あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年1月3日 (火) 旧暦12月4日先負

- お正月の雰囲気も・・・ -

日記


『今朝の浅草』
 お正月も3日目ともなると早朝から浅草寺を訪れる人もめっきり少なくなってしまいまいました。とはいえ、まだまだ普段とは違う様相の雰囲気が漂っています。それよりも変わっているのは、早朝から開いているお店が有るくらいですから。
 浅草寺本堂内に設置された巨大賽銭箱の中には小銭がパラパラ、特に10円玉が目立っています。まだお札は一枚も見あたりませんよ。それもそのはず、昨日の分は片付けられ、今朝6時の開門から訪れた初詣客が放り込んだだけですからね。境内で破魔矢の屋台を出しているおっちゃん、“今年は人出が多い割に財布の紐が堅いね、おまけに雨だったし・・・”、そんなボヤキも。毎年同じ場所で同じ物を売っているおっちゃんですが、この二日間の売り上げは雨にも祟られ、過去最低だったそうです。“昨年は偽札を掴まされた嫌なことも有ったけど、元旦だけで今年の二日分売れたんだよ”、そうでしたね、昨年のお正月に浅草寺境内の屋台で大量の偽一万円札が使われニュースにもなりましたね。あの時は、新札に変わったばっかりだったので、受け取る方も新旧入り交じって注意が散漫になっていたのでしょう。犯人もうまい心理につけ込んだものです。そういえば、最近旧札を全く見かけなくなってしまいましたね。
 六区の浅草演芸ホール前には大勢のお客さんが並んで開場を待つ側では、NHKの中継車から放送機器の運び出しが行われています。
 本日の午後12時15分から、「初笑い東西寄席」が開催されるそうです。この番組は、東京の浅草演芸ホール、新宿末広亭、大阪のなんばグランド花月、道頓堀B1角座の4か所からの生中継で、落語・漫才・マジックなど、正月にふさわしい顔ぶれによる一流の演芸が披露されるそうですよ。これは絶対に録画しておかなくっちゃね。
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『今朝の雷門』
 昨日の朝とは違って静かな雷門前です。お正月三が日は、この前の通りが全面歩行者天国になるため、雷門正面のガードレールは取り外されたままになっています。昨日の午後からは激しい雨になってしまい、一時は参拝客の列も短くなっていたようですが、今日は晴天で気温も高く、三が日の最終日に駆け込み参拝をする人達で雷門前も混雑するのでしょうね。それにしても道路に散らかった大量のゴミ、清掃員の方々もお正月からご苦労さんです。
   
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『今朝の境内』
 屋台が建ち並ぶ境内、人影はまばらです。昨夜までの汚れを片付ける数名の清掃員の姿だけが忙しそうに動き回っていました。
   
 冒頭にも登場したおっちゃんの屋台ですよ。このおっちゃんだけは毎朝他のお店よりも早く準備を始めているのです。羽子板市では羽根、お正月は破魔矢、ほおづき市ではほおづきと、四季折々売る物が変わります。イベントの無い普段には、団子とかたこ焼きを売っている名物おじさん(安東さん)なのです。今度、このおっちゃんの屋台でも記録してみましょうかね。
   

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『今朝の一写』
 大香炉が横に寄せられ広々として浅草寺本堂前です。こうして見ると敷石も結構痛んでしまいましたね。ここには車は入って来れないので、この傷みの原因は人間の重みだけなのです。三社祭には御神輿と一緒にここを通ると、地面が揺れているのが判るほど緩んでいるのです。浅草寺を中心に浅草には年間三千万人の観光客が訪れます。そのほとんどがこの敷石を歩いているのでしょう。たぶん往復で歩くでしょうから、六千万回も踏まれているって訳なのかな・・・。
 浅草寺支院の影向堂のお庭には江戸時代からの石橋が有ります。以前は歩くことが出来たのですが、最近は柵が設けられ入ることも出来なくなってしまいました。この石橋の地面部分が相当にへこんでいるのです。これもやはり長年かけて人の重みで削られていったのでしょうね。
 あほまろは、このように使い込まれた石とか金属の景色がとっても好きなのですよ。

   
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『今朝の街並』
 雷門通りには、昨日から始まった新春浅草歌舞伎の垂れ幕が連なっています。でも、今年は出演している中村獅童の人気でチケットは発売と同時に売り切れてしまったとか。興行的には大成功で宣伝の必要は無いのでしょうけど、初春の雰囲気を醸し出すためにこんな宣伝は続けて欲しいですよね。
   

 昨日の日記でも紹介した、出演者による鏡割の前のご挨拶です。
   
 新春歌舞伎が行われている浅草公会堂。
   
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 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 みなさんの初夢は如何でしたか。あほまろは昨年末にえんじゅの会の方からいただいた宝船の絵を枕元に置いて寝たのが功を奏し、とっても良い夢を見ることができましたよ。内容は個人的なことなので内緒ですが、故郷北海道の真っ白な雪景色に真っ青な青空が広がる中での物語が総天然色で繰り広げられたのです。今年は良い年になる予感かな。
 もう一つ余談ですが、昨年の時間はいつもより1秒多いってこと知ってましたか。12月31日の23時59分60秒ってのが有ったのです。そう、うるう秒だったってことです。4年に一度のうるう年は有名ですが、それだけじゃ地球の自転を調整することが出来なくなったので行われているのです。地球の自転は、100年で1日あたり0.001秒程度微妙に遅くなっているために、およそ7年に一度の調整が必要ってわけ。
 あほまろは電波の腕時計を持っています。これって基本電波を受けて全く狂わないのが売りの時計なので、この瞬間をじ〜っと見ていたのですが、一秒早送りすることはしなかったのです。おまけに、朝になっても一秒遅れたまま、しかたがないので手動で電波を受けさせ、ようやく一秒の誤差を解消してくれたのでした。たった一秒といっても、時報と合っていないと電波時計を持っている意味が無いので・・・。あほまろって些細な所に結構拘る性格なのかな・・・。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数77枚