あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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平成20年1月16日(水) 旧暦12月9日友引
日記写真
『今朝の浅草』

 現在では週休制が当たり前になってしまって、日本伝統の「籔入り」なんて習慣もすっかり姿を消してしまったようですね。かつて宿下がりとも言われるこの習慣は、嫁に出た人や奉公人が一時的に暇を許されて生家に帰ることができる貴重な休日だったのです。それも、お正月の行事が総て終わった今日16日と、お盆の7月16日の年に僅か2日だけしか許されなかったのです。そこまで苦労して働いていた時代の人々のことは、大成を成した方々の伝記を始め、小説や落語の中でもお馴染みですよね。

 雷門前の並木通りのイルミネーションの中に、一際高い塔が有るのをご存じですか。かつて、浅草に建っていた日本一の高層ビル「浅草十二階凌雲閣」です。明治23年に高さ52mという、当時としては驚異的な高さを誇る八角形の高塔が完成、8階までは日本最初のエレベーターも設置されていた建物で、晴れた日には、伊豆の火山群から富士、丹沢、多摩、甲信、上毛、日光をぐるりと細かに指点することが出来たのです。それが、大正12年の関東大震災で倒壊してしまうのですが、その勇姿は当時の絵はがきなどとなって残っています。

 何度かこの日記でも書いた通り、あほまろは現在、この浅草十二階が隆盛を極めていた頃の浅草六区を舞台にした映画「ゆめ待ち観音(仮称)」を企画しています。映画といっても総て模型の特撮で人形劇と称した方が解りやすいでしょう。物語は、この浅草十二階のすぐ下、銘酒屋とお呼ばれた私娼窟が軒をつらねていた、今の千束のひさご通りから入った一角で暮らしていた女性の物語なのです。関東大震災で総てを失った銘酒屋の方々が移り住んで向島の玉ノ井遊郭が誕生したのです。

 セットは、夢町楽天地と玉ノ井遊郭周辺が完成しているだけで、十二階や国技館が並んだ浅草六区周辺と、夢町全体の制作をしているのです。当時そこで暮らしていた方々を思い出しながら一つずつ組み立てていく街並み、もしかしたらこれら商店の丁稚さんたちも、今日の「籔入り」を楽しみにしていたのでしょうね。そんなことも作品の中に埋め込まれていくのでしょうね。

 予定では、模型の完成は5月までかかってしまうでしょう。それから撮影を開始しても、完成は夏を過ぎてしまうのでしょうね。模型なので、ハイビジョンの小型カメラを使用し、ハイビジョン編集処理後、キネレコで35ミリフイルムに変換する予定です。公開は、秋に開催される「第1回台東(浅草)映画祭」ですよ。

 来月始め頃から「ゆめ待ち撮影日記」として経過を紹介いたしますね。
写真00 ブロードバンドの普及でほとんどの方のネット速度が速くなったようなので、今日からこの日記の写真を大きく扱うことにしました。思えば、この日記を始めた頃、表紙の写真だけでも重たいと言われていたので、大きなイベント以外は写真の掲載も控えていたんですよね。大きくなったといっても、容量的には20%ほどなので特に問題は無いでしょう。とりあえず暫くはこの方法で進めていくことにします。

 アメリカ・サンフランシスコで開催されている「Macworld Expo 2008」で、衝撃的な新製品が発表されました。Intel Core 2 Duo 1.8GHz/64GBのソリッドステートドライブ(SSD)を搭載した超薄型ノートマシン「MacBook Air」です。毎年、アップルはこのショーで画期的な商品を発表するとあって、世界中のマックファンがスティーブ・ジョブズCEO基調講演に期待しているのです。

 マックユーザのあほまろもこの日が来るのを待っている一人です。昨夜、現地時間の午前11時に行われた基調講演が始まった直後、コンピュータ関連のニュースがこぞってこのニュースを報じたのです。きっと、現場の発表をそのまま掲載しているのでしょうね。

 今朝、アップルのホームページを開くと、昨夜発表されたばかりの新製品がすでにネット販売されているじゃないですか。それも納品まで2〜3週間、さっそく予約をしておかなくっちゃね。

『今朝の雷門』
 雷門が出来た頃には、もう「籔入り」の習慣なんて無くなっていたでしょうね。あほまろが集めている絵はがきの中に、「籔入り」を浅草の繁華街で楽しんでいる方々の姿が映った物があります。故郷の遠い連中は、年に2度だけの休日はここ浅草で過ごしていた方も多かったことでしょう。なんたって、昭和の初期までは日本一の繁華街だったんですからね。
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『今朝の宝蔵門』
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『今朝の本堂』
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『本堂から宝蔵門』
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『本堂から宝蔵門の大提灯』
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『今朝の境内』
 二天門の中の様子は全く解りませんが、屋根を取り払った後に新しい金属の支えのようなものが取り付けられているようです。やはり内部も昔のままの姿で保存するのは難しいのでしょうね。それでも文化財としての価値は持てるのかな。
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 弁天山にはまだお正月の奉納提灯が残っています。
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 松飾りは取り払われてしまったのですけど、両側のコモ樽はまだ謹賀新年ですね。
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 これから定点観測が忙しくなる淡島堂の紅梅です。
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 こちらも定点観測の一つ「おもいのまま」。かなり蕾が多いので今年は楽しめそうですよ。
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『今朝の浅草神社』
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『今朝の一写』
 スターバックでお茶している外人さん。モモちゃんを指さしながら何か言ってましたけど、ガラス越しなので聞こえませんでしたよ。きっと、可愛いねとか言ってたのかな。
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『浅草な人』
 朝毎朝、「浅草な人」たちがお詣りにやって来るだけの境内はとっても静かで平和なんです。
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『今朝のワンちゃん』
 雷門前でモモちゃんを待っててくれたナナちゃんでしたが、すぐに帰ってしまったよ。一緒に散歩したかったのにね。
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 ランディ君はモモちゃんと遊んで欲しいようで、盛んに挑発をするのですけど、モモちゃんはお年なので遊べないんだよね。
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 おや、今朝はおかあさんと散歩のココアちゃんだね。
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 おとうさんが居ないので、ちょっと寂しそうなお顔ですね。
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 そこにおとうさんが登場。もぅ、喜んだ喜んだココアちゃん。おとうさんが好きなんだね。
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 おや、リリーちゃんのおとうさんは?
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 昨日から入院されてしまったんですって。でも、重病じゃ無いので、土曜日頃には退院できるそうです。リリーちゃんも寂しいけど、それまでおかあさんと頑張ろうね。おとうさん、お大事に。
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 以前にも登場したチョコちゃんです。
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 プードルとヨーキのミックスなんですって。とっても愛嬌のあるワンちゃんでした。
写真00  五重塔を背景にしたペコちゃんです。

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 神社でボブちゃんにもお逢いしました。
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 モモちゃんとご挨拶できるかな。
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 ロッタちゃんもやって来ましたね。
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 朝のご挨拶です。
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 今朝の散歩の最後はメグちゃんでした。
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『今朝の街並』
 花やしき通りのゲートに覆いがされました。ここも直すのでしょうね。
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『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』
 江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、 また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより 廃業する銭湯の数は少なくありません。
 今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。 
  展示内容
 ・江戸時代の「湯屋」の模型展示
 ・現代の銭湯の模型展示
 ・台東区内「銭湯めぐり」写真展
 ・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
  開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
  ※休館日を除く

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今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF18-250mm F3.5-6.3
Canon EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
撮影枚数164枚
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