あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年1月26日 (木) 旧暦12月27日友引

- 富士山も二日酔い? -

日記


『今朝の浅草』
 東京は晴天の良いお天気になったのですが、いつも富士山が見えている西の方は霞がかかったように濁っています。おかげで、この時期の富士山とは思えないようにぼんやりとした富士山なのです。昨日の朝のあほまろは二日酔い。おかげで、頭の中がボーっとしながら眺めたクッキリスッキリの富士山の姿に励まされてシャキッとなったのです。それに比べて、爽快な気分で夜明けを迎えた今朝のあほまろに見える富士山、ボーっと佇んでいるのです。まさか、まさか、富士山が二日酔いだったりして・・・(笑)。
 すっかり汚れてしまった日本の象徴富士山。「世界遺産」に指定されるにはまだ暫く時間はかかるでしょう。その一足早く、同じく日本の文化遺産である「歌舞伎」は、昨年11月に「世界無形遺産」に指定されました。「伝統的な演技演出様式によって上演されている」のが、受賞の理由です。日本から「世界無形遺産」に指定されているのは、平成13年に「能楽」、平成15年に「人形浄瑠璃文楽」と並び3件めになるのです。
 歌舞伎界では、「世界無形遺産」受賞を記念し、「人間国宝」中村鴈治郎さん(73)が、231年ぶりに坂田籐十郎を襲名したのはご存じですね。昨日、襲名披露公演「寿新春大歌舞伎」を観てきました。
 披露演目は優男の恋をはんなり演じた「和事」の元祖、初代坂田籐十郎の出世作「夕霧名残の正月」。和事を象徴する和紙製の着物「紙衣(かみこ:このお芝居のために和紙で特注した衣装です。今ではきっと、布地で作るよりもお金がかかったでしょうね。)をまとい、新坂田籐十郎が演じる亡き恋人の幻と舞う甘美な姿、歌舞伎座の中では、まだ聞き慣れない“山城屋”のかけ声が飛び交っていました。劇中の口上では、“上方歌舞伎隆盛のため、ますます芸道に精進する覚悟です”、片岡我当さん、秀太郎さんなど、上方歌舞伎の復活に力を注ぐ決意を述べておりました。
 さて、こちら新春浅草歌舞伎は今日が千喜楽です。今年は色々と忙しく、イベントの時など、浅草公会堂でのぞき見程度で残念でしたが、歌舞伎はやはり大きな舞台で観るのが一番ですね。しかし、数年後には歌舞伎座の改築工事が行われる予定、その間の代替え地を探しているとか。浅草でも、平成中村座を常設しようなんて運動も起こっているようです。もし、それが現実となったら、浅草に居ながら本物の歌舞伎を観られるってことになるのでしょうね。実現したら楽しそう。
 それよりも、世界的に知名度の有る浅草の街といっても、地図で観てもさほど広くは無いのです。この際、浅草そのものを「世界遺産」にする。そんなでっかい夢だって、この街なら可能じゃないですかね。
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『今朝の雷門』

 正面からは雪が無くなりましたが、まだ裏側の屋根にはいっぱい積もっています。これも気温が下がらなければ熔け落ちることが無いのでしょう。屋根の下には、一粒の雪も落ちてませんでした。
 正面右側に掲示された看板は、2月3日の「文化芸能人節分会」の案内です。著名文化芸能人多数出場と書かれていますが、浅草寺を訪れるみなさんが一番興味を示す、誰が来るのかは書かれていません。こんな看板に、過去に来られた方々のお名前を掲示し、今年もご期待ください。なんて期待を喚起させて人を集めちゃいけないのかな・・・。
 昨年だって、かつてのアイドル松島とも子さんや子役の達人斉藤こずえさんも来たのですよ。なんちゃんて、かえって書かない方が良いのかも・・・。
   

   
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『今朝の一写』
 「足跡の化石」です。浅草寺境内の地面は凍りついて、人はもちろん、ハトの足跡まで、まるで石のようにガチガチですよ。良く観ると犬の足跡もあります。これって、日中に泥が緩んだ時に付いたのでしょう。いくら蹴っても、かかとで叩いてみても全く崩れない不思議な「足跡の化石」でした。今日の日中、暖かくなったら、モモちゃんを連れて足跡を付けに行ってみようかな。もし足跡保存計画が実現したら、明日の朝の写真に・・・。、またまた、そんなくだらないことを真剣に考えるあほまろ、やっぱりアホなのかな。
  
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『今朝の境内』
 節分会では、文化芸能人とは別に有料参加の豆撒きも行われます。その参加者名簿が張りだされました。聞くところによると、これに参加するには一人5万円ですって。それも、枠に制限が有るので誰もがお金を払ったら参加できるってものじゃ無いそうですよ。いわゆる名士といわれる方々にだけ節分の権利が与えられるってことでしょうね・・・。
 もちろんあほまろなんて、ひっくり返っても誘われることなんて無いので考えたこともありませんけど。そんな浅草の名士が撒く豆喰って、ご相伴に預かる。それは誰にでも出来ることですからね。
   
   
   
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 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 かつて、インターネットホームレスという言葉が流行し、みんな挙ってホームページを創って競っていた時代がありました。ありましたなんて過去形の表現になってしまったのは、現在は個人がホームページなんての持つのは古いそうです。友人が言うには、“現在では、ブロガーじゃ無いと(ブログと言われる日記のページを持つ人らしい)バカにされるよ。”そんなこと言われてしまったので、その翌日から、無料で開設できると書かれていたヤフーブログに登録して公開したのですが、それが重いのなんのって半端じゃ無いんです。それでも、イライラしながら毎朝なんとかこの日記の一部を書き込んではいるのですが、見に来てくれる人は一日10〜20名程度。
 ヤフー
ブログにはランダムブログなんてのが有り、適当に他人の日記に飛ばしてくれる機能も有り、あちこち覗いてみると、みなさん今朝はパン食った、昨夜のみそ汁がしょっぱかった・・・。そのような単なる個人的なものが多いようです。それでも、アクセス数は100件をはるかに超えているってのが不思議です。
 やっぱり、友人が言ってたように、ブログってのにハマっている人が多いのでしょうね。とりあえず意味も判らず、あほまろは毎日、ヤフーの遅さに耐えながら、この日記の冒頭部分をせっせと書き込んでいますよ。お金を出したもっと早いブログも使えるようですが、あほまろには、今となっては時代遅れの、このホームページがありますからね。こっちの方は、自由に思った通りに創れるんですけど・・・。でも、なぜホームページは、時代遅れなのかな・・・。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5他
撮影枚数37枚