あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年3月25日 (土) 旧暦2月26日先負

- 昨日と同じ? -

日記


『今朝の浅草』
 桜の見ごろはもう少しですね。今朝の散歩はのんびりと桜で有名な隅田公園を歩いてきました。桜はまだ1〜2分咲きですが、週末とあって気の早い連中は花見の場所取りをしていましたよ。
 今朝の写真、どことなく昨日の写真に似ているでしょ。日記の写真作成を終えて気付いたのです。4匹の犬を散歩させているお婆さんが同じ場所で犬たちにおやつを与えている。そして、昨日の撮影隊が今朝は花やしき前に居た。特に話題の無い朝、あほまろの頭の中で構築されるイメージ、斬新さに欠けてしまったようですね。
 あの、おばあさん落語でお馴染みの、三遊亭円右師匠が22日に、お亡くなりになりました。享年82才だったようです。スキンヘッドでひょうきんな創作落語を噺すお姿、あほまろの頭の中にしっかりと焼き付いておりますよ。
 また、漫画家の徳田ザウルス先生も心不全にお亡くなりになりました。彼はまだ47才ですよ。あほまろも所属するJ−MACには、いつも奥様の徳田じざべさんと一緒に元気にしていたのですけどね・・・。漫画界で、最も早くMACに対応した徳田ザウルス先生、あなたの作品は絶えることなく、世の中に残り続けるのです。
 時を同じくして亡くなった二人の天才のご冥福をお祈りいたします。
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『今朝の雷門』
 全国どこでも開催される「桜まつり」、奇麗な桜を撮るのに、最近では携帯電話が多いのでしょうね。とある雑誌社のサイトでは携帯電話で撮った桜の写真コンテストなんてのも開催されているようです。
 今朝、雷門の横にどこかの写真同好会でしょうか、中判カメラと三脚をぶら下げた方が10名ほど集まっていました。一人の人が「桜の撮り方」なんて本を見ているとろからして、桜の撮影会でも行うのでしょうかね。みなさんのカメラを見ると、マミヤRB67、ペンタックス6x7、フジ6x9、ハッセルなどのブローニーカメラに混じって、4x5のビューカメラまで持ってきているのです。
 デジタル写真が当たり前になってしまったこの時代に、あえて中判カメラで桜を撮るってのも楽しいでしょうね。ちょっと桜には早いようですが頑張ってください。あほまろも満開になったらなぎら健壱さんたちと、桜の撮影会をすることになっているんですよ。その時にはデジタルはやめて、久しぶりに中判カメラでも引っ張り出してみようかな・・・。
   
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『今朝の一写』
 都内から伊勢崎線・日光線方面の特急列車をご利用の場合は、浅草駅が便利です。なんての、古い言葉になってしまいましたね。今月18日から東武特急は新宿始発になってしまったのです。とはいえ、まだ浅草からも出てはいるのですが本数が減ってしまったようです。
 東武特急の浅草駅はホームの長さが足りず、6両編成が目一杯でした。それが、新宿始発となると楽々10両編成を組むことができるのです。これからは、東武とJR東日本の特急が一日4往復、相互に乗り入れることが可能になったのです。

 1980年代には、車両の豪華さで国鉄を圧倒し、国の東京―日光間の急行を廃止に追い込んでしまった東武特急でしたが、最近はマイカーの影響で伸び悩んで苦肉の策として古きライバルとタッグを組んだってことなのでしょう。
 しかし、浅草にとっては・・・。
  
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『今朝の境内』
 朝は静かな境内ですが、週末とあってこれから大勢の人でここも賑わうのでしょうね。
   

 昨日オープンした、「日本堤消防署二天門派出所」、何かまだ工事中の様相ですが、これがデザインのようです。国の文化財の真ん前なのに、ちょっと趣味が悪いよね。
   
 浅草神社「定点観測」のソメイヨシノ。他はどんどん開いているっていうのに、この枝だけはまだ蕾のままなんですよ。
   
 江戸時代から、江戸の桜の三大名所は御殿山、飛鳥山、隅田川沿でしたが、御殿山は幕末の混乱時にお台場を築くために崩されてしまって、今はその面影も無くなってしまいました。その変わりに三大名所に仲間入りしたのは上野恩賜公園なのです。今では、三大名所の中でも上野が一番賑わっているのでしょう。先日、公園の入口を通ってみると、まだ蕾しかないというのに、昼間っから盛り上がっていた若者もみかけました。みなさん花より団子の気分なのでしょうね。
 今朝の朝刊に、「花見が、飲めや歌えの大衆的なものになったルーツは、吉宗以前の上野だったという。」そんな記事を見付けました。(東京新聞)
 上野のお山は、八代将軍徳川吉宗以前から桜の名所として有名だったことは当時の書籍や浮世絵にも見ることができますが、なぜ、江戸の桜の三大名所には入っていなかったのでしょう。
 それは、上野には徳川家の菩提寺があったので、飲食や歌舞音曲は禁止されていたのです。そこで吉宗が上野に代わる遊楽の地を郊外に求めて、三大名所を普及させたのです。
 日本で「花」と言えば桜を指し、その種類も豊富です。その桜の語源に関して、「サ」「田の神」「クラ」は座を表し、「神が依(よ)りつく所」を意味するという説が有力だそうです。農民の間では、古くから田植え前に豊作を願い「春山入り」「春山行き」と称し、飲食物を携えて山で過ごす宗教行事や、奈良・平安時代には、貴族が桜を愛でて歌を詠んだことから花見の習慣が庶民にも根付いてきたのでしょうね。
   
   
   
 隅田川からほぼ直角に曲がる東武鉄橋、デパートの中のホームに入っていくのですが、ご覧の通り、東武特急の先頭部分はホームからはみ出してしまうのです。
   
 隅田公園の桜はまだ1分咲きにも達していません。この調子で遅れてくれると、4月2日の「第一回隅田川リバーサイド天国」まで持ってくれそうですね。ここが会場となります。
   
 隅田公園で一倍良く咲いているのがこの木でした。下にはちゃんと場所取りがされてましたよ。

   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の熱中は少しずつ覚め、ニュース番組への登場回数も少なくなってきました。昨夜、あの興奮を振り返りながらネットを彷徨っていると、韓国の新聞社系雑誌社のサイトに、『一勝二敗で韓国に負けながら優勝だなんて国を挙げて騒いでいる日本人は、世界一になったという喜びよりも、韓国に勝った喜びの方が大きいようだ。(中略)もし、韓国が優勝していたら、誰もが負けた日本のことなど思い出すことも無いだろう・・・』、また、新聞社のホームページには、『【WBC】呉昇桓、日米の投手から学ぶことない」、すべてが米国や日本の最高レベルの投手とされている大物だ。しかし、呉昇桓は「まさしくこれだ、と言える印象的な投手がいなかった」と言い切った。同じ投手として真似てみたい相手がいなかったとの説明だった。』
 色々な意味で、韓国は未だに日本を「恨」んでいる証拠なのでしょうね。あほまろも20年ほど前、韓国のサムソン電子と一緒に仕事をしていたことがあります。打ち合わせや、宴席では和気藹々と盛り上がり信頼出来る仲間だと思って付き合っていたのですが、契約の交渉に行き詰まると、仕事とは全く関係の無い占領当時の話を持ち出し、“日本は韓国に対して・・・”。それは、あほまろだけじゃ無く、当時仕事をしていた同業者みんなが同じ経験をしていたそうです。
 韓国には日本を非難した「恨み四千年」なんて歌もあるようで、僅か60年前の事実は昨日の出来事のように教育されているのでしょうね。しかし、韓国人が言うところの「恨」とは、「恨の思想は、相手を責めるのではなく、自分のやられてしまった心をじっと見つめるという自分への思い」なのだそうです。
現状の韓国人を見るにつけて、とても「相手を責めない」という部分には共感できませんが、自分の心の奥底を見つめるという精神だと理解するのが一番適当なのかも知れないですね。
 「恨」の精神を韓国人が持ち続ける限り彼らは何時まで経っても自分たちの作り上げた「日帝」の悪夢から逃れることは出来ないのでしょう。更に、今回のWBCで二勝一敗で日本に勝っていたという「恨」も含めて・・・。
 「恨」まれていることを知ってか知らずか、日本のおばさんたちが“ヨン様〜”なんて騒いでいる気が知れないね・・・。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5他
撮影枚数71枚