あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年4月30日 (日) 旧暦4月3日赤口

- 赤い制服 -

日記


『今朝の浅草』
 大型連休2日目の今朝は、朝から境内が賑わっています。参拝に来ている方の服装からするとほとんどが連休を利用してやってきた地方の方のようです。毎朝、境内にやって来る方々を観察していると、その方々はどんな理由でここにやって来たのかが想像できるのです。普段の何のイベントも無い朝は、犬の散歩をする方々、台東区が提唱している早朝散歩のみなさんです。それに混じって通勤通学で駅に急ぐ人達。それらの人は総て地元民です。
 時々早朝からやって来る旅行客は、決まって大きめのバッグか、浅草のお店の紙袋などを持っているので要因に判断できます。そんな方達が、あほまろに声をかけたそうにしている態度はカメラのシャッターです。雰囲気を感じたら、こっちから声をかけてあげ、必ず撮ってあげますよ。浅草の人は優しいと思わせるためにもね。
 週末にやって来る人の中で、新聞片手は競馬の場外馬券所に向かう人で、そのほとんどが会釈もしないで観音様を横切ります。お線香を頭上高く持ち上げてのお参りは中国人です。お線香を胸の辺りを左右に振るのは韓国人。日本人はお線香を振り回さないのです。浅草にはいわゆるラブホテルが多いので、時々、眠そうな顔をしてやって来るカップルも居ます。そんな二人の普通とは違った雰囲気。もちろん写真を撮ってなんて頼まれるわけはありません。至極普通な態度でモモちゃんと戯れている姿を装いながら、二人の仕草を観察するのもまた楽しいのです。不倫だなとか、恋人同士かな、なんてね。
 何かイベントが行われる時には、カメラや三脚を持った、一見してイベントに来たと思われる方々が多くなります。そんな連中は決まって、あちこちパチパチ撮るのです。まるであほまろのように。
 ということは、あほまろは周りの人達にいったいどう思われているのでしょうね。大きなカメラをぶら提げあちこちパチパチ撮っているので観光客のようでもあるし、犬を連れているので地元民にも見えるで、いや、やっぱし大きなバッグを提げているから、きっと犬と一緒に観光にやってきた人だよ。
 そう思っている人も多いかもね。
   
 境内のあちこちに赤い制服軍団が作戦会議を行っています。赤といえば共産軍か、それとも韓国のサッカーサポーターか。なんてことは考えなくても、バスガイドさんの研修であることは説明をしなくてもお解りですね。この制服のバス会社は、毎年この時期に研修を行っているのです。教官一人に20名くらいの新人バスガイド。説明を聞き逃さないようにと、真剣にメモをとっています。でも、あほまろがカメラを向けると、気取ったポーズをする人も。余計なことをしないでちゃんと説明を聞かなければ、良いバスガイドには成れませんよ。
 気になって過去の記録を調べてみると、2000年4月29日、2001年4月29日、2002年4月28日、2003年4月27日、2004年4月30日、昨年(2005)は5月1日と、毎年同じ制服が写真に写っているのです。それにしても、世の中連休中だで稼ぎ時だっていうのに、この会社は余裕があるんですね。
 バスガイドといえば、高校の修学旅行でお世話になったバスガイドさんが、とっても可愛い方だったんですよ。なんとなく憧れてしまったお姉さんの写真、今も、アルバムの中で微笑んでいるのです。たしか、帰ってから同級生みんなでお礼状というか、ラブレターというか、そんな手紙を出したのですが、返事は無かったのですよ。バスガイドさんの制服を見ていると、あの頃の純真無垢なあほまろお坊ちゃんを思い出すのです。
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『今朝の雷門』
 「泣き相撲」の看板が無くなった雷門です。今月18日まで飾られていた仲見世通りっの桜が無くなって、今は寂しい状態ですが、連休が明けたらいよいよ各お店の軒下に三社祭の提灯が飾られるのですよ。
   
   
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『今朝の一写』
 バスガイドさんをもう一枚。浅草神社のエンジュの木の下で、教官が神社の由来と三社祭の解説をしています。教官といっても女性なので、きっとバスガイドの大先輩なのでしょうね。それでも、やっぱり、教官に憧れを持つのろまの亀みたいな人、居るのでしょうね。教官・・・。
  
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『今朝の境内』
 毎朝お逢いする西浅草方面からやって来るご夫婦。大きな黒い犬。とっても格好良いのです。この犬を見るたびにこんな犬が欲しいな、なんて思うのですけど、あほまろにはモモちゃんが居るので・・・。うちには他に三匹も居るんですから。
   
 昨日の「泣き相撲」会場です。これから後かたづけを行うのでしょうね。
   
 浅草神社の奉納提灯、ちょっとづつ数が増えてますね。
   
 「向前の庭」のツツジ、なかなか咲きませんね。周りの大きな木々が日光を遮ってしまうので、咲くのが他よりも遅いのでしょうかね。
   
 初夏の新緑。見ているだけで清々しくなってきましたね。
   
 葉っぱだけになってしまった浅草神社の定点観測を止め、弁天山の梅に変えましょう。どんどん大きくなってくるのでね。
   
 ほとんどの町会の股木提灯が出揃いました。これって、町会によってお値段が違うようですけど、お金を出せば誰もが奉納できるって訳じゃ無いそうですよ。ちゃんと、それなりに町会に貢献している人じゃないと出させて貰えないのだそうです。
   
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『昨日の行事』
 「泣き相撲」に、歌舞伎の市川団十郎さんがお祝いにいらっしゃいました。浅草寺境内には、劇聖と謳われた明治の名優九代目市川團十郎の歌舞伎十八番「暫」の銅像が建立されております。その「暫」のヒーロー鎌倉権五郎は、前髪姿の豪快な力強い子供。そこで、銅像前に舞台土俵を作り、前年に生まれた赤ちゃんに威勢の良い泣き声を競ってもらう「泣き相撲」が奉納されるのです。
   
 組ませ役は日大相撲部のみなさんです。泣かない子供には、審判が鬼の面で脅して泣かせるのですが、かえって笑い出す子もいますよ。
   
   
 泣く子は育つ。
   
 団十郎さん、泣き相撲の審判を余所に、参加する子ども達をだっこして記念撮影に応じていました。優しい方なのですね。
   
 台東区の循環バス「東西めぐりん」の運行開始を祝って、酒が飲める飲めるぞ〜酒が飲めるぞ〜♪のバラクダによって、「めぐりんの歌」なる新曲がリリース。そのお披露目も兼ねた記念イベントが浅草六区で開催されました。
   
   
 浅草のイベントをいえばやっぱり我が「浅草ジンタ」ですね。しかし、急に降り出した雨で、立ち止まってくれる人も少なく、残念なイベントになりました。あほまろもカメラを濡らさないようにと、いつもより少なめの撮影枚数でした。
   
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数83枚