あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年7月24日 (月) 旧暦6月29日仏滅

- 暑中見舞い? -

日記


『今朝の浅草』
 連日の雨、停滞する梅雨前線の影響で九州南部では記録的な大雨のため道路が寸断し、床上・床下浸水などの被害が出ているようです。これもやはり地球温暖化が影響しているのでしょう。この雨はこえれから九州を始め、中国、近畿、北陸、東海、甲信までの広い地域に大雨をもたらすそうです。関東もその影響を受け、これから雨が激しくなってくるのでしょうね。

 外は激しい雨が降っています。ベッドの中で出かけるのを躊躇していると、午前7時をちょっと回ったころ、かすかに日が差し雨も小降りになってきたようです。これは、チャンス、急いで散歩を済ませようとモモちゃんを連れて出かけたのでした。今日の判断が良かったのか、最後まで小雨状態でした。今、パソコンに向かいながら窓外を見ると雨は更に激しく降っているようです。それにしても、毎日嫌なお天気ですね。
 例年の今頃は、連日の日照りと猛暑で嫌気がさしているはず。それはそれで困りますが、やっぱし夏は暑い方が季節のけじめが付きなすよね。
 郵便局では「暑中見舞」の葉書が売り出されています。「暑中見舞」とは、真夏の暑い最中でも、健やかに過ごしているかどうか相手の安否を気遣って出すのが仕来りで、一般的には、夏の土用の期間に出すことになっています。
 立春、立夏、立秋、立冬の前十八日間をそれぞれ土用と呼びました。もともとは春夏秋冬それぞれの土用がありましたがいまでは夏の土用だけが残ってしまったのです。「暑中見舞」は、土用の入り(七月二十日頃)から立秋(八月七日〜八日)の前日までの十八日間のうちに出すのがエチケットとされているのです。

 あほまろの秘密基地にも、「暑中見舞」が届き始めました。その文面は総てが「猛暑」「酷暑」「暑さ厳しき折から」など夏の暑さを表す文章になっています。たとえば年賀状はどんなことがあっても、暦通りに正月はやって来るので、事前に「おめでとう」の文章で準備をしても間違いは無いのですが、こと「暑中見舞」となると臨機応変に対処しなければマヌケになってしまいますね。
 「暑中見舞」を差し出されるみんさんは、“葉書が届く頃にはきっと猛暑になっているであろう”と、する文面を事前に準備しているのです。また、コンビニでは、そんな文章を印刷して売っているところもあります。誰もこんな事態を予測することは出来なかったからでしょうね。
 今年のあほまろは、「長梅雨見舞」“夏は暑い方が夏らしいですね。暑中見舞を出したくなるような夏を願って。健やかにお過ごしください・・・”。そんな文章を考えているのです。

 最近は、浅草の路地からもどんどん電柱が消えていくのです。地上に出ていると邪魔なので総てを地下に埋設してしまうのでしょうね。今朝は、「雷門柳小路」で、電柱を抜く作業が行われていました。50年、100年後には「電柱と電線」って死語になっているのでしょうかね・・・。
   
 霧雨に変わった影向堂のお庭で、じ〜っと、桜の葉っぱから滴り落ちる水滴を眺めながら、平野啓一郎の非常に難解で読み通すのが難しい短編小説集「滴り落ちる時計たちの波紋」の一部を思い出してしまいました。決まったリズムがあるじゃ無し、決まったコースがあるじゃ無し、気ままに垂れる水滴。「誰にでもなれるような気がして、結局、誰にもなれないまどろこしさ」ってこんなことをいうのでしょうね。
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『今朝の雷門』
 大きな荷物を曳いた外人がお巡りさんに何か訪ねています。でも、お巡りさんは英語を理解できずに地図を指差し、何処に行きたいのかと聞き返していますよ。彼が言ってるのは、荷物が多いのでこの付近で、どこか休める場所が無いのかを訪ねているんですけどね・・・。今朝のあほまろ、気分がすぐれないので、関わり合いにはなりませんでした。
   
   

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『今朝の一写』
 “今日も一日良い日でありますように”、お母さんのお祈りが終わるまで、ワンちゃんはどんな気持ちで待っているのでしょう。ワンちゃんはモモちゃんが気になるのか、じ〜っとこっちを見ていました。こんな光景は、毎朝見かけますよ。
 ちなみに、あほまろとモモちゃんは御賽銭箱の前に並んでお詣りをしているのです。

  

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『今朝の境内』
 激しかった雨も、境内に入ると小雨に変わっていました。
   
 水はけの悪い箇所を直したので、境内で水が溜まる箇所が少なくなりましたね。
   
 重要文化財の「二天門」です。こちらも来月から修復工事に取り掛かるようです。
   
 雨の中にもかかわらず、8月1日に開催される「台東薪能」の舞台造りが行われています。開催2週間前から会場造りの準備していても、当日に雨が降ると、公会堂に移して開催されるのです。そんな日は作業に携わった方がいちばん残念でしょうね。
   
 元気な柴犬ムサシが走ってきます。毎朝、ご主人の山○さんの自転車と一緒に走って散歩をしているのです。以前は、モモちゃんは山○さんから美味しい笹身の薫製を貰っていたのですが、歯が悪くなってから貰うのを遠慮しているのですが、今も、山○さんとムサシを見付けると近寄って行こうとするモモちゃんなのです。
   
 これが噂の浅草神社。
   
 これが噂の浅草の「神田」。関係ないけど、どっちもお祭りが有名ですね。
   
 これが噂の定点観測。まだ実は付いていないようです。
   
 これが噂の水溜まり。特に言うこと無し。
   
 これが噂の弁天山の梅の実です。奥に二つ並んでいた実の一個が落ちてしまいました。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 仲見世東側の路地、宝蔵門から雷門を見たところです。特にこれを写そうとは思わなかったのですが、雨を避けるように寝ている猫の存在が気になったもので・・・。
   
 こんな写真を掲載するのは躊躇ったのですが、注意書きの立て看板がいつの間にか、『「暴力、たかり、娼婦」が多くなっています。』と変わっていたもので・・・。以前は、『ゆすり、たかり、街娼に注意』でした。やっぱ、今の世の中、街娼なんて言葉は一般的じゃ無いのでしょうね・・・。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数69枚