『今朝の浅草』
いや〜昨日の日記で、積雪量をぴったり当てたと気象庁をちょっと誉めすぎてしまいましたね。その後が悪かった・・・。“最高気温が１７〜８度まで上がるので、明日は薄着でお出かけしても良いでしょう・・・”、どこのテレビ局の気象予報士が同じようなことを言っていました。結果は６〜７度までしか上がらない寒い一日だったのです。
その根拠は気象庁が発表したデータだったようです。説明によると気象庁のコンピュータが描いた天気図を、係官が予想も含めて書き直す。そこにちょっとしたミスがあったようです。各局の気象予報士もコンピュータの元データと気象庁のデータを係官と同じように分析できる立場にあるのですが、誰もそのミスに気付かずに気象庁の係官の予報を鵜呑みにしてしまったってわけ。
そんな体たらくな気象予報士、昨夜の天気予報のコーナーでは、誰も謝ることもなく、というかその話題には一切触れずに終えてしまいました。これじゃまるで、気象予報士もバラエティ番組のタレントと何ら変わるところが無いじゃないのかな・・・。
最近の若者に見られる独りよがりの偽善行為。これもみんな無責任なバラエティ番組の中で、意味の無い価値観をあたかも世のためと思わせる演出が諸悪の根元なのです。気象予報士は厳しい国家試験を通過した者だけに与えられる資格のはずです。今回の間違いで、どこのテレビ局も気象庁の係官が作成したデータを面白おかしく喋っていたってことを暴露されてしまったってことですよ。
今朝の富士山はぼんやりと見えています。こんな日は暖かくなるのです。今朝の散歩も日向を歩くとポカポカ暖かい陽気です。こんな日のモモちゃんの足取りも軽やか。今日こそ今年一番の暖かさになるのじゃないでしょうかね。
先月の新春浅草歌舞伎を最後に、「浅草公会堂」が５ケ月間の改修工事に入りました。台東区では、この他にも上野の「下町風俗資料館」も改修工事のため閉館しています。公会堂は、舞台周りの改修を名目に行われるようです。また、資料館も老骨化などを理由にあげていますが、実態は健在に含まれているアスベスト（石綿）の除去のようです。
一時は時代の寵児のように持て囃され、断熱材として総ての建築物に使用されていた当時の日本のアスベストの消費量の累積は、１９９０年代にドイツを抜き、米国に次いで世界第２位になっているそうです。公共建築物の石綿除去は地方債で賄う特例規定を設けているようですが、個人住宅はいったいどう対処したら良いのでしょう。
あほまろの知人も屋根裏や壁の隙間にも大量もアスベストが使われてりのが見付かったそうです。それを撤去する業者が持ってきた見積、まるで足下を見るような高い工事費だったそうです。業者の方が言うには、業者だって、危険でやり手が居ない工事なので高くなる。困った問題ですね。
日本では、まだまだアスベストを使った建物が多く存在します。政府も、石綿による健康被害者を救済する石綿新法案と、除去と無害化を進めるための関連４法改正案が参院本会議で賛成多数で可決、成立させましたが、内容は、中皮腫（ちゅうひしゅ）や石綿が原因の肺がん患者に医療費、その遺族に特別遺族弔慰金などを支払う新法「石綿被害者救済法」がメインなのです。個人住宅など、もっと補助金を考えてもらわないと、いつまでもアスベストが残ってしまうのですよ。
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『今朝の雷門』
変化を求める方がおかしいのでしょうね。昨日の雪は瞬時に溶けてしまったようで、いつもと同じ佇まいの雷門です。
雷門の先はご存じ仲見世、途中で交差する新仲見世もご存じでしょう。その新仲見世では、明後日、真冬のサンバカーニバルが開催させるようです。確か昨年も小雪が舞い散る寒い日に、あの格好のお姉ちゃんたちが新仲見世をサンバのリズムで行進してましたよ。第一回目の開催は正午から、確か第二回目は２時ころでしたかね・・・。
季節はずれのサンバカーニバル。みなさんもご覧になりませんか。
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『今朝の一写』
竜神様から水が出るお水舎の真ん中に鎮座する、高村光雲原型作､津田信夫鋳造、「沙竭羅龍王像(銅造)（しゃらりゅうおうぞう）」です。この銅像は、明治36年(1903)東京市が観音裏広場に造った噴水池のために造献したものが、戦後この場所に安置されたのです。
観音裏広場で人々の憩いの場所として親しまれた噴水池。その中心に沙竭羅龍王像が立っていたのです。（明治３７年製の絵葉書：あほまろ所蔵）
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『今朝の境内』
今日は針供養です。午前１１時からの式典の後、使い古した針を持ち寄ったみなさんが、用意されたお豆腐に刺して供養するのです。
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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
昨日の日記で、ペンキ絵師の土橋さんの消息を訪ねたことろ、大勢の方からメールを頂きました。その中で、実際に土橋さんとお会いになってくれた方もいらっしゃいます。その方によると、土橋さんは船橋の仕事が忙しく、浅草の現場がちょっと遅れているだけでした。土橋さんがお仕事をしている写真も送ってくれました。元気でご活躍されているのを知り、本当に安心ましたよ。早く浅草に戻ってくださいね。
土橋さんの絵が再開されたら、また、毎朝の様子をお届けいたします。
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