あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成20年7月22日(火) 旧暦6月20日先勝
- 千社札 -
日記写真
『今朝の浅草』 

 隅田川花火大会まで一週間を切りました。例年のように、今年も隅田河畔には立ち入り禁止のフェンスの設置作業が始まりました。花火の前日からはモモちゃんの用足し場にもフェンスが張られてしまいます。その時のために、モモちゃんの用足しが別の場所で出来るように、散歩のコースをちょっとだけ変えて歩いているのです。とはいっても、モモちゃんは歩いてくれないので、抱っこして歩いているのですって表現が正しいのですけどね。今朝は、爽やかな風が吹き夏とは思えないほど快適な陽気だったんですけどね・・・。

 今年に入ってから雷門の大提灯の下に千社札が貼られるようになりました。最初は提灯の枠内に1〜2枚程度でしたが、それが日に日に増え続け総てが埋め尽くされて貼る場所が無くなってくると彫刻の龍にまで貼られてしまったのです。あまりの酷さに気付いたのか、今朝見るとその総てが剥がされいました。それら総てが千社札とは名ばかりで名前が書かれた千社札風シールだったので、剥がされるのも当たり前です。
 本来の千社札とは信仰目的の木版で刷られた物で、神社や仏閣に参拝をした記念として指定された場所に貼らせてもらうものでした。それが最近では、ゲームセンターなどで気軽に自分の名前を印刷してくれる機械が登場したことで、マナーに欠けた貼り方が横行するようになったのです。ここ浅草寺だけではありません。奈良や京都の重要文化財にまで及んでいるのです。

 先日、イタリアの世界遺産に落書きをした生徒のことが問題になりましたが、この千社札の違法な貼り付け方も落書きと同様な行為なのです。おかげで、古くからある千社札の伝統や決まりを守っている方々からも批判の対象になっているのですからね。元々は願や歌などを木札にしたため、神社仏閣に納札する風習でした。江戸時代に入ると、地方からお参りに来た庶民が幸運を祈願するととともに、自分が来た証拠として、名前や出身地などを書いた紙札を、鳥居や札所に貼るようになりました。

 千社札は、墨の木版単色刷りで、社寺が許した場所ではありますが、千社札を貼るのを納札と称し、施設の都合により剥がされることもあることを考慮に入れ、デンプンや米などの植物性の糊で貼らなければいけないことになっているのです。また他人の納札の上に重ねて貼らないこともエチケットです。天上や柱の上の方など、手の届かないところにも、たくさんの千社札が貼られています。これは「振り出し竿」という継ぎ足し式の竿を使って貼っているのです。

 20年ほど前、あほまろも西国三十三ヶ所巡礼をしたことがありました。一度に巡る時間が無かったので、仕事に関西に出向くたびに一寺づつ巡っていたので未だに空白が残っているのです。その時に千社札とそれ用の糊を持参し、お寺が指定した場所に貼っていたのです。数年前、大阪で時間が出来たので最初に訪れた思いでの寺、箕面の勝尾寺に行ってみました。およそ20年前に確かこの辺りに貼ったのだが・・・。あちこと探し回ってようやく見付けたのは、シール式の千社札で覆われてかすかに見え隠れしている名前の一部だったのです。西国三十三箇所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。そんな願いもこれじゃ叶わないかもね・・・。

『今朝の雷門』


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『今朝の宝蔵門』

  
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『今朝の本堂』 

 
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『本堂から宝蔵門』
 
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『本堂から宝蔵門の大提灯』

 
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『今朝の境内』

 
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『今朝の浅草神社』  
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『今朝のワンちゃん』

 浅草寺本堂前でなんとか歩かせようと試みたのでしたが、このように足を突っ張って嫌がっているのです。やっぱ、これからは暑さが厳しくなって来るので、カートを持ち出さなければいけないのかな・・・。
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 メイちゃんは若いので、いつも元気に歩いていますよね。歩かないモモちゃんを見つめているメイちゃんです。
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 ほ〜ら、ハルちゃんも元気に歩いて来たでしょ。
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 みんな若いので暑さなんかへっちゃらだよね。こちらもモモちゃんですよ。
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 浅草寺の開門を待っているワタル君です。奥にメイちゃんが寝そべっていますね。きっと冷たい石畳が気持ちよいのでしょう。
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 ほら、チェス君もこんな格好で寝そべってますよ。
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 観音裏広場に天敵ノエルちゃんが居たのでココアちゃんは怖がって逃げて来たそうです。
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 あぁ怖かったよ。ハルちゃんもノエルちゃんが怖いでしょ。
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 私は怖くないよ。
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 ココアちゃんの弱虫!
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 何さ、偉そうに・・・。なんて、写真を見ているとそんな会話も創ってみたくなりますよね。
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 本当にハルちゃんはどんなワンちゃんにも近寄って行くんですよ。いつもは避けるメグちゃんも最近は慣れて来たみたい。
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 はい、こちらがきかん坊の新幹線ノエルちゃんです。もう、チビたちが居なくなったのでゆっくりしてても良いですよ。
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 レオちゃんのおかげで怪我をしてしまったおかあさん。今日が抜糸なのです。抜糸の日は気をつけてね・・・。
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 これまでのガキ大将をノエルちゃんに譲って、ちょっとだけ大人になったランディ君です。
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 自転車の籠の中にはアリスちゃん。ランディが一緒なので自由に散歩が出来ないんだよね。
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 二匹の対戦タイム。いつも耳を囓られながらも遊んであげるランディ君です。
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『ゆめまち観音・監督日記』 

 ゆめまち観音の撮影風景が東京新聞の社会面で紹介されました。

 いよいよ大正時代の撮影に入りました。狭い路地に木造の家が並ぶ「十二階下」の再現です。
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 少ない模型の家ですが、映像にするとこのように広い感じになってしまうのですよ。これらのノウハウも特撮美術のおかげなのです。
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 暗い路地立つ怪しい女性たち。
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 浅草十二階も登場します。この浅草十二階は、サイズ違いで2種類用意されているのです。こちらは小さい方の模型です。いづれどでかい十二階も登場しますよ。
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今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF28-300mm F3.5-6.3 Di VC
Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
撮影枚数113枚
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