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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年12月6日 (水) 旧暦10月16日先勝

- 変わり羽子板 -

日記


『今朝の浅草』
 浅草も晩秋から初冬に突入し、昨夜から雷門前のイルミネーションが点灯しました。これが点くと一気に年末の雰囲気になってしまいますね。神戸や丸の内のミラネリオ?ミネラリオ?とかいう派手なイルミネーションが点灯すると、マスコミ各社が全国的にそれを伝えるのですが、地味な浅草のイルミネーションを伝えるマスコミは一社もありませんが、あほまろに日記だけでもみなさんに教えてあげなくっちゃね。あほまろの日記だって、毎日千名を超える読者が居るのですから。

 年末の浅草の風物詩といえば、納めの観音「羽子板市」と注連飾りの道具を売るガサ市ですね。観音裏広場では、ガサ市の小屋造りが行われています。ここのガサ市は町内で注連縄を売る業者向けに材料を販売する場所なので、早めにお店を始めるのです。ほとんどの商品が箱単位なので一般小売はしないにですが、山のように積まれた材料の藁や注連縄などの雰囲気、迫力ありますよ。年末の風物詩、写真の被写体としても最適ですよ。
 そして「羽子板市」。昨日、毎年話題の人物で1年を振り返る「変わり羽子板」を作っている人形の「久月」が、今年の顔を発表しました。今年9月に誕生した秋篠宮家の長男悠仁さま、大リーグのレッドソックスと入団交渉中の松坂大輔投手、ハンカチ王子の斉藤投手と、ライバルの駒大苫小牧高の田中将大投手、安倍晋三首相は昭恵夫人と手をつないで仲良く板に収まってましたね。これらの羽子板は非売品なので肖像権は問題無いとのことですが、「久月」は浅草寺の「羽子板市」には出展していませんが、他のメーカも同様の「変わり羽子板」を並べて納めの観音を盛り上げてくれるのです。

 あほまろが毎日撮り続けている浅草の写真はただ闇雲に撮っているんじゃ無いのです。
ちゃんと決めた位置を抑え、その他に気付いたことや出会った人達にもカメラを向けているのです。定点で撮っている場所はお馴染み雷門、仲見世、宝蔵門、本堂、浅草神社、影向堂、お庭、観音裏広場、これらは日記に公開するためじゃ無く、単なる記録として撮っているのです。季節によっての日射しと影の位置など古い写真の季節判定に役立てるための判断材料なのですよ。
 あほまろが集めている明治時代の絵葉書には、その雰囲気をより鮮明に伝えようと一枚一枚が職人の手によって着色され、まるでカラー写真で撮ったかのように見えているのです。満開の桜や秋の紅葉など、当時の雰囲気が直感的に伝わって来るのではありますが、ちょっと違和感を感じる物も少なく無いのです。そんな場合はスキャナーで大きく取り込んで細部までじっくり観察してみると、真夏の写真を桜満開にしてしまったり、真冬の写真に紅葉を描いてみたり。でも、良く描かれているのでほとんどの方には気づかれないでしょう。
 そんな判定に役立つのが、光と影の位置なのです。いくら時代が変わろうともお天道様の昇る時間と季節によって変化して行く位置に寸分の狂いは無いのですから。

 年末になると、毎年のようにテレビ局が古い浅草の写真を借りにやってきます。昨年はテレビ東京の初詣特集で明治から現在までの仲見世のお正月飾りを中心に写していきました。今年は、来年1月からTBSで始まる浅草が舞台のドラマ「ふくまる旅館」の紹介を兼ねた番組で古い浅草の絵葉書を使いたいとのことです。時代別や季節別に並べられた絵葉書の考証にも、毎日の努力が役立っているって訳です。
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『今朝の雷門』
 おや、雷門前には大勢の方が居ますね。撮影のために集められた仕出しの方々のようです。みなさん、ロケ現場が書かれた紙を真剣に見ているとういことは、解りにくい場所で撮影をするのでしょうね。いったいどこで行われているのか、ロケバスや機材車は公会堂前で待機していたのですが、現場は見えなかったよ。
   
 100名をはるかに超える数の仕出し、仕出しにも弁当は必要ですよね。それで、仕出し弁当って名前が付いたのかな。撮影ってお金がかかりますよね。
   
  
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『今朝の一写』
 写真を撮っている前を横切ったお嬢さん、動いている物に即反応してしまうあほまろでした。とっさの流し撮りでもレベルがちょっと狂いましたけど、動きは良く撮れました。
  
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『今朝の境内』
 すっかり葉を落としてしまった桜の枝が寒そうですね。
   
 寒そうな境内に見えるでしょう。ソウじゃ無くて本当に寒いのですよ。
    
 寒そうな二天門を取り囲んだ「羽子板市」の幟。よく見ると可愛い雰囲気ですね。
   
 寒そうな浅草神社。
   
 寒そうに走り抜ける自転車。
   
 おはよう!といっても、寒そうな目線はモモちゃんでした。
   
 放置自転車、違法駐輪、浅草の大きな問題点ですね。この六区界隈、日中は自転車の駐輪洪水になってしまうのですよ。
   
 寒そうな美人お嬢さんたちに“おはよう”って声をかけられました。その後は韓国語、一応日本語の挨拶だけは知っていたのですね。キムチじゃ無いし、ナムルでも無いし、韓国語では何だったっけ・・・。
   

 こちらは振り袖を着たお嬢さんの写真撮影ですね。お正月のポスターにでも使うのでしょうか。そんな雰囲気を撮っていると、“すみません、そこ避けてもらえますか!”、って叱られてしまったよ。
   

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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』

 昨夜から点灯した並木通りのイルミネーションです。地味な存在も派手な浅草には似合っているのかもね。
   
 平日の夕方は人影も少ないでしょう。
   
 こちらは同じ7時頃の先週の日曜日です。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数45枚

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