あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年6月2日 (金) 旧暦5月7日大安

写真館で三社祭公開中!
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 絵になる街 -

日記


『今朝の浅草』
 浅草は絵になるのか、街のあちこちでしょっちゅう撮影が行われています。先月はテレビドラマ、「渡る世間に・・・」とか、若手落語家の物語などをしょっちゅう見かけました。また、ファッション雑誌のスチール撮影で、テレビで良く見かける女優さんの撮影も行っていました。そんな場所に遭遇すると、あほまろは朝の記録としてその現場に遭遇すると、記録しておきたいのですが、ちょっと大きなカメラを持っていることでスタッフが飛んで来て現場の写真を撮らないでくださいと注意をするです。持っているだけでですよ。そんなのお構い無しに携帯電話でパチパチやっている若者たちには何にも言わないのにね・・・。
 今朝も雷門の横に衣装をいっぱい積んだマイクロバスが停まり、スタッフの方々が忙しそうに機材を降ろしています。また何かの撮影なんだな・・・、いつものようにロケバスの雰囲気をノーファインダーで盗撮(?)して雷門前に来ると、背後から“暫くだね”と肩を叩く人が、振り返ってみると、いや〜何年ぶりでしょう、とっても懐かしい人が立っているじゃありませんか。あほまろが映画を撮っている時のカメラマンと、スタッフの連中です。横で準備をしているロケバスとは無関係で、浅草を舞台とした映画と撮るので、そのロケハンにやって来たのです。普段の浅草は観光客でいっぱいなので、撮影は早朝になるため、同じ時間の現場の様子を見に来たということでした。
 そうなのです、ここで撮影をする方々のほとんどが早朝行うのです。10年ほど前にあほまろが撮った時も早朝ロケでしたね。そんな懐かし話が尽きないのですが、彼等は8時までにお台場に行かなければいけないと、慌てて去っていったのです。ロケ当日は電話をくれるというのに、見てあげなくっちゃね。
 注釈:ロケハンとは、ロケーション‐ハンティングの略で、撮影場所を捜すことです。
 
 映画やテレビに限らず、浅草は絵になる街です。キャンバスを持った連中にもしょっちゅうお目にかかるのです。そのほとんどが雷門前で雷門を描いています。みんなが描く雷門じゃ他人が描いた構図と同じでも、あほまろが毎朝撮っている写真と同様、季節感とか周囲の雰囲気が違うことで、盗作なんてことにはなりませんね。
 最近、マスコミを賑わせている洋画家和田義彦氏の作品。文化庁もまだ調査中として、疑惑とか疑いが有るなんて表現をしていますが、どの絵も、イタリア人画家アルベルト・スギ氏の絵と構図も色彩も全くといって良いほど同じじゃないですか。本人は盗作じゃ無いと否定していますが、これが盗作じゃ無くって、いったいどんなことが盗作とされるのでしょう。弁解の余地無く盗作そのものですよね。

 美術品に賞を与えるという作業に携わるみなさん方は、どの賞にも超一流の専門家と学識経験者の名前で構成されているのです。そんな連中を見て思うことは、本当に彼等が全員集まって審議しているのかどうかということです。少なくても、あほまろが知る限り、名前だけで内容にはいっさい関与していない人の方が多いのではないでしょうか。事実、浅草で行われている浅草芸能大賞受賞においても、名前だけで選考会には全く出席していないお偉いさん、毎年名前を連ねているのですから。
 今回の盗作問題で、アルベルト・スギ氏が言う、「和田氏ひとりが悪いのではない。調査もせずに賞を与えた者も間違いだ」と芸術選奨文部科学大臣賞選考委員を避難する言葉、文化庁のみなさん肝に銘じてくださいね。

 ナナちゃんがどんどん逞しくなってきました。体重も買った時よりかんなり増えたようで、とっても重たいのです。最近は女房が毎朝散歩に連れて行くのですが、まだモモちゃんが居ないと歩いてくれないのです。歩くのを嫌がって座り込んでいるところにモモちゃんが近付くと、喜んで歩くのですけど、まだほとんど女房に抱かれたままなのです。まだ、生後三ヶ月ちょっとの赤ちゃんですからね。
  
 モモちゃんは噛まれるのを嫌がって、ナナちゃんの側に近付かないのですよ。まだ何も知らないので、誰にでも噛みついてしまう癖を直さなければいけないのです。散歩の途中でナナちゃんを見つけても、絶対に触らないでくださいね。噛まれると、とっても痛いんです。
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『今朝の雷門』
 和田義彦画伯、盗作なんて止めて毎朝の雷門を描いてみませんか。いつも同じ姿で佇んでいるのですが、ここには毎日なんらかの発見が有るのですよ。
   

   

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『今朝の一写』
 いつもお逢いする犬を三匹散歩させているおばさん。犬が大好きで、犬の美容院を経営し、毎日犬に囲まれた生活をしているそうです。それとは別に、自宅には10匹の犬を飼っているといっていました
 ナナちゃんが一緒に遊びたがっていましたが、噛みつくといけないので、離れて見てましたよ。でも、みんなはモモちゃんとは仲良しなのです。
  

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『今朝の境内』
 宝蔵門の工事現場をなんとなく毎日撮ってしまうのです。こんな状況にカメラを向ける人は少ないでしょうね。
   
 木々の緑が濃くなると、なんとなく境内が暑苦しくなってしまいますね。来週月曜から梅雨入りとのこと、梅雨が明けると境内に響き渡るセミの声で、いっそう暑苦しくなってしまうのです。
   
 弁天山の弁天堂です。山といっても、丘のようなものですよ。
   
 松尾芭蕉 の「花の雲 鐘は上野か浅草か」という句のモデルになった鐘です。鐘楼の楼閣は戦後の物ですが、鐘は当時のままなのです。今でも、毎朝6時に撞かれているのです。
   
 弁天山の梅の実、まだ固いですね。
   
 浅草神社境内の桟敷跡です。提灯を取り外した枠の中には裸電球だけが寂しそうにぶら下がっているだけでした。
   
 いつもの伝法院通り。土橋さんはまだ作業を再開出来ないようです。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 前にも書いた通り、しょっちゅう浅草の街のあちこちで撮影が行われています。この路地は、ドラマ「タイガー&ドラゴン」でお馴染みの通りなのです。それだけじゃ無く、事件の再現ドラマとか、有名人御用達のお店紹介などでも登場しますね。
 右側に見える居酒屋「へその店」、あほまろが浅草でアルバイト時代の昭和41年から同じ佇まいなのです。いつも師匠連中に連れて来られました。
 店内には見事な羽子板が並んでいますよ。決して高くないので、浅草にいらっしゃったら、ぜひお寄りください。場所は、六区ブロードウェイから、六区通りの入口と平行した路地です。浅草演芸ホールの前の路地と覚えていてください。

   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数70枚