文句をいってもしかたがないのですけど、寒いですね・・・。こんな朝は指がかじかんでカメラを操作することもままならないのです。指の感覚が麻痺しているので、シャッターを押したかどっかの手応えも無くなってしまうのですよ。おかげで、今朝も写真もこれぞと思った瞬間を逃しっぱなしでした。特に、ワンちゃんたちはじ〜っとしていてはくれないですからね。 昨日の1月19日は、日付の語呂合わせ「119」から、全国消防機器販売業協会が「家庭消火器点検の日」に制定した記念日のようです。それと何か関係があるのか、今朝の浅草寺境内には消防団員の方が何かの調査をしていました。長いメジャで境内の一角を測ってましたよ。いったい何をさせるのでしょう。消防団といえば、今月15日には雷門前にテントを張って街頭で団員募集を呼び掛ける全国初のキャンペーンを実施していましたね。現在、23区内の消防団では定員1万6000人に対して2000人近く少ない1万4194人で、平均年齢も全国平均に比べ10歳も高いそうです。そんな消防団、もっと若者の気を引く何かイベントでも催そうとしているのでしょうかね。 東京には、消防のようで消防で無い連中で組織されている「江戸消防記念会」の組織があります。「火事と喧嘩は江戸の華」「またその華は町火消」などと言われた江戸時代には、若者たちは火消し装束に憧れ、「与力・相撲に火消の頭」が「江戸の三男」と言われて大人気だったとか。その「江戸の華」の「華」の部分だけを今に伝えるために組織されたのが「江戸消防記念会」で、江戸町火消に倣った旧6地区と、昭和23年以降に加入した5地区の計11地区に地域割りし、これを「区」と呼び、その下に「組」を設け、これを番組と称しており、その総数は87組。正会員の組頭・副組頭・小頭と準会員の筒先・纒持ち・梯子持ち・若衆等を併せて約800名が「義理と人情と痩せ我慢」を信条として結束しているのです。 が・・・、現在では火消しじゃ無いのです。あほまろの知り合いも鳶頭、近所で火災が発生した時刺し子を来て水をかぶり、勇んで現場に駆けつけたのですが、消防団員に制止され規制線から中に入れなかったと嘆いてましたよ。でもね、団員が足りなくて躍起になって募集しているのですから、この際、「義理と人情と痩せ我慢」の約800名も正式な消防団員として登録してあげたら良いのではないのでしょうか。火事場で勇壮に纏いを降る姿に感動した若者たち、きっと入団を希望する者も現れることでしょう。闇雲にパンフレットを配って訴えるよりも効果は絶大じゃ、ないかな・・・。
社寺仏閣や武家屋敷の門にはそれなりの格付けがあるそうですね。たとえば、東大の加賀前田家の御守殿門(赤門)は、100万石の大名だったことで造ることが許されたと伝えられています。 社寺仏閣では、東京都内最古の建築物にして東日本最大級を誇っている芝の増上寺の「三解脱門(三門)」ですね。これも徳川将軍15代のうち、6人の将軍様が葬られていることで、超弩級な門が許されたのでしょう。良くこの門のことを「大門(だいもん)」と勘違いをしている方も見受けられますが、「大門(だいもん)」は、その前に立つ表門のことで、現在は鉄筋コンクリートで近代的な姿で立っているのです。 かつてここ浅草吉原の廓の入口にも「大門」 が存在していました。現在は門は無くその名称だけが地名となって残っているだけなのですが、こちらの名称は「大門(おおもん)」、将軍様の菩提寺の門と同じ名称じゃ恐れ多いと、あえて名称を変えて呼称されるようになったのでした。
まだ咲くには早い「おもいのまま」です。 『今朝の浅草神社』