あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年8月18日 (金) 旧暦7月25日先勝

- 猛暑の特異日 -

日記


『今朝の浅草』
 蒸し暑い朝になりました。それもそのはず、今日は、過去の統計によっても猛暑となる確率の高い日なのだそうです。昨夜来の雨が朝日によって一気に蒸発しているのでしょうね。歩いていても背中に流れる汗が解るほどでしたよ。
 暑くなるといけないだろうと、いつもより1時間以上も早めに出かけたのでしたが、犬たちは長い舌を目一杯出してハアハア気持ち悪そうに歩いていましたよ。犬には汗管が無いのでさぞや苦しかったことでしょう。
   
 ナナちゃんも生後五ヶ月も過ぎると大人の犬って雰囲気になってきましたね。身体の大きさも、モモちゃんと同じくらいになってしまいました。獣医さんが、“この犬は大きくなるよ”
って言ってた通りですね。
 ナナちゃんはとってもスタイルの良い犬なのですが、欠点はただ一つ鼻の頭が白いことなのです。買うときに悩んだのですけど、今となってはそれがチャームポイントになっているのでしょう。5月5日に我が家に来てから三ヶ月、モモちゃんとは慣れたのですが、他の犬たちは未だに怖がって近寄ろうとはしないのですよ。
   
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『今朝の雷門』
 浅草のあちこちで高校生の制服姿を見かけます。どう見ても高校生には見えないご年配の方々も多いようなので、今日もテレビドラマ「セラー服と機関銃」の撮影が行われるのでしょう。写真のように遠くからは高校生のように見えるのですからね。ドラマでは、こんな格好で機関銃を持って暴れるんでしょうね。
   
   
  
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『今朝の一写』
 ボーイスカウトの下部組織をカブスカウトって言うんですって。これってシャレで付けられた名称なのでしょうかね・・・。今日これから何かのイベントを行うのか、みんなで二天門前に机や荷物を運んでいましたよ。
 奥に見える建物は、先月廃止された交番です。東京都内の交番計941ケ所のうち、12・9%にあたる121ケ所が今年度中に廃止されるのだそうです。この121か所のうち、完全撤去が決まっているのは12か所。別の用途に使う88か所のほか、15か所は、夜間が1人勤務で深夜は無人になることがある交番などとして運用を続け、残る6か所は用途を調整中なのだそうです。
 この交番はこれからいったいどんな用途に使われるのでしょう。あほまろの希望としては、浅草寺を訪れる方の休憩所に使って欲しいと思うのですけど、無理でしょうね。東京一の観光地、浅草寺には観光客が休憩する場所が一つも無いのです。修学旅行の学生たちが、地べたに座って弁当を使っている姿、せっかくの旅行も悲しくなりますよね。
  
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『今朝の境内』
 伝法院の前庭の側溝が完成し、次はいったい何の工事なのでしょうね。小型のクレーンが運び込まれました。 
   
 鎮護堂のお庭です。この時期、大銀杏の幹には無数の穴が空いているのです。セミの幼虫が這い出してきた跡なのです。雨が上がったのでセミが一斉に鳴いていましたよ。 
   
 いつものお地蔵さんの広場に植えられた笹の垣根、一時は枯れてしまったかのようでしたが、完全に復活したようです。しっかりと根付くと、今度は増えすぎてしまうのがこの笹の特徴なのだそうです。清掃員のおじさんが教えてくれました。
   
 浅草神社。毎日同じ場所で撮っていますが、いつまで続けたら良いのでしょう。そろそろ飽きてしまったよ。
   
 浅草の神田もいつまで撮り続けたら良いのでしょう。長野の田んぼでは稲穂が出ているというのに、ここは全く気配無し。 
   
 ぎらぎら照りつける朝日で、雨に濡れた葉っぱの水滴がどんどん蒸発しているのが解るかのようでした。水滴がどんどん小さくなっていく様子、じ〜っと観察してみました。
   

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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』
 以前にも書いたことがありましたが、「めぐみ地蔵」には様々ないわれがあるようです。先日、長野の山の中で見付けたのも「めぐみ地蔵」で、この地蔵のほとんだが稚拙な造りのお地蔵さんなのです。
 岐阜県のとある村の伝説によると、大阪から長良川を昇って大垣までお地蔵さんを届けようとやって来た連中が、途中の村で一夜を過ごしたのです。その夜、全員が、お地蔵さんが、この村に留まりたいとおっしゃっている夢を見たのでした。それを聞いた宿の主人が村の名主さんに伝えると、“それは良いこと、ちょうどこの村の街道を守ってくれるお地蔵さんを捜していたところ、どうかそのお地蔵さんを譲ってもっらえないか”、と、一行に持ちかけたのです。一行は、“これは大垣の名主さんに依頼された物ですが、この村に留まりたいとのお告げ、さっそく大垣に行ってそのことを告げ、後日新たなお地蔵さんをお届けすることにいたしましょう”、村の名主さんは、大垣で頂けるという金額の数倍を払って村の守りとしたのでしたとさ。
 ガイドブックを見て驚き、同じ言い伝えが長野の山の中の伝説にも有ったんです。同じく天龍川を上って諏訪に届ける途中に貰い受けたって「めぐみ地蔵」がね。いつの時代にも、詐欺(まがい)商法が存在していたのでしょうね・・・。
 浅草寺境内の「めぐみ地蔵」、隅田川を上って足立村の名主に届ける途中・・・、いつもそんなこと考えながら稚拙な造りのこのお地蔵さんにお詣りをしているのです。
 みなさんの街にも「めぐみ地蔵」と、同じような言い伝えが有りませんか。もし有ったら教えてください。ちょっと「めぐみ地蔵」の由来を調べてみたくってね。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数61枚