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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年9月30日 (土) 旧暦8月9日仏滅

- 収穫の秋 -

日記


『今朝の浅草』
 ちょっと肌寒い朝になりました。でも、週末とあって浅草寺境内には早朝から団体客が大勢訪れていました。特にこの数日、フランスやドイツからの観光客が多いのです。この時期のヨーロッパ、日本のゴールデンウィークのような時期なのでしょうかね。ドイツ人観光客に訪ねてみようと思ったのですが、ドイツ語解らないし・・・。
 秋の観光シーズンの幕開けは明日から始まる「生花展」です。それが終わると盆景や盆栽が並び、15日からいよいよ「菊花展」が開催されるのです。あほまろは毎年一つの懸崖造りに狙いを定め、最初から最後まで定点観測を行っているのです。それは何の意味も無いのですが、散歩で毎朝眺めているだけじゃつまらないのでついつい撮ってしまう、それを日付順に並べてみると、菊の育っていく過程が良く判るのが嬉しくて止められなくなってしまったんですよ。

 動物でも植物でも、育つ過程が楽しいですよね。我が家のナナちゃんも成長が著しく、今ではモモちゃんよりも一回り以上も大きくなってしまったのです。最近は、投げたボールを持ってこらせる訓練をしているのですが、外では危険なので、秘密基地の中だけですけどね。ちゃんと持って来るようになったんですよ。本当は、どこかの緑の大草原で思いっきり遠くまで飛ばしてあげたいんですけど・・・。
 
 緑の少ない浅草
ですが、この時期になると家々の庭に植えられた植物にも実が付いてきます。あほまろが毎朝秘密基地への近道として使っている路地には小さな柑橘類の実とグミのような赤い実、また我が家の裏では栗も膨らんできましたよ。

 毎朝境内でお逢いする新仲見世のご主人の家ではハゼ(櫨)が実ったといってました。ハゼといえばその実はロウソクや石鹸の油に使われたものでしたが、油を抽出するのにかなりの手間がかかるので最近ではどこも行っていないようです。
 しかしハゼの木といえば暖かい九州、四国、沖縄地方に多く栽培される木なのです。どうして浅草に、それも新仲見世の裏庭で育っているのでしょう。聞いてみると、三十年ほど前に先代が観音裏の植木市で買ってきた苗木が育ったのだそうです。どんどん自然が失われつつある都会のど真ん中であっても、ここで暮らすみなさんは、ささやかな自然を親しもうと努力をしているのですね。
 
 浅草神社の周りに赤い幟が並んでいます。そうか、そろそろ「七五三」の時期になってしまったのですね・・・。
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『今朝の雷門』
 雷門から本堂まで340メートルあります。誰も居ない仲見世で沿道に並ぶ四季折々の軒飾りを撮るのも楽しいのですけど、このようにみごと真ん中に並んで歩く三人、まるで注文をしたかのようですね。こんな偶然も嬉しいのです。
   
 
   
  
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『今朝の一写』
 モモちゃんのお友達、神社の天水桶の側でお休みです。まだ若いので毛並みも奇麗で精悍な顔をしてますね。モモちゃんにもこんな時期があったんだよね・・・。
  
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『今朝の境内』
 ほら、週末なので早朝から大勢の方で賑わっているでしょう。まだ7時をちょっと過ぎただけなのですよ。
   
 奥に見える団体が通り過ぎると、再び閑散としてしまう朝の仲見世です。もちろんこの時間はどこも開いてませんよ。
   
 宝蔵門前と浅草神社の周りに秋の観光祭を祝う奉納提灯が並びました。まだ数が少ないです。今年はここが埋まるのでしょうかね。
   
 昨日は、浅草神社の境内で「ライス・ヌボー」が開催されたのですよ。
   
 こんなんじゃダメだよ。南魚沼の方が言ってました。来年は南魚沼から米造りの指導に来てもらいましょうね。
   
 神社の周りに「七五三」の幟が並びました。昨年はこの場所にも奉納提灯を飾る枠組みが有ったのですけど、ほとんど埋まらず歯抜け状態だったので止めたのでしょうね。
   
 鎮護堂から見た伝法院のお庭です。池に浮かぶ落ち葉、これから水面いっぱいになってくるのですよ。
   
 浅草公会堂のスターの広場。ここに手形をい顕彰している方が亡くなると台東区より弔いの献花が置かれます。今月になって立て続けにお亡くなりになられたので、三基の献花が並んでいます。
 24日、肺炎のため84歳で死去した俳優で霊界研究者の丹波哲郎さん。
   
 26日、肝不全のため73歳で亡くなった作曲家の市川昭介さん。
   
 24日、肺炎のため87才で亡くなった人形浄瑠璃文楽の人形遣いで重要無形文化財保持者の吉田玉男さん。
   
 みなさまのご冥福をお祈り申し上げます。
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』
 浅草神社の境内において、新潟県南魚沼産コシヒカリの新米を全国に先駆けて販売しようという催し「2006 南魚沼産コシヒカリ らいす・ぬーぼーin浅草」が開催されました。
   
 今年は、長雨などの影響で昨年より二日遅れでしたが、作柄は良いそうです。
   

 化粧箱入り一キロ七百円を約六百箱、二キロ袋入り千四百円を約五百袋総て完売してしまったそうです。今年は幸先良いスタートになりましたね。
   
 ど〜です。この実り様、お隣でひっそりを実っている浅草の神田の稲穂が惨めに見えてきましたね・・・。
   


今朝の写真
Panasonic DMC-L1 LEICA D VARIO-ELMARIT F2.8-3.5 14-50mm
OLYMPUS ZUIKO Digital 7-14mm F4 / 50-200mm F2.8-3.5
撮影枚数51枚

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