『今朝の浅草』
　ニュージーランドの読者から“暖かい北風が吹く次期、地元でオリーブウインドウと呼ばれ春の到来を祝います”そんな書きだしのメールが届きました。日本で言えば「春一番」ってところなのでしょうね。南半球を正反対に位置する我が日本では、「木枯らし一号」が吹きさらし、冬の到来を告げているっていうのに、これから暖かくなるってのが羨ましいですね。

　我が日本では、木枯らしによって大気中の埃も雲も吹き飛ばされ、とっても奇麗な秋晴れの朝を迎えました。我が家の西には雪で真っ白になった富士山が、すぐにでも手が届きそうなくらい鮮明に見えています。東側では、浅草寺の屋根の上に筑波山の山並みも見えていますよ。残念ながらどちらも周りの建物が邪魔をしているのですが、浅草からこれだけの光景が見る場所に住んでいる、あほまろは幸せ者ですね。
　江戸時代に、この近所を描いた錦絵や名所図絵にも遠くに描かれている山々が描かれています。それによると当時は、隅田河畔からどちらの山も見えていたようです。江戸庶民は今朝のあほまろのように、観音様と霊山を一緒にお詣りすることが出来たのですね。

　さて、今朝の愛犬たちです。いつもの観音様の前の記念写真、モモちゃんよりも大きくなってしまったナナちゃんですが、生後まだ８ヶ月しか経っていないのです。同じ柴犬を飼っている方の話によると、足の太さと顔の大きさから見てまだまだ大きくなるそうです。身体は大きくても、まだモモちゃんをお母さんと思って親しげにじゃれついていくのですが、モモちゃんは近付かれるのを極端に嫌がっているのです。
　　　
　下の写真は、五月に同じ位置で撮った写真です。ナナちゃん、こんなに小さかったんですよ。
　　　
　でも、顔つきは今と全く変わっていませんね。モモちゃんとお揃いで買ったリードも、一月後には噛みきられてしまったのです。
　　　
　まるで親子のように甘えていた頃が懐かしいですね。
　　　
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『今朝の雷門』
　カメラの標準ズームレンズの広角側の画角では、雷門の屋根の両側が完全に入らないのです。全体を入れて撮りたい時には、道路の柵の外側に出なければいけないのです。柵の外には三角コーンが立っていて車が入って来れないようになっているのですが、モモちゃんのリードを曳きながら外に出るには、ちょっと面倒なのです。そんな時には、横断歩道から直接雷門の前まで道路を歩いて行くのです。交番のお巡りさんに睨まれながらね。
　でも、早朝の雷門通りには路線バス以外の車がほとんど走っていないので、大目に見てくれているのでしょう。
　　　
　夜が明けたばかりなので、まだ仲見世の看板が点灯したままですね。
　　　　　
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『今朝の一写』
　“やだ〜！”、境内に黄色い声が響いています。きっと「凶」を引いてしまったのでしょうね。“俺、大吉だよ”得意そうにおみくじを見せびらかす彼氏でしたが、大吉や大凶が出るとその反対になりやすいという説もあるのですよ。
　「陽極まれば陰生ず、陰極まれば陽生ず」という言葉に由来されるように、大吉や大凶など対局にあるものはその逆方向に転じ易いということをあらわしているのです。なんて偉そうなことを知っているかのように、教えてあげちゃったりして。
　　
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『今朝の境内』
　写真で撮ると明るくなってしまうのですが、今朝の見た目はこんな様子なのです。露出を２段落として実際に近づけてみました。晴天で良いお天気ですが、太陽（右側）が低いので影になる場所はこのようにまだ暗かったのです。オートで撮ったら下の宝蔵門のように明るく写ってしまうのですよ。
　　　
　宝蔵門前の奉納提灯にもあかりが灯ってますね。
　　　　
　朝の観音様です。読経の声と鐘の音が響いていました。
　　　
　浅草神社です。いつも気になっているのですが、神社では朝のお勤めはしないのでしょうかね・・・。
　　　
　定点観測の懸崖。これもあと三日で終わるのですね。
　　　
　ちょっと緑を帯びた黄色に写ってますが、本当はもっと黄色いのです。カメラのレンズの特徴でこのような色になってしまうようです。明日の朝は、キャノンで撮って比較してみましょうね。
　　　
　ビデオ撮影をしているお嬢さん。モモちゃんも撮ってもらいましたよ。でも、あほまろにはレンズを向けなかったのがちょっと寂しいかな。
　　　
　木枯らしが吹き抜けるたびに境内にガランガランと音を響かせている釣り鐘です。高い位置に有るので小さく見えますが、重低音を響かせているということは、かなり大きな鐘なのでしょうね。この音を聴きながらの散歩って、とっても有りがたく感じるのです。
　　　
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　浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
　朝日を浴びて鏡のように光るアサシビール本社ビルです。
　　　
　六区の大勝館にたくさんの花が並びました。北野武さんを始めとした有名人の名前も多いようです。ここのオーナー斎藤さんのお誕生日が近付いたのですね。
　　　
　一昨日、漫画家のはらたいらさんがお亡くなりになりました。はらたいらさんといえば、竹下景子さんと共に「芸能音楽の３０」、「はらたいらさんに全部」、のクイズ番組を思い出します。あまりにも正解率が高かったので「宇宙人」とも呼ばれていたのです。
　「実は正解を事前に聞いているのでは」と怪しまれたりもしたそうですが、そこは所詮テレビの娯楽番組、クイズダービーの作家であった景山民夫の自伝には、事前にクイズの正解をもらっていたはらたいらさんが、２本撮り収録の1本目で2本目の「正解」を書いてしまってＮＧになったことも有ったとか。
　何はともあれ、今年相次いだ多彩な漫画家の訃報、ご冥福をお祈り申しあげます。