん、今朝は来ないのかと思ってしまったでしょうね・・・。
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 境内でお逢いしたワンちゃんは、この二匹とナナちゃんだけでした。
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 ねえおとうさん、今日はサンバカーニバルだよね。
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 またうるさくなるのかな・・・。サンバは雷よりも嫌いなんだよ。
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 浅草なんだから、サンバより「安来節」とかでパレードした方が下町情緒が溢れるのにね・・・。
 なんてのは、あほまろが思っているだけ。黙って下を向いているココアちゃん、こんな所でいったい何を考えているのでしょうね・・・。
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 ムサシ君にもお会いしました。ムサシ君のおとうさんは、ナナちゃんを見るの始めてっておっしゃってましたよ。そういえば、ナナちゃんは雨の日だけの登場ですからね・・・。
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『ゆめまち観音・監督日記』 

 北京オリンピックがも終わると、中国のオリンピック政策の批判が飛び交っているようです。今回のオリンピックで、中国政府は総ての「汚いモノ」に蓋をしてしまいました。そのひとつに古くからの下町の住宅地「胡同(ふーとん)」を取り壊し、大型マンションを造ったり、外から汚い光景を見せないように塀で覆ってしまったり。また、北京の人々の憩いの場だった屋台を始め、見た目に悪い商店総てを強制的に撤去してしまいました。
 
 開会式で打ち上げた花火や歌を披露した子どもの嘘など、誰が呼んだか、マスコミには「ペテンオリンピック」なんて文字も踊っています。

 でもね・・・、オリンピックや万博は世界に自国の国力を示す絶好のチャンスなのです。それは北京だけに限りません。どこの開催地もまず臭い物に蓋をしてから、胸を張ってオリンピックの誘致運動を始めるのです。
 我が国で開催された「東京オリンピック」、振り返ってみると、終戦から19年目、あの頃の日本は今の北京とは比較にならないほど、まだまだ発展途上国だったのです。それでもオリンピックを成功させようとの意気込みが、競技用施設から選手村、観戦客を受け入れるためのホテルに至るまで、日本各地において種々の建設・整備がなされたのでした。また、競技や施設を見る旅行需要が喚起され、カラー放送を見るためのテレビ購入の飛躍的増加などの消費も増え、日本経済に「オリンピック景気」といわれる好景気をもたらし、今の繁栄の礎にもなった行事でありました。

 でも、それは一般的に語られている表面的な事実だけなのですよ。実は、あのオリンピックの誘致運動にあたって、政府は、あらゆる臭い物に蓋をしていったことがオリンピック機構に認められて開催できたのです。

 アメリカの占領時代、当時のGHQ司令官から公娼制度廃止の要求がされていたのではありましたが、当時の花街は政治家との癒着が多く、とことん握りつぶしていたのではあります。しかし、オリンピックの開催で日本が世界に認められる、そんな理由で急がれされたのが「売春防止法」の施行だったのです。そんな事実、あまり知られていませんよね。

 今回の映画では、苦界に身を沈めた女性たちが生きていた時代を背景に展開されているのですが、人形たちが喋る会話の中に暗い過去はありません。むしろ、みんな陽気で明るい人たちが、軽い会話で時代の流れを把握させてくれるのです。この映画を観た方が、あほまろのメッセージを感じ取ってくれるのだろうか・・・、疑心暗鬼になりながらも、「繁栄の影の女性史」、連日、物語のつじつま合わせに奔走している最中なのです。

 
今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF28-300mm F3.5-6.3 Di VC
Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
撮影枚数112
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