あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年3月27日 (月) 旧暦2月28日大安

- お花見 -

日記


『今朝の浅草』
 「さくら」「咲く」がともに「3×9(3×9=27)」なので、今日は「さくらの日」なのだそうです。最もらしい数字を並べていますが、この一週間はほとんどのところで桜が咲いているので、27日が28日でも30日でも良かったこと。わざわざ数字のこじつけを並べることも無いんじゃないのかな。
 隅田公園の桜はまだ五分までは咲いていませんが、この週末は大勢の花見客で盛り上がっていました。御多分に漏れず昨夜はあほまろも「お花見」なんて風流なことやってしまったのです。何が風流かというと、花より団子が風流だったかな。
 「死んで花実が咲くものか」なんて諺がありますね。死んでしまっては栄誉を得ることが出来ないとか、死んでからでは良い結果は得っられない。そんな意味なのですが、このところ花見のシーズを向かえたブログやネットの記事を散策していると、やたら間違いに気付くのです。
 「死んで花見が咲くものか」そんな表記なのです。中でも笑ってしまったのは、わざわざ間違った解説まで付けているとこも、「死んでしまったら花見は出来ない、だから生きているうちに楽しみましょう」ですって。笑ってしまいましたよ。お芝居には良く登場する言葉ですが、意味は結構間違って覚えている方も多いのでしょうね。実は、ネット上のフリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』でも、日本の諺の項目(最下段)で間違った表記をしているのです。

 もうすぐ4月、仏教徒にとっては大切なお釈迦さまご生誕の日「花まつり」が近付いてきました。お釈迦様は、生まれた直後、立ち上がって三歩進み、天を指差して「天にも地にも我一人」と仰(おお)せられたと伝えられます。ここ浅草寺やお隣の本願寺では花御堂(はなみどう)をかざリ天地を指さした誕生のお姿を安置して甘茶をかけてお祝いするのです。
 でもね、どうしてこんなウソを実しやかに語られているのでしょう。生まれた直後に歩き出して言葉を喋る人、居る訳無いよね・・・、でも、お釈迦様は人間じゃ無かったんだっけ。そういえば、馬や牛は出産直後に立ち上がって歩き出すよね・・・。お釈迦さまと一緒にしちゃ罰当たりかな。
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『今朝の雷門』
 つい最近まで、寒い寒いと言ってたのですが、すっかり春本番になってきましたね。今朝の雷門には高校の運動部の連中がゾロゾロ歩いています。みんな眠そうな顔をしているので、きっと合宿で早起きさせられたのでしょう。その中の一人が、我々を指差し、“あっ、モモちゃんだ!”、と叫びながら近付いて来た学生ですが、可愛そうに先生の一喝されてしまいました。その学生、後ろを振り返りながら残念そうに去っていきました。。いつかまたお会いしましょうね。
 こんな時、みんなの第一声はいつも“あっ、モモちゃんだ!”なのです。一度も“あっ、あほまろだ!”なんて声をかけられたこと無いですよ。こんな日記を6年以上も続けていると、今ではこの辺の人達にも知られてしまったのかも・・・。
   
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『今朝の一写』
 東京地下鉄の歴史は、1927年(昭和2年)東京地下鉄道株式会社が、浅草駅〜上野駅間を開業したことに始まったのです。それと同時に、日本初の地下商店街が完成し、雨が降っても買い物が出来る便利な商店街として全国に知れ渡ったのです。
 その出入り口が新仲見世の途中に今も健在です。しかし、当時の面影は全く失われ、商店のほとんどがシャッターを閉めたままになっています。おかげで、“狭い暗い”イメージがその存在まで忘れ去られようとしているのです。浅草に住む人でもこの存在を知らな人も居るのです。
 日本初の地下街、これをなんとか活性させる手立ては無いのでしょうかね・・・。これだって、今となっては歴史的建造物なんじゃ無いのかな・・・。
  
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『今朝の境内』
 浅草神社境内の桜。遠くからでも色付いてきたのが解るようになりました。
   

 境内では、「桜茶屋」も営業中。
   
 お馴染みの風景、どんどん咲いていくここの桜も記録し続けているのです。
   
 鎮護堂のお地蔵さんのお堂の清掃を行っています。手前に積まれているのは、お堂の中に掲げられていた提灯。三年ぶりの大掃除ですって。
   
 浅草神社の「定点観測」の枝もようやく開花しました。ちょっと嬉しいですね。
   
 六角堂のシダレザクラは満開です。でも、「三日見ぬ間の桜かな」そんな言葉も有るように、ここから散るまでのスピードは速いのです。
   
 浅草寺東参道のスズラン灯の門柱、三年ほど前まではまだ文字が読める状態だったのですが、ほとんどの文字が落ちてしまって惨めな状態になっています。かるてはここの先の「山の宿の渡し」に隅田川を越えてきた人達を歓迎する山門だったのですよ。
   
 姥ヶ池の伝説でお馴染みの「姥ヶ池福寿稲荷大明神」の縁日が近付いています。確か、4月12日だったような。ここはもう少し詳細を調べてからお知らせしますね。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 花見に行ってまいりました。ちょっとプライベートな話題ですが、昨日の連中に、“明日の日記に載せるよ”なんていってしまったもので、ごめんなさいね。
 あほまろの表紙にリンクしているお寿司屋「野八」の若旦那(将来)が主催するお花見です。サスガにお寿司屋さんだけあって料理も本格派、刺身にお寿司はもちろん、しっかり煮込んだおでんまで用意されていましたよ。飲み物には、若旦那(将来)特性のフグのひれ酒なんてのが憎いですね。おかげで、あほまろも二日酔いかな。
 二次会には、
若旦那(将来)の若女将(未来)の紹介も・・・。いよいよですね。
   
   

 最後まで残ったノンベイで記念撮影。

   


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5他
撮影枚数54枚