あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年5月2日 (火) 旧暦4月5日友引

- 八十八夜 -

日記


『今朝の浅草』
 雨の予報ですが、朝はまだ降っていないようです。外はかなり暗め、これは降り出しが早いのじゃないのか、慌てて家を出たのですが、暗いはずです。まだ6時を回ったばかりじゃないですか。どうりで、モモちゃん眠そうにしてたんですね。ようやく朝が明けたばかりで、時々空車のタクシーが通るだけでの静かな雷門通りの歩道を、いつものようにモモちゃんと渡ろうとした時、突然激しいクラクションとバカでかいロックのリズムと共に、雷門通りを逆送して来た自家用車。猛スピードで青信号で渡ろうとしている我々の真ん前を走り抜けて行ったのです。それも、交番の真ん前の信号まで無視し、左右の車道をジグザグに吾妻橋方向に走っていったのです。それに続いて改造した車が更に三台、同じようにジグザグ続いていったのです。そんな状況を知ってか知らずか、交番の中の警察官が出て来ようともしないのです。きっと、変な連中と関わり合いに成りたく無いのでしょうね。大宮とか春日部とか、四台共、ダサイタマナンバーでしたよ。
 かつては、土曜日の深夜から朝方にかけて浅草でも暴走族が走り回っていたのですが、あの時の車はみんな東京ナンバーだったのです。最近の暴走族は地方が勢力を伸しているのでしょうかね。

 ♪夏も近づく八十八夜
 野にも山にも若葉が茂る
 あれに見えるは茶摘みじゃないか・・・♪

 立春の日から数えて88日目の日が八十八夜です。この時期に摘まれた茶葉から作られた「お茶」が特に上等で美味しいと言われ、茶の旬なのです。四日後にはいよいよ「立夏」がやって来るので、本当に夏が近づいているのですね。
 写真は、大正期の宇治名所絵葉書ですが、人物は切り抜き合成なので、遠近感に違和感がありますね。パソコンの無い時代、白黒写真を切って貼って、それに色を塗り、三色分解をして刷った絵葉書です。
 黄色が左にはみ出していますね。こんな版ズレを見当違いっていうのですよ。見当とは、版画の版木に刷る紙の位置をきめるための目印のことを言ったのが始まりなのです。
   

 お茶の畑も今のように整然と植えられていたわけじゃないのですね。
   
 でも、最近は本当のお茶ってあまり飲む機会がありませんね。お茶といえば、ペットボトルの「お〜いお茶」とかばっかりになってしまったような・・・。今日は本格的なお茶を飲んでみようかな、女房に言うと、“そんなの有るわけ無いでしょ”だって。

 落語家の三遊亭円弥師匠(享年69歳)がお亡くなりになりました。師匠はお芝居を題材にした話が得意でしたね。また、踊りもお上手で夏の浅草演芸ホールの風物詩「住吉おどり」でも活躍されておりました。お酒をまったく飲まないのに、肝炎を患っており、最後の高座は3月20日、新宿末広亭昼席トリの「子別れ」を演じた後に入院し、帰らぬ人になってしまったのです。ご冥福をお祈り申し上げます。師匠のプロフィールと、PRビデオはこちらでご覧ください。
 葬儀・告別式は5月9日午前11時から東京都台東区、セレモニーホール浄念。
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『今朝の雷門』
 交番の中にはちゃんとお巡りさんが二人も居るっていうのに、暴走族が派手なクラクションを鳴らして信号無視しているのに、なんで出て来て確かめようとしないのでしょうね。出てきたところで、どうすることも出来ないのは解りますが、せめて、車のナンバーとか特徴とかを調べるとか・・・。
   
 雷門と広重の絵を一緒に入れてみました。

   
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『今朝の一写』
 国際通り連合会の「祭」提灯が並んでいます。これって、三社祭のために吊された提灯なのでしょうかね。それとも、商店街の売り出しセールとか?ちょっと気になったもので撮ってみました。浅草の地元で暮らしていても、お隣の町会が何をしているのかも解らないことが多いのです。
  
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『今朝の境内』
 かつては、大ワラジが吊されていた宝蔵門の壁。長年吊されていたので、その跡だけが残っていますね。 
   
 三社祭の奉納提灯を浅草神社側から見た光景です。
   
 その逆で、浅草寺から見た奉納提灯。少しづつその数を増やしていきますね。
   
 浅草寺本堂から宝蔵門を見たところです。大提灯には、これを奉納した新橋の置屋さんや芸者さんの名前が書かれているのです。
   
 昨日の写真と同じ位置から広角レンズでツツジに迫ってみました。
   
 こちらも広角レンズの歪みで、奇妙な格好になってますね。
   
 弁天山の梅の実です。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 あほまろとモモちゃんが愛するハナミズキの中でも、塀で覆われた奥山の奥の一角に咲くのが大好きです。日本古来のヤマボウシ(山法師)に似ているので、和名をアメリカヤマボウシとも呼ばれているのですが、ここのハナミズキはピンクの花と、ヤマボウシのような白い花が一緒に咲いているのです。
 普通のヤマボウシは落葉性ですが、常緑性種も有るようなので、きっと掛け合わせなのかも知れませんね。秋になると、イチゴのような丸い果実が熟す珍しい木なのです。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数90枚