壊れた傘、破れてなくても「破れ傘」とはこれいかに。 やけを起して壊す行為を「破れかぶれ」と言うがごとし。 猛烈に荒れ狂った春の嵐は通り過ぎたようですが、今朝はまだ強い風だけが残っています。いつもの散歩道がいつもと違ったのは、あちこちに壊れた傘が散乱しているってことです。昨夜の暴雨風雨で、傘なんてひとたまりも無かったようです。壊れて散乱している傘を見ると総てが100円ショップで売られているような安物の傘なのです。一昔前には、たとえ傘といえども数千円はしていたのです。今のようなビニール傘が出始めてから30年ほど経ちますかね。駅のキヨスクなどで500円で販売されたのが最初でした。でも、当時の物価からすると価格は今の倍近くだったので、雨が降ったからといって気軽に買える代物ではなかったのですよね。あほまろが学生時代に使ったいたのは折りたたみ傘です。それも、東京に出てくる時に近所の方から餞別代わりに頂いたもので、何度も修理をしながら使っていたのですよ。当時は、どこの街にも傘の修理屋さんってのが有ったのですよね。 今の世の中、このまま環境破壊が続けば、21世紀半ばには資源の枯渇や環境の悪化によって、人類の成長は限界に達すると警鐘を鳴らしているのとは裏腹に、もし壊れてしまったら、傘なんてのは安いので新しく買えば良い。環境への影響よりも便利さを優先する意識が、このように壊れた傘を大量に生み出してしまうのでしょうね。 これがもし日本古来の番傘だとしたら、今でも修理をしてくれるお店は浅草にはたくさんあります。木製の骨と紙で出来ているので環境にも優しい傘なのです。楽言噺にも有るように、にわか雨で飛び込んで来た男に蛇の目傘を貸してしまった与太郎に主人が断り方を教えます。「家にも貸傘は何本かございましたが、使いすぎて骨は骨、紙は紙とぼろぼろになって使い物になりませんから、焚き付けにしようと物置に放り込んであります」、そうなんですよね。何度も修理を繰り返し、いよいよ使えなくなってしまったら、焚き付けって最後の手段が残されていたのですよね。 人間だって「六十才までは人生の修行時代。六十才からこそ本当の人生が始まる」、六十を過ぎても若者には負けない気力が有るんだい!なんて粋がっていても、身体も頭も六十年間も使っていたのですからどっか壊れてきますよね。今朝も歩かないモモちゃんを抱っこしながら壊れて捨てられた傘を数えながら歩いていると、靴の中に入り込んだ石ころが指を刺激しているのです。気付いた時に立ち止まって靴を脱いで取り出せば良いものを、モモちゃんを抱っこしていることもあって、つま先をぽんぽん叩いて石を寄せながら歩いていても、すぐに真ん中に寄ってくるのです。 頭に来て思いっきりつま先を電信柱にけり付けた瞬間、モモちゃんが驚いて腕の中から落っこちそうになったのを抑えた瞬間、電信柱に頭をぶつけてしまったよ・・・、キラキラ、キラキラ、キラキラ・・・、目の前にすてきな星が無数に飛んでいましたよ。六十を過ぎて、若者には負けない気力が有るとか、無理しちゃいけないんだよね。
今日の日中は雨は降らないようですが、夜半からまたまた荒れた天気になりそうですね。せめて、朝だけでも雨にならなければ良いんですけど。なんたって、モモちゃんを抱っこしなければいけないのですから。
変わりに伝法院のお庭でお許しを。なぜ忘れたかといえば、宝蔵門前にココアちゃんたちが遊んでいたもので・・・。
ボビちゃんのおばあちゃんがやってきました。
伝法院のお庭に散った桜の花びら。花びらだけじゃ無く、茎も落ちてしまったのでみすぼらしくなってしまいましたよ。 かろうじて残っている桜。 昨日の強風で母子地蔵の幟も倒れてしまいました。 奉納提灯も飛ばされてしまったものも。 名残惜しいですね。 昨日の花まつりは、荒天にも関わらずお参りの方がいらしてましたよ。 シダレザクラもとうとう終わりそうですね。 この枝も、昨日の朝までは満開の花を見せてくれていたのです。 桜が終わり新緑が美しくなってくると、桜への熱も冷めてしまうのでしょうね。 『今朝の浅草神社』 浅草神社はほぼ全滅かな。 昨日の風雨にもかかわらず必死にしがみついて助かった桜もありましたよ。 年のことだけど・・・、短かったですね・・・。
モモちゃんを見て、"このドッグ、アキタケンですか”って聞かれましたよ。違います、シバケンですよって応えると、"チバケン?”だって。変な日本語だったけど、秋田県と千葉県を知っているので許してあげましょう。
みなさん、昨日の花まつりで余ったお花を頂いてきたのでしょうね。
雷門前でさつきちゃんとお会いしました。交番の前でナナちゃんが待ってますね。 ナナちゃんと一緒だと歩いてくれるかも。なんての甘かったよな・・・。相変わらず宝蔵門まで抱っこです。 ココアちゃんとバビちゃんが遊んでいるのを見つけ、急いだので、今朝の宝蔵門を撮るのを忘れてしまったんですよ。 おはようココアちゃん。最近はお洋服を着ないのかな。 バビちゃんです。 バビちゃんのおかあさんに甘えるナナちゃん。 我々を見つけてチョロ君が走ってきました。 わ〜ぃ、みんなが集まったよ。 モコちゃんですね。 リリーちゃんも。朝の浅草寺境内はみんな幸せ。 グンちゃんとショコラちゃん。お散歩の途中、ここでゆっくりご休憩です。 レオちゃんも大きくなってきましたよ。 モモちゃんはレオちゃんがお気に入りなんです。 今朝はヒナちゃん一匹だけでお散歩ですね。 いつも元気なおばあちゃんとボビちゃん。 観音裏でモナカちゃん。 ランディ君がお出迎え。 さて、いつものお相撲タイムを始めるか。 え〜と、お名前忘れてしまったちゃん。観音裏広場でボールを持って来る練習をしてましたよ。 メグちゃんです。
シラクラさんの「暫」。最終仕上げだそうです。 前田食堂の「連獅子」。明日からこの絵にかかりますよ。 さわだ屋さんの「藤娘」と早川さんの「勧進帳」。今朝も進展無し。 『花まつり』 昨日はお釈迦様の誕生日「花まつり」でした。 生憎の雨にも関わらず、信心深い方たちがお釈迦様の誕生仏に甘茶をかけていました。 浅草寺では、本堂内と宝蔵門に誕生仏が安置されましたよ。 以前は、雷門前にも備えられていましたね。
平成20年4月1日(火)〜12日(土) AM10:00〜 PM18:00 浅草公会堂1階ホール 入場無料です。初日の様子、写真をクリックしてね。