あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年4月26日 (水) 旧暦3月29日先勝

- ハナミズキ -

日記


『今朝の浅草』
 浅草のメイン通り、雷門通りの改修に伴って街路樹として植樹された「ハナミズキ」が満開になりました。この花は、日米親善の木としても有名ですね。明治43(1909)年、当時の東京市長、尾崎行雄がアメリカ合衆国に桜の苗木を贈った返礼として東京市に贈られたのが、日本での「ハナミズキ」の始まりなのです。その苗木から繁殖した「ハナミズキ」は、庭木や街路樹として広く全国に広まっていったのです。初夏は樹冠いっぱいに咲く花や、美しい秋の実と紅葉など、1年を通して楽しめるのです。最近では、園芸品種も多く作られ、花の色も白からピンク、赤に近いものまで様々あるようですが、浅草の街路樹は総て本来のピンク色で統一されているようです。
 昨年の「火曜サスペンス劇場」のテーマ曲「ハナミズキ」。一青窈さんが歌ってヒットしましたね。
 ♪空を押し上げて手を伸ばす君、五月のこと・・・。君と好きな人が百年続きますように・・・♪
 あほまろが麹町に住んでいた頃、犬の長女のハニーちゃんと次女のモモちゃんを連れて、毎朝の散歩は千鳥ヶ淵から武道館でした。大勢の人で賑わった千鳥ヶ淵の桜が終わった後にやってくる「ハナミズキ」“犬たちと一緒にいったい何年間この花を見られるのかな・・・”、女房と話したことが蘇ってきます。あの頃のハニーちゃんとモモちゃん、まだ若かったね。あれから7年、犬たちはちょうど年齢の半分を浅草で過ごしてしまったのですね・・・。
 一昨年、雷門通りの歩道改修工事で植樹された「ハナミズキ」が咲くのは今年で2回目です。あの頃を思い出して口ずさんでしまいまう一青窈さんの「ハナミズキ」“君と好きな人が百年続きますように・・・”、ついついお年寄りになってしまったモモちゃんの顔を見てしまうのですよ。来年も見られますように・・・、「ハナミズキ」の花に、願いにも似た想いが・・・。明日はハニーちゃんにも見せてあげなくっちゃ。

 ゴールデンウイークが始まりますね。みなさんはお出かけの予定でワクワクしていることでしょう。あほまろは、何の予定も無いので、いつものように秘密基地で何かやりながら、近所で初夏の花の撮影でもしているのでしょう。昨年の連休初日は、助手の古麻呂が住む目黒の原町町会神輿の新調式を撮りに行きましたね。亀戸と春日部で藤の花も見たっけ。それよりも忘れられないのが、今は結婚してしまった娘(犬じゃ無いよ)の婚約式でした。
 「ハナミズキ」から連想した7年前の記憶。ゴールデンウイークで思い出した娘のことや目黒のお祭り。人間の記憶ってのは、些細なことで鮮明に蘇ってくるものなのですね。
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『今朝の雷門』
 仲見世通り2箇所に三社祭の股木提灯が掲げられました。これが着くと気分は一気に祭モードに入ってしまいます。通勤や通学で通るみなさんも、携帯電話で股木提灯を撮影をしています。普段は仲見世なんて撮ることも無いでしょうけど、普段とは違った雰囲気を感じているのでしょうね。
   
   
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『今朝の一写』
 浅草の町会も、ちらほらと股木提灯が飾られ始めました。毎年、連休中に総ての町会で飾られるのですけど、あほまろが住む付近で一番最初に飾られたのは、お向かいの雷門中部町会でしたね。
  
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『今朝の境内』
 松屋寄りの新仲見世にも三社祭の奉納提灯が掲げられましたが、六区側はまだのようです。
   
 宝蔵門の改修工事で資材置き場がテントで覆われてしまいました。三社祭には屋台や大勢の人で賑わう場所、まさか全体をテントで覆って、中を通れなくするわけじゃないでしょうね・・・。あくまでも、三社祭は浅草神社の祭典、浅草寺とは関係が無いのは解りますけど、何もこの時期に・・・。
   
 阿弥陀如来像の周りのツツジ、まだちょっと早いようですね。
   
 「向前の庭」いつもとはちょっと角度を変えてみました。
   
 もうでうでも良くなった「定点観測」。もっとマシな場所があるだろう。そんなメールを貰いましたよ。
   
 宮出し宮入りの桟敷関の設置工事が行われるようです。ここは有料の桟敷関になるために、町会の宮出しの時に一之宮以外を、鳥居から出すことは出来ないのです。でも、今年は出したい連中が密かに・・・。鳥居を出すのが宮出しですからね。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 今、隅田川にかかる勝鬨橋(かちどきばし)を上げようとの運動が盛り上がっています。この橋は、シカゴの橋をモデルとしたハの字に開閉する橋として1940年に完成したのですが、1970年を最後に開かれておりません。
 勝鬨橋を有する中央区では、観光の目玉として開閉を再開したいと東京都に要望を出しているのですが、開閉再開には電気設備の大がかりな改造が必要となり、石原慎太郎知事も「検討する」と答弁したままになっているのです。
 そもそも何のために開閉したのかといえば、大型船が出入り出来るため。しかし、現在では勝鬨橋の上下の橋は開閉の出来ない橋が出来てしまって、開く意味が無くなってしまったのです。それを上げるとなると、単なる見せ物に過ぎないのでしょう。でも、あの懐かしい姿をもう一度見てみたいですね。それでなくても混雑している晴海通りを止めてしまうことの方が難しいのかもね。
 この橋のモデルとなったシカゴの橋は、現在でも時刻を決めて開閉しているのです。それは何度も見たことが有りました。そのために車を停められたこともね。
   
 六区のホームレスのおばさんの嫌がらせ、どんどんエスカレートしてくるようです。今朝は、お蕎麦屋さんだけじゃ無く、毎晩怪しいお姉さんが立っている場所の柱にも。こんなの出されると、怪しいお姉さんがますます怪しく見えてしまうんじゃないの。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数56枚