あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年4月13日 (木) 旧暦3月16日赤口

- 八重桜 -

日記


『今朝の浅草』
 雨も上がり、暖かい朝になりました。暖かいのは良いのですが、気温の上昇で雨が蒸発しており、湿度は高すぎ。まるで梅雨の時期のような今朝の散歩、体中がジメジメした感じって不快です。モモちゃんもジメジメで気分が悪そうでしたよ。
 そんな不快な朝ですが、今朝の仲見世通りで、珍しくでっかい声の総次郎さんを始め普段滅多にお逢いしない方々など、六人と一組のご夫婦にお逢いしてしまいました。みなさん、朝の散歩を欠かさない人達なのです。でも、せっかくの散歩、犬を連れて歩くのも楽しいですよ、新仲の京○さん、エリカさん。

 東京のソメイヨシノは終わってしまいましたが、観音裏広場では遅咲きの八重桜が咲き揃いました。昨日まで気付かなかった場所に一際鮮やかな濃いめのピンク色が輝いています。わ〜奇麗。思わずモモちゃんと一緒に走り寄ってしまいましたよ。この八重桜は、サトザクラ、ヤマザクラ、エドヒガンザクラとも呼ばれ、日本古来から本当の「桜」として親しまれてきたのです。現在の桜はソメイヨシノは、江戸末期から明治初期に、江戸・東京の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によってオオシマザクラとエドヒガンの交配で創られた「吉野桜」という新種ですが、一般に桜と言えば、ソメイヨシノをさすのが常識的です。それだけ全国に多く植えられ、名所があり、人々になじみも深いからなのでしょう。江戸時代の花見は、みんな八重桜を楽しんでいたのです。

 一昨日から大阪に春本番を告げる造幣局の「桜の通り抜け」が始まったようですね。造幣局の南門から北門まで約560メートルの通路沿いに植えられた123品種、363本の6割程度は総て八重桜で、まだ三分咲きだそうです。シーズン期間中は100万人近くの人が訪れるという、大阪最大の花見スポットですが、上野公園や隅田公園のように場所取りや宴会は御法度。ただ黙って通り過ぎるだけなので、「桜の通り抜け」と称しているのでしょう。
 平成7年には、造幣局とあって「桜の通り抜け記念貨幣セット」なる記念セットを売り出すとの情報で、あほまろも通り抜けを訪れたことがありました。1,5,10,50,100,500円の6種類の 硬貨がプラスチックにケースに収められているだけのセットなので、中の金額は666円。それの定価は2000円。おまけに造幣局を訪れた人にだけに限定販売したってわけです。限定と聞くと、将来は絶対に価値が上がる・・・。なんて、花より団子よろしく、大阪まで出かけて行ったのでしたが・・・、今、コイン商で販売されているお値段は1000円〜1500円なのです。更に、ヤフーオークションでは666円から出品されている物でも、落札せずに終わってしまうのも見てしまいました。これじゃばらして使ってしまった方が良いのかもね。あ〜ぁ、思い出したくも無いあの時の貨幣セット、10個も眠っているんですよ。
 それ以来記念セットの販売は行っていないようです。「桜の通り抜け」は、4月18日(火)までの7日間で、平日は午前10時から午後9時まで、土・日曜日は午前9時から午後9時まで自由に入ることができるそうです。八重桜がお好きな方は、大阪造幣局の「桜の通り抜け」ホームページだけでも・・・。
 大阪まで行かなくても、八重桜は隅田公園や浅草寺裏広場でもご覧になれますけどね。
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『今朝の雷門』
 雷門です。昨日、裏の写真も・・・、なんて書きましたが、忘れてしまいました。いつも正面だけは様々角度で撮影をしているのですが、裏側からというと、ここ数ヶ月撮ってないですね。確か、年末の注連飾りを売る小屋が出来た時に撮っただけだったかな・・・。明日は絶対に忘れないようにしなくっちゃ。
   
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『今朝の一写』
 椿の花が満開になりました。これは、「乙女椿」といって関東独特な椿なのです。街路樹にも植えられている所も多く、東京ではよく目にする椿ですね。
 「乙女椿」の花言葉は、控え目な美点・気取らない優美・気取らぬ魅力・つつしみ深い、などとありました。
 後ろに見えているのは、二尊仏の右側のお像です。
  
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『今朝の境内』
 桜が何にも無くなってしまった伝法院の前庭です。昨夜の雨でも散る花は無くなってしまったかのように、ちょっとだけ地面に散っている花びらが春の終わりを告げているかのようでした。
   
   
 平和地蔵尊の右側に咲いているのが、「乙女椿」です。
   
 浅草神社境内から水が引きました。後に残った泥まみれの桜の花びら、厳かな神社の雰囲気と桜が絶妙なバランスで、訪れた人達を魅了していたあの頃を思うと、情けなくも見えてきます。
   
 浅草神社の「定点観測」。続けているのですが・・・。

   
 まだ、ちょっとだけ残っています。
   
 観音裏広場の八重桜は、まだ蕾の方が多いようです。この程度を3分咲きというのでしょうね。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 テプコ浅草館では、『ゆうもあくらぶ50年のあゆみ』写真展が開催されております。昭和29年に初代会長徳川夢声氏によって発足した「ゆうもあくらぶ」、ちなみに現在の会長は森喜朗氏。発足当時、戦後のイメージが色濃く残る娯楽の少ない時代に、大衆の中からほのぼのとした笑いを創りだし、明るい社会にしようとのネーミングで始まったのです。
 昭和33年からは、ユーモアで貢献し明るい話題を提供した人に「ゆうもあ大賞」が贈られ、その歴代入賞者の表彰式を中心にした写真展なのです。
 昨日は、理事長の大村崑氏がいらっしゃるというので、友人の町田忍氏と一緒にお逢いしてきました。ついでに、あほまろが以前、大村崑氏のご子息が経営する兵庫県篠山市の「崑の村」のオークションで購入した「オロナミンC」のホーロー看板にサインをして貰いましたよ。町田氏は、本物の「オロナミンC」にサインを貰ってました。
 大村崑氏は、あほまろが以前に住んでいた麹町のすぐ側に東京の自宅が有り、近所の寿司屋さんで、何度かお逢いしたことがあるのです。

 『ゆうもあくらぶ50年のあゆみ』写真展は、5月10日(水) まで、テプコ浅草館にて開催されております。
   
 本物の崑ちゃんにも、メガネをずらしてもらえば良かったかな。
      


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数62枚