『今朝の浅草』
　ようやく終わった・・・。終わるまではイベントに関わる様々な事で頭の出口を何重にも塞いでしまって、それ以外の事は考えさせてくれない、自分の頭なのに、自分でコントロール出来なくなっていたのです。昨夜の「大東京和おどり」がとりあえず終了し、準備段階で起こった様々なトラブルなんてのは忘れてしまっても良いというのに、頭の中で執拗につきまとっているのです。あ〜とっても疲れました・・・。

　昨夜の「大東京和おどり」に参加された踊り子さんの総数４５００名。浅草警察の調査では浅草側の観客総数およそ１８０００名。墨田側の観客１００００名と、大勢の方々が今回のイベントを楽しんでくれました。参加されたみなさんも、見物されたみなさんも一堂に“楽しかった”と口に出していってはくれますが、関係者としては不満も多く残るイベントでした。
　なにしろ始めての企画だったので、全体像を全くの想像で始めなければいけなかったのです。たぶんそうなるであろう・・・。でも、そうならなかった場合のことが抜けていたり、予想もつかない事態が起こったり。そんなの当たり前といえばそれまでですが、来年の開催に向けての反省点としてしっかり把握しておかなければならないようです。

　本来なら、浅草のイベントといえばカメラを持って飛び回っているあほまろですが、今回は浅草会場の責任者として、本部席から全く動くことも出来ず、参加者や観客たちのクレームに対処しなければいけない役割だったのです。ですから、墨田会場の様子はもちろん、コース上の踊り子さんたちの動きを全く把握することはできなかったのです。それにもかかわらず、“どの辺りで誰を捜してくれ”とか、何々連が今どこで踊っているのか教えてくれ。そんなの全く対処しようがありません。それに気付いて“ごめんなさいね”と、去ってくれる方は希、“あんたが責任者だろ、早く捜して来い”とか、“私の回りで踊っている変な親父連中を追い出してくれ”、“もっと踊りの間隔を開けてくれないと踊りにくい”、“どこどこが真っ暗で踊りにくい”、“うちわを落とした”、“カメラを落としたので届いていないか”、“水を飲むところはどこか”、もう大変。そんな軽いのは、顔で笑って心で怒りながら優しく対処してあげたのでしたが・・・。もっともっと大きな問題が近所からの騒音の苦情です。おまけに、夜間なので取材にヘリコプターを使用しないで欲しいと報道関係に要請をしたにも関わらず飛ばしてしまった新聞社。そんな苦情まで舞い込んでくる始末です。

　わがままで一番困ったのが、“２時間も待っているのに、始まったと思ったら歌手のステージじゃないの。こんなの止めてすぐに東京音頭をかけなさい”。踊りのお師匠さんとそのお弟子さんのおばちゃん約２０名ほどに本部席を取り囲まれた時でしたよ。案内では午後６時開始となっているように、ご理解ください。と、なんとか逃れたのでしたが、今度はやぐらイベントの時間が押し、“６時開始といったのに、もう５分も過ぎている、途中でも歌を中止して踊りの音楽を流しなさい”、結果は１５分遅れで踊りがスタート。それまで、彼女たちの鋭い視線を浴びながら早く終わってくれと祈るあほまろでしたが・・・。
　途中でまた来ました。“曲の間の喋りが邪魔なのですぐに止めなさい。お師匠さんがカンカンに起こっているよ”、どこのお師匠さんか知らないけれど、そんなお師匠さんの何処に魅力が有ってくっついているんだよ。なんてことは言いませんでしたけど・・・。

　桁外れ、隅田川両岸２キロで繰り広げられた大盆踊り大会。終わってしまえば、不満をぶちまけていた方々も楽しい思い出として心に残してくれたら良いのですが・・・踊りも暑いし、天気も暑かった。昨日の台風一過の東京は、うだるような暑さって言葉がピッタリの一日でしたよ。
　盆踊りとしては、たぶん世界一だったんでしょうね・・・。
　
　疲れているのか、いないのか。イベントは終わっても、総てが終わったわけじゃ無いのです。新聞社と約束した時間に、昨夜の抽選結果をネットにアップ。何の約束かというと、新聞が配達されるよりも前に発表されたら困るってことなのです。午後８時には新聞は、みなさんのお手元に届いている時間ということでね。　
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『今朝の雷門』
　外人の旅行者が大きな荷物を持って歩いています。昨夜も日本縦断旅行中というヒッピー姿のアメリカ人も盆踊りを楽しんでいました。黙って踊っていれば良いのに、一人が寂しいのか、係員の半纏を貸してくれとか言って、何度も本部席にやって来るんですよ。
　　　
　　　 　　
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『今朝の一写』
　いつもカートに乗ってお散歩をしているワンちゃんです。時々、カートから降りて歩く姿も見られるので、全く歩けないわけじゃないようです。最近足腰が弱くなったモモちゃんもいつかこんな姿になるのかな・・・。どんな姿になったとしても、毎朝観音様に連れて来てあげるからね。
　　
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『今朝の境内』
　伝法院の前庭の側溝に蓋が付いて完成ですね。秋になって落ち葉が塞くようになったら、掃除は大変そうですね。　
　　　
　昨夜のイベントがウソのように静まりかえっている境内です。ようにじゃなくて、ウソですよね。ここでイベントが有ったわけじゃないので。
　　　
　　　 　
　　　
　いつもの三匹のお婆ちゃん。
　　　
　浅草神社も昨夜のイベントとは関係無いので、普段通りの静けさでした。
　　　
　浅草の神田も昨夜のイベントとは関係無いので、育ちが悪いのかな。それも関係ないか。
　　　
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　浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
　あほまろは撮れなかったので、墨田会場の様子は、知り合いの方が撮ってくれました。ニュージャージから修学旅行で訪れた高校生４４名も参加してくれました。
　　　
　最初は見よう見まねで踊る高校生でしたが、数分で覚えてしまったとか。若いって良いですね。
　　　
　辻香織ちゃんご一行も歌の合間の踊り見物ですね。
　　　
　このように、隅田川両岸に長い踊りの列が出来たのです。こちらは墨田区側。
　　　
　浅草会場は助手の古麻呂が撮りました。手前が浅草芸者のみなさんたちですね。
　　　
　こちらも長い列が続いたのですが、ちょっと暗い場所もあって踊り手さんも大変だったそうです。来年はちゃんとしますからごめんなさいね。