土砂降りの雨になりました。こんな朝のモモちゃんとの散歩は最悪なんです。横殴りの雨で全身がずぶ濡れ。おまけに、これまたずぶ濡れのモモちゃんを抱っこしながらも写真を撮らなければいけないからです。とりあえず嫌がるモモちゃんをいつもの用足し場まで連れて行ったのは良かったのですが、用を済ませたモモちゃんを抱っこをしようとした瞬間、つるっと滑って水溜まりに転けてしまいました。しかし、どんな時でも、モモちゃんとカメラだけは守られている、かつてあほまろは柔道をしていたので受け身の体勢が身についているからなのです。なんたって、黒帯なんですからね。でも、あほまろの身体は泥だらけ、帯だけじゃ無く全身に黒を帯びてしまいましたよ。 立ち上がった瞬間、まるでバケツをひっくり返したかのように激しい雨になってしまいました。この調子じゃ、これ以上散歩を続けるのは不可能なのかな・・・。とりあえず雷門前まで行って写真を撮り、今日はこれで引き上げようかと思った時、先に出かけた女房とナナちゃんが帰ってきたのです。これ幸いと、今朝はモモちゃんとナナちゃんを取り替えて境内まで行って来たのでした。どんな朝でも、あほまろを待っててくれるワンちゃんも居るのですから。 モモちゃんとは違って、元気の良いナナちゃんに変わるといつもの感覚も失われてしまうようです。毎朝、定点観測の場所に来ると停まって待っていてくれるモモちゃんとは違い、ナナちゃんはカメラを構えている最中でもグイグイ引っ張るのです。おかげで、今朝の写真の手ぶれが多いこと。動かないように足でリードを踏みつけながらも根性で散歩を終えて来たのです。 以前、誰かの誌で「旅の楽しみは帰るところが有るから」そんなのを読んだことがあります。楽しい旅は目的であるかのようにも思えますが、常に目的は暖かい家庭なのでしょう。楽しかった旅の思い出は、自分だけの心に仕舞っておくだくじゃ楽しさは半滅、家で待っる家族に、おみやげと一緒に旅の話を届けるのが旅本来の目的のように思っているのですけど、それって間違った考えでしょうかね。 朝の散歩もあほまろにとっては小さい旅なのです。モモちゃんとのコミュニケーションの旅ではありますが、その上、どんな荒天でも境内であほまろを待っていてくれるワンちゃんが居るのです。そのたった一匹のワンちゃん、ココアちゃんに出会ってから帰って来る、それが小さい旅の目的にもなっているのかもね。 それと、勿論この日記を見てくれている読者の方々の為にも、あほまろとモモちゃんの小さい旅を見せてあげる。それも待っててくれる人でしたね。そんな最終目的が楽しみで小さな旅を続けているのでしょう。
明日の浅草は、「流鏑馬」が行われる予定になっています。しかし、天気予報ではこのまま雨が降る続いているようです。もしかしたら今年は中止になってしまうかも知れませんね。しかし、何が中止になったとしても、あほまろとモモちゃんの小さな旅だけは続いていくのです。
雷門でモモちゃんと別れ、仕付けの行き届かないナナちゃんにグイグイ引っ張られながらも定点撮影を済ませてきましたよ。
いつもの構図ですが、今朝は歩く方たちみなさんが道の端っこを歩かれているので、良い構図を得るのに時間がかかりましたよ。並んだ傘の角度が揃っているってのも良いでしょ。このお二方は赤の他人ですが、こうして見ると一緒に並んで歩いているかのようにも見えますね。こんな構図に出会えるのも旅の楽しみなのです。
土砂降りの雨なので、仲見世は誰も歩いてませんね。 明日の流鏑馬までに雨が上がってくれると良いのですが・・・。 金竜の滝。本堂の大きな屋根に溜まった雨が4カ所の雨樋を伝わってものすごい勢いで落ちて来るのです。 新芽を得た銀杏の木。木にとっては雨も必要なのでしょうね。 雨に濡れたシダレザクラの末路。 ほんとにちょっとだけ花が残ってましたよ。 雨の三地蔵さん。昨日、テレビでお地蔵さんの数え方を教えてましたね。お地蔵さんは、一尊(そん)二尊(そん)と数えるそうです。また、後ろの二尊仏は「尊」では無く一躯(く)、二躯(く)なんですって。また、神様の数え方は一柱(はしら)、二柱(はしら)。日本語の表現って難しいですね。 影向堂の前のツツジも開花し始めましたよ。 いつものハナミズキも雨に濡れてますね。 『今朝の浅草神社』 浅草神社の鳥居前に真新しい幟設置枠が取り付けられました。ここにこれから三社祭の幟が付くのです。でも、今年は本社御輿が出ないので盛り上がりに欠けるでしょうね・・・。 この雨でわずかに残った桜の花も無くなってしまうのでしょう。 いつもの小枝ちゃんも雨の重さでかなり下まで垂れ下がってしまいました。探すのに苦労しましたよ。
おや、あのおばあちゃん。こんな凄い雨なのに傘を差していない!!。そこに花やしき通りに通りかかった親切なお姉さんが声をかけてくれました。これで安心しても良いのかな・・・。
地面で跳ねている雨の跳ねでいかに激しい雨かが解るでしょ。そんな雨にも関わらず、相合い傘なんてラブラブですね。でも、あほまろだったら、どんなに好きな人でも、濡れないように自分の傘を差しなさいって言うだろうな・・・。傘を持ってるんですからね。
歩かないモモちゃんを女房に預け、今朝はここからナナちゃんを撮れて散歩に出かけました。こんなのって初めてですよね。 居ました。どんな朝でもココアちゃんは来てくれるのです。おや、ナナちゃんなの?おかあさんが驚いてましたよ。 本堂を一巡りして帰って来たココアちゃん。 雨合羽を着ててもずぶ濡れですね。風邪ひかないようにね。 ずぶ濡れのナナちゃん。でも、観音様の御利益で風邪なんてひかないよね。
シラクラさんの「暫」。昨日の手直しのおかげでなんとなく立体的になりました。 前田食堂の「連獅子」。左側。 前田食堂の「連獅子」。右側。 さわだ屋さんの「藤娘」。 早川さんの「勧進帳」。
昨日、午前10時から浅草寺幼稚園の子どもたちが観音様にお練りを行いましたよ。 そう、毎年この時期になると、浅草のデパート「松屋」さんから、こいのぼりが寄贈されるのです。 その鯉のぼりをみんなで持ってのお練りなのです。 鯉のぼり。本来は真鯉(黒い鯉)のみで、明治時代から真鯉(まごい)と緋鯉(ひごい)の対で揚げるようになったのです。 真鯉(まごい)と緋鯉(ひごい)、それに吹き流しが仲見世通りいっぱいに並んだのです。 はい、お兄ちゃんより前に出てはいけないよ。"え!お兄ちゃん、おじさんでしょ”。 新門の礼ちゃん、子どもたちから見たら、お兄ちゃんは無いよね(笑)。 鯉のぼりのお練り、本堂前に入ってきました。真ん中のお坊さん、ご存じ、ココアちゃんのお父さんですよ。 鯉のぼりは、一幟、二幟と数えるのです。本堂前に三幟並んで、これから松屋さんからの寄贈式が始まります。 お坊さんのお経はちゃんと手を合わせるのです。よそ見しちゃいけないよ。 「江戸っ子は皐月の鯉の吹流し」、そして掲揚。 おや、ココアちゃんも見物に来てましたね。