あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年8月3日 (木) 旧暦7月10日仏滅

- 破産の日 -

日記


『今朝の浅草』
 すこしづつ夏らしくなっても良いのではないでしょうか。今朝はお日さまは出ている野ですが、涼しくて爽やかな朝なのです。いつも暑くなる前にと早めに散歩に出かけてしまう女房とナナちゃんでしたが、今朝は久しぶりにモモちゃんと一緒のお散歩です。ナナちゃんも生後5ヶ月を過ぎるとどんどん大人になって、むやみにモモちゃんに齧り付くことも無くなったので安心して一緒に歩いていました。最近はあほまろの秘密基地の中で一緒に暮らす時間も多いので早く慣れて欲しいですね。
 ナナちゃんは遊んでもらいたくてじゃれていくのですが、年寄りのモモちゃんにとっては、とっても煩わしいのです。あほまろと二人だけで、のんびりと浅草寺境内の散歩をするのがいちばんの楽しみなのですから。早々にナナちゃんと別れ、いつものようにトボトボノロノロと時間をかけて散歩を楽しんできました。
   
 浅草のメインストリート、雷門通りの両側にサンバカーニバルの提灯が並び始めました。このイベントも今年で26年目を数えるのです。どうして浅草にサンバなのかは別としても、東京の夏祭りで一番集客が多いイベントになってしまったのですからね。昨年は、出場24団体、総勢4500人のダンサーを見ようと集まった観客は50万人でした。浅草のイベントとしては、三社祭100万人、隅田川花火大会95万人に次ぐ大イベントになってしまったのです。
 あほまろが浅草のサンバカーニバルを始めて見たのは第2回目、あの時はまだ踊り子も少なく、まるでデモ行進でもするかのような警官に守られながら車道の隅っこで踊っていたのです。おまけに下町には似合わないと、浅草の連中のほとんどがそっぽを向いていたのですよ。それがまさかこんな大イベントになるなんていったい誰が想像しましたかね・・・。
 
 今月10日に開催する、隅田川「大東京和おどり」。これも隅田川の新しい夏の風物詩にしようと、現在、台東区・墨田区共同で企画をしています。踊りに使用する曲はおなじみ「東京音頭」と、アレンジバージョンの「大江戸東京音頭」
 この曲本来は昭和7年夏に「丸の内音頭」として創られたのでしたが、翌年には、昭和天皇に第5子が御誕生するとの大ニュース、それまで女子だけだった皇室に跡取りの男子が産まれますようにとの願いを込めて、昭和8年7月、東京の盆踊り歌に改作した「東京音頭」として男の子が産まれますようにとの願いを込め、浅草でお披露目されたのでした。
 その甲斐が有ったのか年も押し迫った12月23日。みごと皇太子(現天皇陛下)のご生誕となったのです。お生誕を祝い、浅草では真冬にもかかわらず「東京音頭」の踊りと堤灯行列が行われ、花火も打ち上げられたのでした。

 「東京音頭」といえば、今ではヤクルトの応援歌のようになってしまいましたが、これをもういちど、東京人のための踊りに戻そうと今回の企画がなされたのです。これが成功し、5年後10年後の「大東京和おどり」の賑わいを想像すると楽しくなりますね。
 来年は、「東京音頭」のアレンジの企画を決め、審査委員会で承認された「曲」「連」の審査会を開催する予定でおります。徳島の「阿波踊り」、高知の「よさこい」、北海道の「よさこいソーラン」のように日本を代表する「大東京和おどり」に育てあげるためには、最初が肝心なのです。みなさんも新しい歴史の始まりに参加してみませんか。

 現在、実行委員会では、3000名以上の踊り手を集めようと奔走しておりますが、現在まで予約を頂いた団体と取り手は約1500名です。あと一週間、なんとか更に1500名を集めたく、みなさんのご協力、宜しくお願い申し上げます。当日も受付を行いますが、出来ましたら一人でも二人でも、事前申し込みをファックスでお送りいただきたいと思います。詳細はホームページをご覧ください。
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『今朝の雷門』
 いつもの雷門前です。現在、昨年から更新がおろそかになっていた「雷門」項目
に昨年と今年の写真の追加作業を行っています。完成すると、七年分の毎日の「雷門」がご覧になれますよ。誕生日や記念日、またあなたが浅草を訪れた日の「雷門」、このままで良かったら、ご自由にお使いください。
 「大東京和おどり」が一段落したら、アップしたいと考えております。また、カレンダー風に一年分の雷門を並べたポスターも制作中です。
   

   

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『今朝の一写』
 場違いですが、映画の一シーンのようですね。雄大なスケールの中に燃え上がる炎の恋!映画史に輝く不朽の名作「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラみたいかな?でもね、ヴィヴィアン・リーとは似ても似つかぬ金髪女性でしたが・・・。
  
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『今朝の境内』
 伝法院のお庭、水はけが悪いので通路の両側に側溝を造るようですね。穴が掘られてましたよ。
   
 弁天山の鐘楼です。
   
 鐘楼に昇る階段の脇の梅の木、とうとう最後の実も無くなってしまいました。楽しみをありがとう。来年までさようなら・・・。
   
 観音裏広場の「台東薪能」の会場跡です。すでにパイプ椅子は取り外されましたが、座布団はまだ積まれてますよ。雨が降らないうちに早く片付けてくださいね。余計なことだけど・・・。
     
 いつも全く変化の無い浅草神社の正面です。とはいえ、変化があっちゃいけないですよね。なにしろ昔国宝、今重要文化財なのですから。博物館のショーケースには入りませんけど・・・(笑)。
   
 浅草神社の浅草の神田が乾田になり、いよいよ稲の芽が出てくる時期になりましたが、まだその兆候は無いようですよ。
   
 こうして見ると、かなり大きく育ちましたね。
   
 外人男性三人に日本女性三人、怪しげな英会話が楽しかったもので・・・。
 “ユーウォークアサクサ、はじめてタイムですか?”だって。
朝っぱらからどっかでナンパされたのかな・・・。それとも、昨夜から?
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』
 今朝も浅草のあちこちで「セーラー服と機関銃」の撮影が行われていました。それにしても今回のドラマはかなり力が入っているようで、ロケ予定地の随所でクルーが待ちかまえているのです。
 こちらは影向堂前。
   

 影向堂のお庭。
   

 目高組事務所になっている、ふきや商店の三階と屋上。
   
 狭い路地に大型のクレーン車を入れての撮影です。お金かかりますね。
   

 伝法院通りでは、主人公の女の子が花束を落とすところを撮ってました。 浅草という地はヤクザ映画の舞台として様になるのでしょうね。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数82枚