あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年1月13日 (金) 旧暦12月14日先勝

- デジカメが有るからね -

日記


『今朝の浅草』
 天気予報では、今日は10度を超える陽気になる。そんなこといってましたが、寒いです。とっても冷たい朝です。毎朝出かける前に考える、“嫌だな〜”、これって口癖になってしまったんでしょうか。毎朝、毎朝、玄関で、“嫌だな〜”
 でもモモちゃんのために、あほまろの日記のために、話題が有っても無くても、行かなければなりません。もちろん今朝も何の話題も無い朝です。寒い日は境内から人影が消えてしまい、出逢うのはいつもの愛犬家ばかり。みなさん、“嫌だな〜”と思いながらもあほまろ同様、愛犬のために歩いて来るのでしょうね。お互いに、それが生き甲斐でもあるからなのでしょう。
 今年は戌(犬)年、浅草神社の絵馬も可愛い犬の絵が描かれ、お願い事にも愛犬にちなんだことも見られます。お正月で14才になったモモちゃん、最近は歯が抜けてしまって流動食でなければ噛めなくなってしまいました。モモちゃんと一緒に続けているこの浅草日記も7年目に入りました。やり続けるからには一括りは達成したい。10年で一括りとしても後3年有ります。それまでモモちゃんとあほまろ、元気で居られるのでしょうかね・・・。
 お正月から設置されていた御神籤売り場も撤去され、寂しくなった境内。いつも優しい顔で我々を迎えてくれる「母子地蔵」さんに、せめて後3年の健康を、お願いして参りました。
------○------
『今朝の雷門』

 寒々とした朝は、とっても静かです。イベントの最中や休日の日中に見る同じ場所とは思えない光景でしょう。普段の雷門は寂しく佇んでいるのです。
 雷門の正しい名前は「風雷神門」、浅草寺の総門、最初は天慶5年(942)武蔵守に任命された、平公雅(たいらのきんまさ)が祈願成就のお礼に寄進。現在の駒形橋の付近に建てられました。鎌倉時代になって現在地に移転し、同時に「風神」「雷神」が奉られたのです。
 その後何度も火災に遭遇し、建て替えを繰り返し、現在の雷門は昭和35年(1960)に鉄筋コンクリートで建立されたものなのです。
 今更ながら、雷門の歴史、何も話題が無かったもので・・・。
   

------○------
『今朝の一写』
 ほとんどのお店から門松が消えてしまった今日も、花やしきの門松だけは健在です。
ここは遊園地、少しでもお目出たい関係を維持していたいのでしょう。江戸時代には茶人、俳人らの集会の場や大奥の女中らの憩いの場として利用された歴史を持つ「花屋敷」も、平成16年に、トーゴ(旧・東洋娯楽機)が会社更生手続きの開始を申し立てたことにより、バンプレストの子会社となって2年目。以前と違った経営方針によって、再び下町の遊園地として注目を集めるようになってきました。
 しかし、バンプレストはバンダイの子会社。今年はバンダイとナムコが経営統合します。それによって、花やしきがナムコの「なんじゃたうん」になってしまわなければ良いのですがね・・・。
   
 下町風情もう一枚
   
------○------
『昨日の境内』
 コメントの必要も無い寂しい境内の様子です。撮影は午前7時15分〜30分頃。
   
   
   

   
------○------
 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 あほまろが毎朝ネットで写真を公開出来るのはデジカメが有ってこそできること、これがもしフイルムで撮ったとしたら、現像を済ませスキャナーで取込む作業が加わり、早くても公開は午後になってしまうでしょう。また、それに費やす時間も計り知れません。仕事ならともかく、趣味でネット日記の公開なんて作業には向きません。デジカメが有るから毎朝続けられているのです。
 フイルムカメラのコレクションが300台をはるかに超える数を有しているあほまろですが、趣味で使っているミノックスという小型カメラは別として、昨年はフイルムカメラを一度も使わずに終わってしまいました。デジカメの技術が向上し、仕事の総てがデジタルで充分になってしまったからなのです。
 それじゃなぜミノックスという小型カメラを使っているかというと、僅か8×11ミリのフイルムに写し込まれるアジに魅力を感じているっていった方が良いのかな。カッキリ、スッキリ、奇麗に写すのは最近のバカチョン(また言ってしまった、これって差別用語なんですって、でもこれに匹敵する適当な言葉が見付からないよ。使い捨てカメラのことでも無いし、誰でも写せるカメラってことかな)カメラだって出来るのですミノックスの映像の中に写し込まれた世界観が好きなのです。下の写真は1938年ラトビアのリガで始めて造られたミノックス最初のカメラで横浜元町の運河を撮った写真。65年前のカメラで撮っても今の風景が写ってしまう、そんな、魅力に取り憑かれているから時々持ち歩いているのです。
   
 今朝の朝刊に驚きの記事が!
「ニコン、フィルムカメラから撤退へ、デジカメに押され」
 1917(大正6)年創業の老舗(しにせ)カメラメーカーのニコンが、フィルムカメラから事実上撤退する。一眼レフ全8機種のうち6機種の生産を順次終了。残る2機種も新規開発をやめる。デジタルカメラに経営資源を集中するためだが、愛好家やプロに愛された往年の名シリーズは姿を消す。(朝日新聞)
 とうとう懸念していた事態がやってきました。ニュースによると、2000年の一眼レフ出荷台数108万台に対し、昨年は僅か14万台に激変、その一方、デジタル一眼レフは160万台に伸びたそうです。売上高に占めるフイルムカメラの割合は3%に過ぎず、撤退を余儀なくなれたようです。
 ニコンに続き、キャノンや他のメーカも残念ながら同じような数字なのでしょうね。世の中、あほまろのような人間が多くなってしまったってことですね。
フイルムカメラの魅力は、趣味の世界で生き続けるのでしょうかね・・・、フイルムの生産はいつまで続けてくれるのでしょうか、そっちの方が心配だったりして。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数41枚