あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年3月18日 (土) 旧暦2月19日友引

- ポーちゃん大サービス -

日記


『今朝の浅草』
 観音縁日の今日はとっても爽やかな朝になりました。とはいえ、爽やかなのは天気だけで、あほまろはと、いうとまたまたやってしまいました。昨夜は雑誌の締め切り、原稿の最終チェックで少々遅くなってしまい遅めの夕食でした。いつもは晩酌に焼酎のお湯割を少々嗜んでいるのですが、女房に高級日本酒を見せられると、ついつい手が出てしまったのです。ちょっと前まで落語の話題をまとめていたこともあって、噺家がお酒を飲む時の仕草を思い出してしまったのがいけなかった・・・。
 落語でお酒を飲む仕草、喉を鳴らしながら、グィグィグィっとまるでビールの一気飲みのように美味しそうに飲んでいるのです。それを実際にやってみると、噺のようにはいかないのが世の常。グィグィグィ、喉を鳴らしながら飲んでしまうと、急性アルコール中毒というか、体中がパニックですよ。瞬時に酩酊・・・。やっぱし焼酎が良かったよ、なんてまたまた手が伸びるか・・・。
 てなわけで、今朝の目覚めは最悪でした。爽やかな春の朝が爽やかじゃないんです。でも、あほまろ以外は爽やかな春の日射し、久しぶりに女房とポーちゃんも大満足でしたよ。それでも、喜んで走り回るポーちゃんの写真を中心に撮ってあげましたが・・・、帰ってからいつものようにモモちゃんのアップを、あらっ、肝心のモモちゃんのアップを撮るの忘れてまった・・・。
 二日酔いは辛い、そんなの百も承知です。せっかくの爽やかな朝をみんなと一緒に爽やかに過ごすためには、今日から酒を止めるぞ〜!観音様に誓ってきました。
   
   

 浅草公会堂がすっぽりとシートで覆われてしまいました。内部の大改装と思っていたのですが、外壁も直すのですね。完成は6月と書かれているので、今年の三社祭はこのままの状態なのでしょう。オレンジ通りを渡御する御神輿の背景としてこの公会堂前がとっても絵になったのに残念です。
 爽やかな朝でも爽やかでは無いあほまろですが女房と犬たちが爽やかなので、早めに帰りたいあほまろを余所に、ちょっと足を延ばそうなんて言い出すしまつ。観音裏から言問通り、ひさご通りと歩いてきました。
 ひさご通りは、今月末から開催される「ひさご通りまるごとフェスタ2006」のポスターが並んでいます。実は、あほまろがこのポスターのデザインをプロデュースしたのです。レトロ感を出して欲しいとの要望で、全体に彩度を落として文字を浮き出そうと試みたのですが、ちょっと地味でしたかね・・・。背景に使った写真は、大正時代の浅草十二階と国技館が並んだ絵葉書です。その当時のひさご通りは賑やかだったのでしょうね。
 「ひさご通りまるごとフェスタ2006」は、3月31日(金)〜4月2日(日)まで開催されます。様々なイベントや抽選会など、とっても力が入ったイベントですよ。期日が近付いたら、詳細はホームページで。

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『今朝の雷門』
 今日は「観音縁日」です。浅草寺本堂前では午後から二回、「金竜の舞」が奉演され、夕方からは浅草神社の御神輿を観音堂に安置する「堂上げ」が行われるのです。夕方からは大勢の見物客が見守る中、今年初めて三基の本社神輿の登場です。同時に、仲見世通りには燭台が並んだ「慈灯の道(じとうのみち)」が、本社神輿の一夜奉安を慶祝するのです。今夜の雷門前は遅くまで賑わっているのでしょうね。
   
 目の前を「富山のくすり」の宣伝が描かれた都営バスが通って行きます。300年以上も前から配置用として全国の家庭で愛用されている「富山のくすり」ですが、薬の安売り店の乱立で家庭配置用はどんどん姿を消しているようですね。でも、なんとなくレトロで懐かしいパッケージ。あほまろは富山に行くたびに買い集めてしまうんですよ。でも、もったいなくて開封できない、ってことは、「富山のくすり」は、くすりの役割を果たしていないのかもね。確か二日酔いに効く薬もあったっけ。あったとしても、期限切れだろうな・・・。バスを見ながらそんなこと考えてしまいました。
   
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『今朝の一写』
 影は不思議ですね。自分の動きをそっくり真似て写してくれるのです。当たり前のことですが、こんな長い影で遊んでいると、とっても新鮮な映像に見えてくるのです。先日、影絵を描いている作家の方から、山口ケーブルビジョンで影絵をネットでも公開しているとの情報を得て、さっそく拝見しました。その中で、山口県下関の赤間ヶ関に伝わっている「琵琶法師芳一」の不思議な話を、小泉八雲が「耳なし芳一」として世に発表した有名な怪談の影絵も公開されています。また、最近では影絵を専門に見せる劇団も存在しているようですね。
 豊富な色を使った表現が氾濫する中、物語を陰陽で表現することができる世界、世のなかの事象がすべて、それだけ独立してあるのではなく、陰と陽という対立した形で世界ができあがっていると考える原理が陰陽です。影絵での表現、まるで「陰陽五行説」にも通じるところが有るかのように「明るく軽い気が陽の気をつくり、火となる。暗く重い気は陰の気をつくり、水となる」、モモちゃんを相手に暫し影の世界で遊んでみました。
 子供の頃の春の暖かい日、みんなで白壁に両手を使って様々な模様を写し出して遊んだ記憶も蘇ってくるようでしたよ。
  
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『今朝の境内』
 嵐の前の静けさかな。今日はこの広場いっぱい人が集まるのでしょうね。
   

 毎年3月17〜18日は「鎮護堂」のお祭りです。明治16年に祀られた鎮護大使者は、火防・盗難の禍を除け商売繁盛をもたらすとされているのですが、ここでは何故か落語家や歌舞伎俳優などの芸人の信仰で知られているのです。
   
 本殿正面には、おたぬきさまの行灯が飾られ、境内には所狭しと地口行灯が奉納されておりました。
   
   
 弁天山のサトザクラが散り始めました。これが完全に散ってしまう前にソメイヨシノも開花するのでしょうね。
   
 浅草神社境内の「定点観測」ソメイヨシノです。確実に昨日よりも開いていますね。この調子じゃ、気象庁が発表した22日の開花宣言が当たりそうです。今年、4月2日(日)あほまろも企画に参加している「隅田川リバーサイド天国
のイベント。それまでソメイヨシノが持ってくれたら良いのですが・・・。
   
   
 六角堂のシダレザクラ。こちらも昨日よりも芽が膨らんでいますね。 
     
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 商売をされている方は、様々な告知を必要とします。下の写真のお店は言問通り沿いの本屋さん、浅草や下町を中心とした書籍を販売していることで人気の有るお店です。ここの特徴は、まるで電車の吊り広告のようなコメントを独自に張り出しているのが楽しいのです。いつも、なんとなく総てを読みたくなってしまうんです。
   
 こちらは、「会員制・・・です」。ここの会員になるにはどんな資格が必要なのでしょう。会員になりたい方はそんな疑問を持ちませんか。全国どこでも見かける「会員制」の看板、本音は暴力団避けのようですね。あからさまに「暴力団関係者はお断り」なんて書くわけにもいかないし、会員資格は暴力団以外の方ってことなのでしょうね。
 それにしても、「・・・です」、とっても謙虚な表示にここのご主人の人柄が出ているのでしょうかね・・・。あほまろは入ったこと無いお店、一度入ってみようかな・・・、あ、あほまろは酒やめたんですよね。
   


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5他
撮影枚数83枚