あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年6月8日 (木) 旧暦5月13日大安

写真館にて三社祭・品川神社例大祭等を公開中!
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 作業服 -

日記


『今朝の浅草』
 工事用のシートで覆われてしまった宝蔵門の現場を足場を組む作業員が歩いています。以前、知り合いの鳶頭から、鳶の衣装は現場で働きやすく考えられているのだと聞いたことがあるのですが、ズボンの下の方がバルーンみたいに膨らんでダブついているのです。これって見た目には高い所で何かに引っかかってしまいそうにも思えるのですけど、ピチピチのジーンズではしゃがむのは困難なように、布に余裕があるため、足を広げたり、この方が膝を曲げたり、とにかく動きやすいのだそうです。

 他にも、何かが当たった時に感知するセンサーは猫のヒゲのような役割、高所での作業が多いため、旗のように風の強さを計る風速計、汗などで衣装が肌にまとわりつかず、風通しが良い女性のロングスカート、作業中に誤って鉄くぎなどを落としてしまった時に、ズボンのヒラヒラにあたって下に流れ、体を傷つけないプロテクター。また、ダボダボの下は急にすぼまっているが、これはふくらはぎをギュッと締め付ける事によって、ふくらはぎがポンプのように血の流れを活発にし、むくみを防ぐ健康器具。なるほど、それなりに多くの理由があったのですね。

 江戸時代の鳶装束といえば、半纏(はんてん)に股引き(ももひき)、腹掛け(はらかけ)という現在ではお祭の時に見るようなスタイルでしたが、明治以降に庶民の間にも洋装が導入されるにしたがって変化してきた生活の知恵の結晶なのでしょうね。
 それと、足は絶対に地下足袋です。裏面の素材がゴムで作られ、長さもふくらはぎあたりまでと長いものです。それをコハゼとよばれる金具で、太さを調節するのです。これを履くことによって、地面の感覚がつかみやすく、軽くて、雨にぬれても乾きやすく、最高の家業環境を与えてくれるのです。今では安全面も憂慮して、指先に鉄芯が入った安全地下足袋もあるようですね。

 そういえば、警視庁特殊急襲部隊(SAT)、函館空港ハイジャック事件で機内に潜入した時は地下足袋を履いてましたね。東京サミットなどの要人が来日する大規模な警備では、ちゃんと背広を着ているのですが、いざという時のために、いつも着替を用意しているのでしょうかね。
 先日品川のお祭りで思いっきり担ぎ手に足を踏まれてしまいました。彼等は踏まれても痛くないように、安全地下足袋を履いているんです。おかげで、踏まれた足が痛いのなんのって・・・。これだって一種の凶器となるのでしょうね。

 ナナちゃんの散歩もだいぶ慣れてきたようです。散歩の時はモモちゃんも大人しいので、安心してじゃれていましたが、家に帰ってくると怖がって側にも寄れず、顔を見るだけで震えてしまうのですよ。これも、教育のひとつなのでしょうかね。
   
 ナナちゃん、5月6日に我が家に来た時の体重は2キロでしたが、今は4キロを超えてしまいました。わずか一月で2キロも増えてしまったのですね。この調子で大きくなっていくと、すぐモモちゃんを超えてしまいそうです。ちなみにモモちゃんの体重は、この数年7キロを維持しているのです。
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『今朝の雷門』
 すっかりローアングルがお気に入りになってしまいました。8年以上も撮り続けてきた雷門前の写真ですが、なぜこのアングルに気付かなかったのでしょうね・・・。みなさんも、雷門の写真はローアングルで撮ってみてはいかがでしょう。とはいえ、日中は大勢の観光客で混雑しているので、無理でしょうね。それと、しゃがみ込んで下から撮っていると怪しまれるかも(笑)。
   
 こちらは対象物に乏しいので、目線位置がベストなのです。
   

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『今朝の一写』
 浅草寺本堂前に自転車やバイクの乗り入れが禁止された当初は、車止めの柵が何重にも置かれていたのですが、今はしつこく書かれて看板だけです。この看板には、「自転車・バイク等の車両は通行出来ません」と書かれていますが、その後に「押してください」と書かれていた箇所を紙で覆ってしまいました。ということは、降りて押してもいけないということですね。
 でもね。みなさん、当たり前のように通っているのですけど、警備員が注意するのを見たことはありません。いったい何がいけなくてこんな看板を大量に作ったのでしょうね。
  

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『今朝の境内』
 本堂の正面に上の写真の看板が見えますね。ここだって、通勤や通学のみなさんが自転車ですいすい通っていくのです。
   
 巨大スクリーン。昨日も書いた通り、ここで往年の名作を上演するって企画、面白いと思いませんか。観光連盟のみなさん、夏のイベントの一貫として企画しませんか。
   
 弁天山の梅の実ですが、この実の下にあったのが、熟す前に盗られてしまいました。
   
 浅草神社のエンジュの木と、神田です。稲の苗は昨日より気持ち大きくなったかな。
   
 こちらのソメイヨシノの実が黒く熟すと、鳥たちが喜んでやって来るのです。赤い時には見向きもしなかったのにね。やっぱ、毒が有るのを知っているのでしょうね。ソメイヨシノだって、子孫を増やすため、種が完成するまで必至に身を守るために赤いうちは毒を含ませているのです。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 再び「浅草地下商店街」です。先週もここの話題を取り上げました。それに対して数名の方よりお便りを頂いたのです。この地下街は国道の真下に位置するので、管理は国が行っているとか、30年前には夜になるとスナックが並んでいた、数年前までは娼婦のたまり場になっていた、等々、とっても興味の有る内容でした。
 その中で、かつて浅草の新仲見世で商売をされていて、現在はハワイで隠居生活をしていらっしゃるご夫婦から“現在ここに入居している商店を知ることは出来ませんか”とのメールを頂きましたが、いつ通っても閉めているお店も多くその実態がつかめません。とりあえず、商店の名前が並んだ看板が有りましたので掲載しておきます。
 不思議な商店街、調べれば調べるほど、謎が深まっていますよ。

   
   
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数62枚