あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年4月9日 (日) 旧暦3月12日友引

- 桜も終わりますね -

日記


『今朝の浅草』
 暖かい朝になりました。こんな日はモモちゃんを連れてどこか郊外に桜でも見に行きたいですね・・・。我が家には毎月高い駐車料機を払って自家用車が眠っているだけだし、久しぶりにドライブ、なんてことも考えるのですけど、あほまろはもう5年以上も車の運転をしていないのです。たぶんちょっと乗れば感は取り戻せるのでしょうけど、自信は無く結構危険かな。運転免許証は新しくなったばっかりですけどね。
 我が家の車は時々子ども達が乗るためにだけに保有しているのです。名義も車検も保険料もみんなあほまろ名義で・・・。たまには何処かに連れて行ってくれよな。

 今年の桜、いつになく長持ちしましたね。東京では3月23日の開花宣言から、三週間近くも可憐な花を見せてくれました。今朝もまだかなりの花が残っています。これも、開花直後から低温の日が続いたおかげなのでしょう。想えば、ちょうど一週間前の「隅田川リバーサイド天国」だって、今年は桜の開花が早いのでイベントまで桜が持ってくれないかも知れない、そんな取り越し苦労までしてしまいましたね。結果からいうとあのイベント、一週遅れでも桜と一緒に楽しめたってことになるのでしょうね。
 今週末は春の伝統行事、「浅草流鏑馬」が開催されます。さすがに来週まで桜は残っていないでしょうけど、数年前には桜の下を走る流鏑馬の写真を撮ったことがありました。それも、今朝の桜ほどは残っていたように記憶しています。

 春の浅草は様々な行事が目白押しです。昨日の「花まつり」は、浅草寺で恒例の灌仏会(かんぶつえ)が行われ、お昼過ぎの突然の雷雨にもかかわらず大勢の参詣客で賑わっておりました。また、樋口一葉ゆかりの地でもお馴染みの観音裏(浅草四、五丁目の小松橋通り)でも、恒例の「一葉桜まつり」が開催され、「浅草花やしき少女歌劇団」が、秋にオープンする区立一葉記念館を記念した「一葉さくらの唄」を披露してくれました。詳細は、「昨日の行事」でご覧ください。
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『今朝の雷門』
 青空だけじゃ味気なく、今朝のようにちょっと雲が浮いている方が雷門の写真として絵になりますね。昨日まで掲示されていた「花まつり」の象さんの看板は取り外されましたが、「桜まつり」の幟は来週末までそのまま立っています。
 時々変わる看板や幟が、雑誌やテレビなどに登場する雷門の写真がいつの時期に撮られたのかを知る大きな手がかりにもなるのです。あほまろは過去7年間の写真を参考に「雷門カレンダー」ってのを創ってみました。春夏秋冬で変わる仲見世通りの飾りや日除けの屋根。大きな行事のたびに建て替えられる幟。太陽の傾きと、空の雲の様子。おかげで、どの写真を見てもそれが撮られた年代と日時まで判明してしまうのです。
 もう少し煮詰めなければいけない時期もあり、それがまとまったら、「雷門カレンダー」「江戸ネット」で、公開しますね。お楽しみに。
   
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『今朝の一写』
 昨日の「花まつり」で、参詣者に配られた蘭の花。境内のお地蔵さんにお供えしていった方がいらっしゃったようです。この二尊仏広場には、北側に二尊仏と一体のお地蔵さん、南側には三体の地蔵さんが並んでいます。観音縁日や地蔵菩薩縁日以外にはほとんど花を供える人は居ないのですが、さすがにお釈迦さまの誕生日とあって、そのどこもがたくさんの花で覆われていました。こんな光景って、とっても嬉しいですね。
  
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『今朝の境内』
 初夏を彷彿させるような雲が浮かんでいます。この写真を「仲見世の初夏」といっても通ってしまうのでしょうけど、軒先に並んだ桜の飾りによって4月に撮影したことが知れるのです。また、遠くの白い横断幕は、早慶レガッタの告知。それによって4月の第3週までの間ってことが解るのです。それじゃいったいこの横断幕はいつ頃から掲げられているのかというと、毎年開催日の10日前、今年は4月7日からお目見えしたのです。
 この横断幕が掲げられる前の3月1日〜3月28、29日頃までは、黄色い確定申告の告知の横断幕が有りました。そんなことが手がかりになって、写真の時期を判断しているのです。
  「黄色い確定申告も白い早慶レガッタも無い時期は、3月30日〜4月6日頃」なんてね。これが、あほまろ「雷門カレンダー」ってわけです。
   
 伝法院の桜もほとんどが散ってしまいました。でも、毎朝少しづつですがピンクの溜まりが出来ていますね。
   
 お地蔵さん広場で写真を撮っていると、近所の美容院のご主人に声をかけられました。浅草寺前では、人力車の岡崎屋さんがいつものでっかい声でご挨拶。車の中からは新門の鳶頭もおはよう。おまけに、今朝は披露宴を行う「一松」の方にもお会いしてしまった。7月に息子が浅草神社で結婚式を行います。その節は、お世話になるみなさん方なのです。昨日、浅草神社との式の契約も済ませました。当日はみなさん、息子の晴れ舞台、よろしくお願いいたしますね。
   
 浅草神社の桜、こうして見るとまだちょっと桜してますね。
   
 「定点観測」とはいっても、すでに花は無く、次はこの花の残骸が無くなるまで追いかけてみましょうかね。
   
   
 お馴染みの光景も、広角で広げてみると、まだまだ奇麗ですね。
   
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『昨日の行事』
 「花御堂」のお釈迦さまに甘茶をかけています。昨日の日記で、この「花御堂」が雷門前に置かれると書きましたが、今年は雨の予報だったので本堂前の宝蔵門内に変更になったのです。
 あほまろが撮影に出かけようと秘密基地を出た瞬間、大粒の雨が降ってきました。仕方が
ないので、脚立を置いて傘を持って出かけたので、いつものアングルで撮影をすることができませんでしたが、子ども達の表情を中心に狙ってみました。
   
 みなさん、まるで水遊びでもするかのように、楽しんでお釈迦さまのご生誕を祝っておりましたよ。上は宝蔵門内部に置かれた「花御堂」、中は本堂前の大香炉前、
下は本堂内部の「花御堂」です。
   
   
 突然の大粒の雨と雷で一気に花が開いたような傘の群れになってしまいました。
   
 上でも書いた「浅草花やしき少女歌劇団」です。昨年、未来の“スター”たちを育てるアクターズスタジオを設立、その一期生の中から七−十五歳の少女たち十二人で結成されたのです。
 矢絣の羽織姿で「一葉さくらの唄」、ピンクの衣装に着替えて「ピンクレディメドレー」、セーラ服姿で「花やしき少女歌劇団のテーマ」と三曲、踊りと歌を披露してくれました。「浅草花やしき少女歌劇団」は、これからも浅草のイベントで活躍してくれるのでしょうね。
   
   
 「浅草花やしき少女歌劇団」に続いて登場したのは、浅草吉原を代表する松葉屋の花魁道中です。今回の花魁は「瀬川太夫」、満開の一葉桜が並ぶ沿道には大勢の見物客で賑わっていたのですが、ちょっとローカルなイベントとあってそのほとんどが近所の方々のようです。せっかくのイベント、もう少し宣伝しても良いのでは・・・。
   
 花魁ショーは、お馴染みお大尽にお酒と食いつき煙草。今回のお大尽役は、町会の重鎮93才の方でした。
   
 花魁ってイナバウア、やるのですね。もしかしたら、花魁がイナバウアの原点だったのかな・・・。重たい着物でも良く体がしなってましたよ。
   
 さすがに人情下町。せっかく集まってくれた方のために、ちゃんと撮影時間もとってくれました。はいチーズ。
   
 昨日の行事の写真も、近日中に「あほまろ写真館」で公開いたします。
  


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5他
撮影枚数72枚