あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年6月6日 (火) 旧暦5月11日先負

写真館で三社祭公開中!
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 伝法院通りの追加 -

日記


『今朝の浅草』
 ちょっと肌寒い朝です。上着を着ないで外に出た瞬間、くしゃみの連発ですよ。戻って上着をとってくるのも面倒だし、モモちゃんも早く用を足したがっているので、そのまま散歩を続けました。案の定、歩いているうちに身体はポカポカしてくるものですね。
 浅草公開堂の伝法院通りに面した側の覆いがとられ、その全貌が明らかになってきました。ここの絵のモチーフは、公会堂だけあって江戸時代の芝居小屋の雰囲気ですよ。詳細は「今朝の余談」をご覧ください。
   
 ナナちゃんは元気が良すぎて困っています。家の中で大きな声で泣き叫ぶし、外に出るとリードが邪魔と食いちぎりそうになるし、ちょっと歩くだけで途中から歩かないと座り込んでしまうし・・・。女房は、こんな犬飼わなければ良かったと愚痴っていますよ。どんどん大きくなっていく身体、歩くのを嫌がると女房が、抱き抱えて帰らなければいけないのですからね。モモちゃんも呆れてましたよ。

 2006年6月6日の6が並びましたね。古来から芸事は6歳の6月6日から始めると上達すると言われていることから、今日は「お稽古の日」とされているのです。6才からお稽古といったら、ピアノ、バイオリン、バレエ、日本舞踊、習字、そろばん、空手、柔道、英語、語学、水泳、茶道、華道、卓球、スケート、絵画等々世の親たちは子供の将来の姿を夢見て高い月謝を払って英才教育に夢中になっている方も多いようですが、長続きすれば良いのでしょうけど・・・。
 子供の将来に期待し、とりあえず良い学校を目指すために有名塾に入れるのも一種のお稽古といえるのでしょう。有名進学塾の調書でご存じの通り、有名国立大学の入学者のほとんどが小学時代から塾漬けの生活で勝ち取る栄光なのです。彼等は、有名国立大学を卒業して社会人となって、ようやく勉強から開放されるのです。
 犯罪者となってしまった有名国立大学出身の成功者、ホリエモンやムラカミ氏のように「金もうけ、悪いことですか」なんて言えるまで成功すれば、たとえ犯罪者になろうとも、親は子供の頃からのお稽古の甲斐が有ったといえるのでしょうか・・・。

 “手に職を着ける”、古来から人間が生きていくために当然必要なことだったのです。読み書きそろばんが出来なくても、腕の良い職人に成って豊かな生活をすることが出来ればそれで満足。欲をいえば、表通りにお店を構えることが出来たら最高の人生だったのでしょう。そんな時代は古い時代の・・・、とは、言い切れないようです。
 有名国立大学を卒業し、僅かの期間に他人の何千倍ものお金を儲けてしまい犯罪者になったとしても、稼いだ財産が総て没収される訳じゃ無いのです。ホリエモンだって、ムラカミ氏だって、数年間刑に服して総てを精算したとしても、手元に残るお金は普通のサラリーマンが生涯稼ぐ金額の数十倍になるのです。残った金を眺めながら、第2の人生を考える時始めて、親たちは、お稽古が功を奏したと安心するのでしょうね・・・。

 あほまろは過去に、塾とかお稽古事とか全く経験がありません。ただ、小学生の高学年の頃、近所に住んでいた絵描きの先生
の所に、時々絵を習いに行ってたことがありました。あれは確か、親からのお仕着せじゃ無く、絵の先生が教えてくれるといったので自主的に行っていたのです。その後、月謝を取るようになったので止めてしまったのです。
 その先生の教え方は、毎回自分が描いた油絵を、みんなに水彩で模写をさせるだけ。およそ1時間かけて模写を終え、その評価は「良い」「悪い」だけでした。先生に「良い」と言われたくて、家に帰ってからも雑誌などの絵を基に、真剣に模写の練習をしたのでした。
 今、新聞やテレビを賑わしている盗作絵描きさんの絵を見ながら、当時を思い出してしまいました。盗作絵描きさんも、模写の練習だけに留めておけば良かったのにね。だって、模写の総ては評価「良い」なのですから。
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『今朝の雷門』
 お馴染み雷門です。今朝、ちょっとしたきっかけから、初めてのアングルです。いったい過去の写真とどこが違っているのか、みなさんに解りますか。
   
 裏側はいつもの通りですよ。

   

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『今朝の一写』
 宝蔵門の修復作業で足場を覆う鉄板が並べられた道の真っ正面が浅草寺本堂です。ここの境内には自転車で入ることを禁止していますが、ご覧の通りみなさん平気で乗り入れているのです。あほまろは自転車に乗らないので禁止されても問題は無いのですが、これがもし犬の散歩を禁止されるようなことになったとしたら、困りますよね。
 そんなことが無いように、禁止されているのですから、自転車で乗り入れるのは止めましょうよ。
  

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『今朝の境内』
 工事中の宝蔵門、特に大きく変わったところ無し。
   
 浅草神社の稲作プランタンの周りが網で囲まれました。悪戯を避けるためなのでしょうね。
   
 浅草神社のソメイヨシノの木にも、実ができましたね。熟すと黒くなるのです。今朝も黒いのを一個食べてみました。シダレヤナギの実よりも酸味が少ないようです。モモちゃんが欲しがっているので、一個与えてたのですが、不味くて吐き出しましたよ。
   
 弁天山の梅の実です。こちらはまだ熟していないようです。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 浅草公会堂の伝法院側の全貌が明らかになりました。ご覧のように、古い木造の塀のようなところから、中で行われているお芝居の絵が見えているのです。まだ、鉄柵で覆われているので、柵の上からノーファインダーで撮影してみました。
   
 お芝居の舞台ですね。桟敷席でお弁当を食べながら観劇しているお客さんもリアルに描かれています。
   
 こちらは、たぶん舞台横の桜席の様子でしょう。このような芝居小屋、浅草に出来ると良いですね。
   
 その他はまだ手付かずです。早く完成してくれると良いですね。
   
 


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数73枚