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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年11月22日 (水) 旧暦10月2日大安

- 自転車が恐い -

日記


『今朝の浅草』
 モモちゃんは自転車が大嫌いです。散歩途中で、たとえ停まっている自転車でも避けて通るほどです。まだ幼い頃、散歩中に暴走自転車に跳ねられたことに起因するのです。それ以来、あほまろも自転車が大機らいになってしまったのです。自動車は走る凶器といわれていますが、自転車も負けないくらいというか、歩道を我が物顔で走っているので、歩行者や犬たちにとっては自動車以上に危ない存在なのです。
 浅草寺境内と仲見世商店街では自転車の乗り入れを禁止しています。特に浅草寺本堂前にはそれを告げる看板がたくさん掲げられているのですが、みなさん知らん顔で通り抜けていくのです。

 自転車が近付いてくることが事前に解ると、モモちゃんはあほまろの足元に隠れるのですけど、最近は耳が遠くなってしまったモモちゃんには、猛スピードで走って来る自転車に気付くのが遅れることも多いのです。今朝、修復工事中の宝蔵門の囲いを出た瞬間、猛スピードで本堂前を横切ろうとした女学生の自転車にぶつかりそうになってしまいました。写真でご覧の通り、囲われているので周りが見えないのです。このトンネルを出ようとした瞬間に横切ったのです。“危ない!”、モモちゃんをかばおうとしたあほまろの腕をかすって、自転車は急ブレーキでその場に倒れました。側を歩いていたおばさんが女学生を抱き起こしましたのですが、女学生はべそをかきながら“気をつけて歩けよ!”って怒鳴っているのです。境内は自転車通行禁止なのですよ。なんてことを言い聞かせると、またまたべそをかきながら“うるせー!”だってさ。

 自転車には免許制度も無く、他人の真似をしながら自転車の乗り方やルールを覚えていくのでしょう。小学校でも自転車のルールは教えていないようです。自然に覚えるということは、何でも自己中心の考え方になってしまうのです。ですから、「自分の自転車の前に飛び出して来る人が悪い」と考えてしまうのでしょう。
 
 あほまろが以前に提案した自転車を乗るために、最低守らなければいけないルールを再認識しようと始めた「声をかけま証」運動。邪魔だ!邪魔だ!と言わんばかりに、歩道上をチリンチリンとベルを響かせて駆け抜け行く人、ちょっと気を使ってベルを鳴らさずに“すみません”と、一声かけましょうというのです。今まで小学校を始め、イベント会場などで子ども達に指導、とっても効果が有ったので、行政経由で区内の小学校に薦めてもらったところ、子ども達には、「知らない人には声をかけないように指導している」から「声をかけま証」運動には協力できないとのことでした。
 そんな教育方針なので、独りで殻に閉じこもってしまう閉鎖的な子供が出来てしまうんでしょうね。それがイジメにも通じているのかも知れませんね。

 (文章と写真に写った女学生とは別人で関係ありません)
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『今朝の雷門』
 雷門の下の段差が有るのにも関係なく自転車で通り抜けていく人がいます。注意をすると、“通行禁止だってこと何処にも書いていないだろ”と高を括っていました。もし大きく掲げたとしても守らないでしょう。何故かというと、浅草寺本堂前にしつこいくらい禁止の看板が掲げられているのに、誰も守らないのですからね。
   

   
  
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『今朝の一写』
 いつも独り芝居の練習をしているのかと思えるような独り言を呟きながら歩いて行くお姉さん。今朝は手に花を持ってお経を呟きながら通り過ぎていきました。この先に仏像は無いのですが、いったいどこに納めるのでしょうね。
  
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『今朝の境内』
 屋根の部分の覆いがどんどん外されていく宝蔵門です。
   
 朝日を浴びる浅草寺本堂です。
    
 本堂に向かって右側の大灯篭が立っていた場所です。奥に修理中の灯篭が転がってますね。
   
 こちらは左側です。
   
 バラバラになってしまった左側の灯篭です。
   
 最近は、朝から外国人が多くなりました。花やしきの裏に外国人専用ホテルが出来たからでしょうね。
   
 浅草神社です。
   
 宝蔵門の屋根の部分が無くなったの、お解りですか。
   

 今年は銀杏の当たり年、毎朝銀杏を拾う人が集まってきますよ。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』

 自転車の話題だったので、自転車が普及していなかった頃の写真をご覧にいれますね。
 19世紀初め、ドイツのドライス男爵が自転車を発明したとされている自転車は、明治時代初期から日本でも見かけるようになったそうです。その頃は自転車を持つということが上流社会のステータスシンボルだったようです。今と違って、自転車を見かけたら通行人自ら道を譲ったのでしょうね。
 
 しかし、当時は単なる戯器(遊び道具)にすぎず、通行を妨害するような危険な乗り物だったようです。自転車使用の際は、市街地や混みあっている所、夜中の使用は禁止するようにとの布達が出されていました。たとえ子供用の自転車であっても、今の金額にすると軽自動車一台買えたほどの高級玩具だったのです。
   
 看護婦さんも乗ったのかな?
   
 女学生に自転車は似合いますけど、本当にこんな格好で乗れたのでしょうか。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数50枚

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