back home next

あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年9月26日 (火) 旧暦8月5日赤口

- 八咫鏡と浅草 -

日記


『今朝の浅草』
 枕元で昨夜消し忘れたノートパソコンが何か騒いでいます。ニュース購読の設定が狂ってしまったのか、新着メールのお知らせがいっぱいになってしまった警告が鳴っているんです。設定が無料のメールアドレスだったため、容量不足になってしまったんですね。パソコンって便利なようでも、操作を間違うととんでもないことになってしまうんだなぁ。
 ぼーっと、溜まったニュースを見ていると、西から雨が襲って来るようです。東京でも一時間後には雨が降り出すとのこと、
せっかく早起きしたのですから、雨が降り出す前に散歩を済ませてしまわなければね。
 家を出て空を見上げると、雲の流れが速くて今にも雨が降り出しそうな雲行きです。やっぱり傘を持って来れば良かったのかな・・・。なんて思いながらも、モモちゃんの機嫌が良いので、いつもよりも多く歩いてしまいました。
   
 浅草松屋に通じる地下商店街の階段を下りたところにバカでかい鏡が有るのをご存じですか。いったい何の目的でこの場所に鏡を設置したのかは不明ですが、通勤でこの地下街を利用する女性たち、必ず立ち止まってお化粧とかお洋服の乱れを気にしています。
 あほまろとモモちゃんも時々このような記念写真を撮っているんです。いつも不思議そうに鏡を見つめるモモちゃんの顔が楽しいのと、どんどん老けていく我が姿の記録としてもね。
 この鏡を見ながら考えるのは、天照大神が岩戸を細めに開けた時、八咫鏡で天照大神自身を映し、興味を持たせて外に引き出したと伝わる鏡も、これくらい大きかったのだろうな、っていうことなのです。
 「八咫(やた)」とは長さの単位で、手を広げた時の親指と中指の先の間の長さ(約18センチ)のことで、それが八個というと1メートル44センチ。この鏡は十〜十二咫と表現しても良いほど大きいんです。
 何時から有るのか誰も居ない地下の空間の大鏡、ほとんど人が通らなくなった今でも奇麗に磨かれ曇りもなく佇んでいるのです。神話よりも不思議な現実を写し出す大鏡、もしかしたらこの鏡の奥には華やかだった頃の浅草に繋がっているのかもね。
 この鏡を使って地下の大鏡パホーマンスをみんなで考えてみませんか。一人一人の過去と未来を写し出すような、楽しいアイデア考えてみませんか。大鏡の写真を募集してホームページ上に並べてみるとか、そんなの楽しいかも・・・。
   
------○------  
『今朝の雷門』
 ちょっと早い散歩なので、ほとんど人が歩いていない仲見世です。この場所の休日の賑わいを思うと、同じ空間に佇む雷門とは思えないですよね・・・。
   
 
   
  
------○------
『今朝の一写』
 工事中の宝蔵門には、三本の細いトンネルが出来ています。周りを囲っている鉄板に映る歪んだ世界も、地下の大鏡とは違った味わいが有るのですよ。あほまろはこの映り込みが好きで、何か行事が行われるたびに幸せそうなみなさんの姿をカメラで狙っているのです。
  
------○------
『今朝の境内』
 お彼岸のお詣りなのでしょうか。手に紫色の花を持ったお嬢さんが歩いて来ました。いったい何の花なのかな・・・?気になってシャッターを切ってしまった一枚です。
   
 朝のお勤めご苦労さまです。特に意味は無いのですけど、シャッターを切ってしまったので・・・。
   
 母子地蔵さん、これから寒くなるとどんどん厚着になっていくのですよ。このお地蔵さんは、漫画家のちばてつやさんのデザインなのです。ちばてつやさんといえば、昨日から銀座の画廊(彩鳳堂画廊)で、ちばてつやのデビュー50周年記念展「ちばてつや50年の足跡」銀座展が開催されています。画廊で漫画家の個展が開催されるというのは画期的な出来事ですね。これを機会に、マンガの原画も絵画と同様、美術品として市場に出回ってくれると良いですね。
 ちばてつやさんは、テプコ浅草館で開催されるデジタル・ポンチのイベントにも参加されます。
   
 灯篭会が終わり、静けさを取り戻した影向堂境内です。
   
 このところ何の話題も無い普段の浅草神社です。
   
 浅草の神田もそろそろ借り入れ時なのでしょうね。昨日、天皇陛下は皇居内の「生物学御研究所」脇の水田で、毎年恒例の稲刈りをされた映像がニュースで流れていました。収穫した米は秋の新嘗祭など皇室の神事に使われるそうです。
   
 浅草の神田はいったいどれくらいのお米が採れるのでしょう。これっぽっちじゃお茶碗一杯にも満たないんじゃないのかな・・・。皇居の神田は、約240平方メートルあり、約100キロの収穫が見込めると書かれていました。その様子はグーグルマップでも見ることができますよ。
   
 
   
------○-----
 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』
 浅草に東武電車が乗り入れて今年で75周年になります。それを記念して、11月1日から浅草松屋で記念祭事が開催されます。
   

 今となっては、古くさい東武陸橋の鉄骨ですが、戦渦にも絶えて未だに現役で活躍しているのです。
   
 ここが地下商店街の入口です。この奥に、あの大鏡が設置されているのですよ。
   
 広間でも暗く怪しく小便の臭いにノスタルジーを感じさせてくれる商店街なのです。
   
 表面は近代的な造りになってしまいましたが、一皮剥けば昭和6年製のビルなのです。あほまろは松屋浅草創立75周年記念行事で、昭和初期の浅草を中心にした展示に協力しますよ。
   


今朝の写真
Panasonic DMC-L1 LEICA D VARIO-ELMARIT F2.8-3.5 14-50mm
OLYMPUS ZUIKO Digital 7-14mm F4 / 50-200mm F2.8-3.5
撮影枚数49枚

back home next