あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
back today next
平成20年8月16日(土) 旧暦7月16日仏滅
- 百人十色 -
日記写真
『今朝の浅草』   

 連日厳しい暑さが続いていますが、東京は今年一番の暑さを記録したようです。夏になればみなさん口ぐせのように暑いね・・・、いやぁ今年は特に暑くて・・・、なんて言葉でお互いを慰めっているのですよね。事実、今年の暑さは観測以来の記録破りとか騒がれています。でも、暑い季節と寒い季節があってこそ、日本の四季を楽しめるのではないでしょうか。思えば、数年の冷夏によってお米が不作だったことを思い出せば、この暑さもありがたいのかも知れませんよね。

 「喉元過ぎれば熱さ忘れる」、今の暑さもお彼岸の頃には懐かしく思い出しているのでしょうね。今朝も朝から痛いくらいの日差しが照りつけています。相変わらず歩いてくれないモモちゃんを抱っこするのも、汗と抜け毛混じりの腕の感覚までもすっかり慣れてしまったので、無理して歩かなくても良いですよ。なんて思っていると、今朝のモモちゃんは途中から歩きたいと腕の中でもがくのです。それではと地面に降ろしてあげると、ふらふらと2〜3歩歩いて再び抱っこ、そんな繰り返しも疲れてしまいますよね。でも、モモちゃんとしてはなんとか自力で歩きたい、そんな気持を持っているだけでも、まだまだ元気な証拠なのでしょう。あほまろが面倒くさがらずに繰り返してあげるだけで、モモちゃんは喜んでいるのかも知れませんよね。なんたって、もう16才になってしまったんですからね・・・。

 ちょっと時期はずれかも知れませんが「百人一首」の話題が今朝の東京新聞に載っていました。新憲法施行を記念して60年前に作られた「平和百人一首」の復刻本の原画展が、稲城市向陽台4の城山体験学習館で開かれているとのことです。この平和百人一首は、戦後間もない一九四八年、民間団体が短歌を公募し、約二万三千首から選ばれたもので、どれも戦争の悲惨さを歌い上げたものなのです。

 あほまろは集めているほどではありませんが、数種類の「異種百人一首」を持っています。「小倉百人一首」を始め、小倉百人一首に採られなかった歌人の作を選定した「新百人一首」、平安時代から室町時代にかけての武人による和歌を採録した、「武家百人一首」、源氏物語の登場人物を和歌にした「源氏百人一首」等々、変わったところでは、恐妻家が喜びそうな「女房百人一首」なんてのもありますよ。

 その中で、興味を示したのは、戦時中に戦意高揚のために創られた「愛国百人一首」です。愛国の精神が表現された名歌百首を選んだもので、ただし愛国の意義は偏狭なものではなく、国土愛や家族愛の歌も数多く採られてはいるのですが、特に目立つのが「君」「大君」など、天皇を讃えた歌なのです。

 君がためいのち死にきと世の人に語り継ぎてよ峰の松風(松本奎堂)
 君が代を思ふ心のひとすぢに吾が身ありともおもはざりけり(梅田雲浜)
 君がため花と散りにしますらをに見せばやと思ふ御代の春かな(加納諸平)
 大君は神にしませば天雲の雷の上に廬(いほり)せるかも(柿本人麻呂)

 「詩(歌)」は、当然その時代の世相を反映させており、この「平和百人一首」の内容も60年前のもの。その中にも「愛国百人一首」に入れてもおかしくない歌も見かけるってのも、未だ敗戦を認めたく無い旧軍部の思惑なのかも知れませんよね。

 生けるものみな満ち足りて住むといふ 国を思ひぬ春の日かげに(酒井芳水)

『今朝の雷門』


写真00

『今朝の宝蔵門』

  
写真00

『今朝の本堂』 

 
写真00
 
写真00

『本堂から宝蔵門』
 
写真00
『本堂から宝蔵門の大提灯』

 
写真00

『今朝の境内』

写真00

 青空と蝉の鳴き声、昨日はこの夏一番の猛暑だったんですよね・・・・。
写真00
 東京大震災で倒壊した五重塔はこの位置にあったのです。「塔」。
写真00
 昨夜の万霊燈籠供養の法会の跡。
写真00
 ここで約600個の灯籠が供養されました。
写真00
『今朝の浅草神社』   
写真00

写真00

写真00

 




『今朝のワンちゃん』

 今朝も歩いてくれないモモちゃん、ナナちゃんと一緒だったら歩くかな。でも無理でしたよ。この後、重たいモモちゃんを抱っこして・・・。あぁぁ、毎朝疲れますよね・・・。
写真00
 大型犬のチェス君とジンちゃんは水場の近くが好きなんですよね。
写真00
 今朝も全身水を浴びて涼んでいるジン君です。
写真00
 メタボのバビちゃん。今朝はいつになく元気でしたよね。
写真00
 開門を待つみなさんを横目にお参りを済ませて帰って来たメグちゃん。
写真00
 ボブ君も本堂の中に入ることが無いので、開門前のお参りですよね。 
写真00
 開門一番でお参りを済ませて帰って来たメイちゃんとおばあちゃんです。今朝は暑くて元気が無いのか、抱っこされて降りてきましたよ。
写真00
 すっかりお馴染みになったハッピー君、今日もモモちゃんより早くに本堂前で遊んでいましたよ。
写真00
 今朝はおにいちゃんと一緒に散歩するココアちゃんです。
写真00
 ハッピーちゃんがお気に入りになりましたよね。
写真00
 ハッピーちゃんはまだ他のワンちゃんたちとは馴染めないんですけど、
写真00
 ココアちゃんだけには優しかったりして。昔はモモちゃんもみんなにもてたんですけどね・・・。
写真00
 犬の世界にも世代交代ってのがあるのよ。
写真00
 私はモモちゃんなんかに負けないよ〜だ!
写真00
 おやおや、いつも気が強いココアちゃんですね。
写真00
 最近は小春ちゃんも 早起きになりましたね。
写真00
 おや、ココアちゃんは小春ちゃんもお気に入りなのかな。
写真00
 ヒナちゃんが本堂前にやって来るのって珍しいかも。
写真00
 元気になったゴンちゃんも一緒だったんですね。モモちゃんとご挨拶してましたよ。
写真00
 大人しくなったランディ君とアリスちゃん。
写真00

『ゆめまち観音・監督日記』 

 仮設スタジオの機材類、二日間でほぼ撤収を終えました。
写真00
 それにしても狭いスタジオでしたよね・・・。
写真00
 最後に残った撮影機材も今日は運び出されてしまうのです。
写真00
 お世話になった浅草六区のジオラマたち。これから山本氏のアトリエに運ばれ、9月末からの展示用に再加工がなされるのです。
写真00
 総て運び出せれてしまった美術部の部屋。こんな狭い場所で多い時には6名で作業をしていたのです。
写真00
 後片付けが終わって軽く打ち上げ。でも、あほまろは万霊燈籠供養の法会を撮影しなければいけないので、終わってから合流し、ちょっとだけ飲みましたよ。
写真00

『万霊燈籠供養会』 
 太平洋戦争で亡くなられた戦没者慰霊の「流燈会」として昭和21年より始められた「万霊燈籠供養」の様子を取材してきました。午後6時半、本堂内に置かれた灯籠に火が灯ります。
写真00
 観音さまのご宝前において追善供養の法要が営まれ、その後、「戒名」と「施主名」が書かれた燈籠の棚を読経と共に巡ります。
写真00
 本堂内は蝋燭の灯りで幻想的な雰囲気を醸し出しているのでした。
写真00
 読経を終え、本堂裏広場のお炊きあげ会場に移動します。
写真00
 総ての灯籠はかがり火で結界された敷地の中央の炉に積み上げられ、点火されます。
写真00
 不動明王の真言が唱えられ、一気に燃え上がった灯籠です。
写真00
 夏休みの最中なので、大勢の方がお炊きあげを見守ってくれました。燃え上がる炎を見て想うのは、この炎に苦しんだ方々の冥福をお祈りするのを炎で締めるってのもちょっと複雑な気持ちがしますよね。本来なら「燈籠流し」という形で隅田川に流して冥福をお祈りした方が良いのでしょうね・・・。
写真00
今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF28-300mm F3.5-6.3 Di VC
Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
撮影枚数153枚
back today next